すこやか市の森林公園・・・
「さてここなら話せますね貴女が、雪音クリスさんですね」
「ああ、そうだ一体ここはどこなんだ?」
「ここは僕達の仲間の世界の1つです。雪音クリスさんにとっては異世界となりますね」
!!
「異世界だとーー」
「そうです。貴女の世界シンフォギア世界でこれから話す事は少し危険なのでこちらに移動しました」
「成る程、私がフィーネ側にいた事を知られるのを避ける為か?」
「いえ、違いますよクリスさん」
「何?」
「別に僕達はクリスさんやフィーネ側との関係がばれても問題は無いんですよ」
「じゃあ何で私もここに連れて来た?」
「それは、未来さんがこう言ったからですね」
「お前は融合症例の友人の・・・どうして私を助けた?」
「それは、あんな所で倒れている貴女がいたからかな」
「そうか、なら私はもうすぐ剣のシンフォギアのいる所の連中が来るな」
「ああ、それってもしかして、響が協力してる人達の事?」
「ああ、そうだ」
「その人達なら来ないよ」
「はあ、どういう事だよそれ」
「実はね、私と響は貴女が戦っていた組織とは別の組織に所属してるの?」
「その組織の目的は貴女が持つ物を奪う為に向こうと協力してるわけじゃないよ」
「その出来事が起きないと困るからね」
「何なんだよそれ?」
「じゃあ、あの立花響はその出来事を起こす為に奴等に協力してるのか?」
「そうだよ」
「こういう形で、僕達の事を知る人はいますのでそれについては問題ないのですけど、シンフォギア世界の国の政府が良からぬ事をする可能性があったのでこちらで話しますね」
「良からぬ事だとそれはどういう意味なんだ?」
「あのままシンフォギア世界でこれから話す事を云った場合クリスさんは、全世界の国から捕まえるように指示を出されるように、なっていた可能性があるんです」
「クリスさんのして来た事も、全て僕達特殊遊撃部隊のせいに事実を曲げられて、シンフォギア世界で起きるノイズの被害も全て異世界からの侵略と公表されるのを避ける為です」
「馬鹿なまがりなりにも、響達が侵略をするなら既に侵略されるだろ?私達の世界は?」
「ええ、現時点では1つの国を堕とすのにさほど時間はいらないですね。武力では」
「ですが、デュランダル輸送任務の時のように僕達の敵対する者達がはっきり貴女達の前に出たらどう思いますか?」
「あ、確かにそうだなお前達を知る者たちはこの世界を守る為と理解するだろうが、それを知らなければ両社とも侵略者と考えられるかも知れないな」
「それに、シンフォギア世界に現れた僕達の敵が出たので、仕方が無い部分もありますが、シンフォギア世界には衝撃だった筈ですよね」
「確かに、響のシンフォギアもああいう怪物が相手なら納得したよ」