のどか達が帝都観光に行く前の大帝国劇場地下司令室では・・・
「すまねえなリィン君君まで呼んだわけではないが」
「気にしないで下さい。俺としても短期間と思いますがこちらの世界の敵も少しは知っておきたいので」
「米田司令今回俺達を集めたのは黒之巣会に動きがあったんですか?」
「ああ、そうだ大神。あやめ君詳細情報を頼む」
「はい司令」
そしてあやめは話し出す。
「実はね、今回の黒之巣会の動きは、一般市民からの通報から得られた情報なのよ。それによると深川にある廃屋の周辺に夜な夜な黒之巣会の魔装機兵が出現しているらしいの」
「何ですって」
「最悪な事態にはなってないが怖いと言って私達の方に連絡をしたらしいの」
「それは当然ですわね。市民の方からしてみれば恐怖の対象でしょうし」
「そうねすみれ、今回の黒之巣会の動きは市民の協力があって判明したのは忘れてはならないわ」
「そうですわね」
「それでは司令今回の花組の任務はその廃屋の調査となるんですね?」
「ああ、そうだ。調査偵察は本来花組の任務ではないが、黒之巣会の目的を知る上で必要と俺が判断をした」
「わかりました。直哉さんにこちらから連絡しておきます」
「「「「「「隊長」」」」」」
花組隊員全員が大神の言葉に驚いていた。
その中でもすみれが強く反応をした。
「少尉、こんな偵察任務にあの人達の力が必要なのですか?」
「それはこれはあくまで一つの可能性に過ぎないが俺は黒之巣会とノイズを操る者は協力をしていると思っている」
!!
「大神その根拠はなんだ?
「それは先日の戦いの時に感じた違和感です」
回想・・・
「くそーこの状況でノイズまで出てくるとは」
「あれがノイズかあ、あたい始めてみるけどノイズにとっても巨大植物は敵なのか?」
「恐らくな、カンナ」
「ちょっと直哉君ノイズまで出てきたわよどうするの?」
「エステルさんヨシュアさん貴女達のSクラフトなら小型ノイズは倒せるでしょう響さんが来るまで持たせてください」
「やるしかなさそうね。ヨシュア」
「行くよエステル」
「食らいなさい鳳凰烈波」
「ファントムブレイド」
そしてエステルとヨシュアのSクラフトが小型のノイズ15体を一掃した。
!!
「「「「「「「ええー天使以外の人間がノイズを倒したーー」」」」」」」
回想終了
「俺たちはあの時エステルさん達がノイズを倒したことに驚いてノイズが魔装機兵と協力してあの植物を攻撃していたのを俺達は忘れていた」
「そう言えば魔装機兵がノイズと戦うのは見たことがないわね」
大神に続きマリアもそう言う。
「だから協力してもらうのさ」
「大神それは出来ない」
「何故ですか?」
「これ以上彼等に頼ると俺が上から帝国華撃団が不要と考えている連中が騒ぎ出すからな。俺としてもそこをおさえるにも帝国華撃団が単独で戦う実績が必要がある」
「わかりました。偵察のメンバーは誰が?」
「ああ、そうだったな。メンバーは大神、すみれ、カンナの三人に任せたい」
「ええーーカンナさんとなんて最悪ですわ」
そして話し合いが終わった後・・・
「さくらとアイリス少し良いか?昼頃直哉と異世界の女の子が劇場に来ることになっていてな二人にはその子達の相手をしてほしい」
「わかりました支配人」
「わーいひなた達がくるんだ楽しみだよ」
そして偵察に向かう大神達は大帝国劇場を出発した。