新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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未来と迷子前編

「確かこの辺に・・・いた」

 

 

輸送任務の翌日未来は学校を休む事となった。その理由はフィーネが捨てた少女を助けたからだ。

 

 

「よかったよ、同じ場所にいてくれて」

 

 

そう言って未来は少女をフラワーの2階に運ぶ。

 

 

「おばさんすみません急に2階の部屋を借りて」

 

「良いわよ気にしないで、未来ちゃん。未来ちゃんの連れて来た子もわけありでしょ?」

 

「はい」

 

 

「しかしこのご時世に道端で倒れるなんてね」

 

そしてフラワーの店長は未来に2階を自由に使っていいと言って、お店の開店準備の為に1階に降りていく。

 

 

その頃グレース達は・・・

 

 

「それでちゆちゃん。これから私達はどうするの?」

 

 

「とりあえず直哉君の治療がある程度すまないと、どうしょうも出来ないわね、トワさんやレイさんも通信を繋げない位だから」

 

 

「ええ――」

 

「恐らくトワさんはシンフォギア世界に、関わりたくないみたいだし」

 

 

「そうなんだ」

 

 

「ええ、直哉君の治療が終わるまでは、未来さんと響さんに動いて貰うしかないわね」

 

その時ひなたとアスミが部屋に来た。

 

「ああ、グレース起きたんだね。よかったよ」

 

 

「そうですね、今、直哉の治療を早める為にプリキュアのままなんですよね」

 

 

「そうみたいだけど、恥ずかしいな」

 

「そんな事無いですよ、のどかも響も、雨宮さくらさんも守護者としてやってますよ」

 

 

「アスミちゃん」

 

「私も色々娯楽と言う物を桜花さんに教えて貰いましたね」

 

「へえ、そうなの」

 

 

「ちなみに、教えて貰ったのは?」

 

 

ひなたがアスミに聞く。

 

「そうですね、サッカーとか、釣りですね」

 

「「「え、釣り」」」

 

「確かに釣りも娯楽と言えばそうだけど・・・直哉っちのお母さんしぶ過ぎる選択が」

 

「でもアスミの事を考えれば釣りと言うのも悪くないわよ」

 

 

「確かに、人に見られる可能性が低いもんね精霊と言う部分は」

 

 

グレース達が話している頃未来は・・・

 

 

「うーんここは?」

 

 

「あ、起きたよかった」

 

 

「お前は融合症例の友人の・・・どうして私を助けた?」

 

 

「それは、あんな所で倒れている貴女がいたからかな」

 

 

「そうか、なら私はもうすぐ剣のシンフォギアのいる所の連中が来るな」

 

 

「ああ、それってもしかして、響が協力してる人達の事?」

 

 

「ああ、そうだ」

 

 

「その人達なら来ないよ」

 

 

「はあ、どういう事だよそれ」

 

「実はね、私と響は貴女が戦っていた組織とは別の組織に所属してるの?」

 

「その組織の目的は貴女が持つ物を奪う為に向こうと協力してるわけじゃないよ」

 

 

「その出来事が起きないと困るからね」

 

 

「何なんだよそれ?」

 

「じゃあ、あの立花響はその出来事を起こす為に奴等に協力してるのか?」

 

「そうだよ」

 

 

「凄いなそこまで自分の意思を貫くとは」

 

 

「まあ、響だしね」

 

 

「それって褒めてるか」

 

「うんそうだよ」

 

ウ――ウ――

 

その時警報が鳴った。

 

 

「何だこの音は?」

 

「?知らないのこれはノイズ発生警報だよ」

 

!!

 

 


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