「ですけど、この件に関しては僕個人での決定するには、無理なんですよ」
「どうしてなんだ?」
「それはクリスさんが、あのシンフォギア世界の住人だからですよ」
「「「「あ、成程」」」」
「いいですかクリスさん僕達のいる融合世界は裏の世界と言われています」
「裏の世界とは、どういう事だ?」
「原作世界が表の世界と言われています」
「それがどうしたのか?」
「そうですねここにいるクリスさんは表の世界のクリスさんの鏡に映る存在と考えますね」
「ああ」
「現状のクリスさんの状態は表の世界のクリスさんからしたら鏡を見ても貴女がいない状態なんですよ」
「ああ、そうだな私は今、お前達の言うシンフォギア世界にいないからか」
「そうですね」
「そしてここにいる。グレースさん達にも表の世界がありますが、彼女達の表の世界はある事故により融合世界に隣接する世界となりました現状では」
「そんな事があったのか?」
「ええ、ありましたねですがクリスさんの場合はそう言う特例では無いので、シンフォギア世界内での協力者と言う感じが僕の現状出来る最大の譲歩ですね」
「そうかわかった」
「期待に沿えなくてすいません。クリスさん」
「いやそう言う事情があるのなら仕方ねえよ。確かに響も積極的に二課の連中と行動をしてなかったのも紫藤直哉の説明と関係するんだろ?」
「ええ、特殊遊撃部隊の響さんと未来さんはクリスさんとは違う並行世界の2人なんですよ」
「そういう事かつまりこいつは代役と言う事なのか?」
「そうですよ。シンフォギア世界の世界には、立花響と小日向未来の2人がいないのはまずいですので」
「成程、響お前と戦えるのは私達の世界の立花響が見つかるまでか?」
「ううん、違うよクリスちゃん。クリスちゃんちゃんも見たよねワイズマンを」
「ああ」
「私達の仕事は融合世界の内部の敵がその世界のバランスを崩したりする時に介入したり、外の世界からの侵略に対する対応とかね」
「おいおい外からの侵略なんてあるのかよ?」
「ええありますよ今後増えると思いますよ。確実に」
「まじかよ・・・」
「それってやっぱりあれかな?」
「ええ、多分ね」
「うん、ブルーとの繋がりもあったし」
「16番目のプリキュア世界の敵の事ですね」
直哉とクリスの話を聞いていた、プリキュアの4人がそう話す。
「直哉っちの叔父さんもう戻らないのかな?」
「正直難しいと思うわ。まなつちゃん達の世界でも自分の意思を持って、敵対してたから」
「ですが今は、目の前の問題を解決するべきと思いますよ」
「「「そうだね」」そうね」
その頃シンフォギア世界では・・・
「旦那、私達はこれからどうしたらいいんだ?」
「すまん奏政府の方からは、待機せよの一点張りでな」
「何だと!!防衛大臣が、殺されただと?本当かあおい」
「はい、昨日の夕方に何者かに殺されたみたいです」
「報道関連はどうなっている?」
「政府がストップをかけています。まだ、異世界関連で盛り上がっていますからね」
「まさかと思うが、政府はこの件も彼等にするつもりか?」
「まあ、仕方ねえよ防衛大臣が死んでから紫藤直哉達の事に触れると死人が出るようになったからな、それも世界各国の政治家がターゲットのように」
「そうだな」