新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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今回の話には以前こちらでも投稿していた作品サクラ大戦来訪者は私の幼馴染の中で登場していたクロスオーバー作品の1つである魔法少女リリカルなのはの世界についての話が出ます。

ご了承下さい。


薫と直哉2

「成程、ロストロギアかそんな危険な物がある世界と君達のお父さんの世界が関りを持ったのは、偶然だったんだね」

 

 

「ええ、ですがミッドチルダに存在する時空管理局と言う組織にとっては高町なのはが、私達のお父さんの世界に干渉した事が許されない行為だったようですね」

 

 

それは何故?」

 

「それは・・・」

 

薫が話し出す。

 

 

 

「ごめんください」

 

 

「こちらに高町なのはさんはいますか?」

 

「はい、すいませんけど高町なのははいませんが」

 

売り子である高村椿が、応対している。

 

 

「変ですね」

 

「母さん違うよ、すみません。高町ではなく紫藤なのははこの劇場にいますか?」

 

「ああ、支配人の妹さんの事ね、いるわよ」

 

 

「あ、丁度来たみたいだね」

 

「やっぱり、リンディさんと、クロノくんかあ」

 

 

「なのはさん!!」

 

「なのは」

 

「良かったわ、なのはさんが見つかって、さあ帰りましょう」

 

「なのは?」

 

「・・・嫌、私帰らない。この世界にずっといたい」

 

「!!なに言い出すんだ、なのは?なのはの帰りを待つ、家族がいるのに?」

 

「もう私は、高町なのはじゃない、紫藤直哉の妹紫藤なのはだからーーー」

 

そう言って、なのはは2階に上がった。

 

「リンディさんでしたね、支配人室で、話をしませんか?」

 

「ええ、そうですね、なのはさんがお世話になった、あなた達には伝えないと、いけませんからね」

 

4人は、支配人室に向かった。

 

支配人室・・・

 

 

「改めて紹介しますね、僕は紫藤直哉。この劇場の支配人をしています」

 

「そして彼女が、真宮寺さくらです」

 

「私はリンディ・ハラウオンです」

 

「そして、息子のクロノ・ハラウオンです」

 

「どうも」

 

4人は、それぞれ自己紹介をした。

 

「それで、貴女達は、なのはとどういう関係なんでしょうか?」

 

 

「私達は、なのはさんと同じ職場で働いてる者です」

 

「ええーーなのはちゃん。まだ14才ですよ、そんな歳で働かせるなんて」

 

「別に、僕達の世界では当たり前だが」

 

さくらが強い口調で言うと、クロノが反論した。

 

「さくらちゃん、落ち着いて」

 

「でも、直哉君」

 

「いいから任せて」

 

 

「クロノもですよ」

 

「母さん」

 

「それで、なのはを無理やり連れて行くんですか?」

 

「当たり前だ、そうしないと、僕と母さんが、こんな所にまで来た意味がない」

 

クロノはそう言い切った。

 

「成る程、それでも言う事を聞かないのなら、魔法で強制連行を考えてるね、クロノ君

 

 

!!

 

!!

 

リンディとクロノは直哉の言葉に驚きを隠せないでいた。

 

「それともう一つ確認しますが、貴方たちは、もしかして時空管理局と言う組織の一員じゃないですか?」

 

「確かに、私達は、時空管理局に所属しています。でも何故、直哉さんがその事を知ってるんですか?」

 

「なのはから聞きました。貴女方が来る前に」

 

「成る程」

 

「僕達の意見としては、なのは本人が帰りたいというのなら、問題はないんですが、本人の意思を無視するのなら、僕達は家族を守ります」

 

「そうですか、わかりました」

 

クロノ今日は帰りましょう」

 

「しかし母さん」

 

「この一件で、迎えに来たクロノという少年はお父さんとお母さんや帝国華撃団に襲い掛かる事もありましたね、黒鬼会と手を組んだりしていたみたいです」

 

 

「勿論その当時の記録は、ミッドチルダには残されていませんでした」

 

 

「それは何故?」

 

「時空管理局にとって都合の悪い記録だからですよ」

 

 

そして薫が話を続ける。

 

「何故君達は僕達の邪魔をする?僕達は犯罪者を連行したいだけなのだが」

 

「君は直哉達が犯罪者とでも言うのか?」

 

「ああ、そうだ、彼らはことごとく、僕達の邪魔をしたからな、逮捕して、我等の手駒として死ぬまで、使うのさ。そこにいる哀れな人形フェイトのようにな」

 

「クロノ君貴方どうして、そんなことが出来るの?」

 

なのはがクロノに問いかける。

 

「高町なのは、僕は君を絶対許さない、そして君が、この世界で大切にしている者を僕は、壊す事に決めたのだから」

 

 

!!

 

「そ、そんな」

 

(それじゃあお兄ちゃんやさくらさんがこんな事になったのは私のせい)

 

 

「それは絶対に違うでなのはちゃん」

 

その時上空からやって来たのは、八神はやてと、守護騎士の4人だった。

 

「はやてちゃん」

 

「はやて何故勝手に出てくるんだ」

 

「嘘、はやてちゃんまさか・・・」

 

「ごめんななのはちゃん、うちはまだ管理局の一員なんよ」

 

「まあいい出てきた以上、仕事をしてもらうぞはやて」

 

「わかっとる、ヴィータなのはちゃんに攻撃するんや」

 

「あいよはやて、覚悟はいいか紫藤なのは、兄妹仲良く管理局のペットになれよ」

 

「いやそれだけは絶対に嫌、フェイトちゃんも、お兄ちゃんもお姉ちゃんは私が守るもん」

 

!!

 

 

「ヴィータ今や」

 

「おう」

 

「スターライト・・・ブレイカーーーーー」

 

ヴィータは上手くなのはの背後を取り、スターライトブレイカーの射線上にクロノを入れた。

 

 

「なッしまったーーーーー己はやてまでもが裏切るとは覚えておけよ」

 

そう言いながらクロノタチ管理局全員撤退した。

 

「なっクロノと言う少年が、人を操り君達の両親を襲ったのか?」

 

「ええ、時空管理局にとって最大の汚点となったんですよ。クロノと言う存在を消したいからですね」

 

 

「成程ね、時空管理局にとってはクロノと言う少年は存在してほしくない人物になっていたんだ」

 

 

「そして私達が生まれた直後私達は、時空管理局が再編されたミッドチルダに住むことになったのです。復讐者に堕ちた紫藤直哉によって私達の両親が殺されたからです」

 

 

 


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