帝国軍部では・・・
「ほうほうこれはいい機体だ、何より維持コストが格段に安い」
「ありがとうございます。これを機会に、わが社ダグラス社をよろしくお願いします」
「ああこちらこそだ」
こうして、帝国陸軍とダグラス社の軍事協力が、決定した。
「おいおいこの音声データはどこで手に入れた?」
「安心して下さい米田さん。この音声データは融合世界の物ではありませんよ」
「これは帝国華撃団及び、巴里華撃団が存在する並行世界の音声データとなります」
「融合世界の時間軸としたら、少し未来の出来事となりますね」
「そうか・・・よかったぜ、老人達にそう言う繋がりがあるかとひやひやしたぜ」
「まあ、こちらでも起きないとは限らないんですよね」
「そうなのか?」
「ええ」
「それに、直哉君帝国華撃団がある並行世界に行った時に過去の記録を見たけど、大神さんが巴里に着く前に行方不明になる事は記録になかったよね?」
「そうですね、響さん」
「何だと!!融合世界で初めてなのか?大神の行方不明事件は」
「「はい」」
「ですので、身内関連の場合は、先ほど言った老人達の関与がある可能性ですけど、僕は可能性が低い考えています」
「それは何故だ?」
「普通に考えて老人達の仕業なら国内ですると思いますよ。まだ自分達の力が及ぶね」
「まあ確かにな」
「後大神さんの行方不明事件が、公になれば国際問題に発展する可能性がありますよね?」
「ああ、そうだな少なくとも、巴里と帝都で戦争までとは言わんが、いろんな問題が発生するだろうな」
「そう言う面倒な事を米田さんから見て、老人達がすると思います?」
「確かに老人達がしても得は無いだろうな」
「ええ、ですから可能性が低いと思っています」
「なら・・・大神を行方不明にした連中は誰なんだ?」
「それは、調査をしてみないとわからないですけど、少なくとも僕達の特殊遊撃部隊が戦う相手の仕業とも考えて置く必要もあるかもしれませんね」
「成程」
「それで米田さん検査入院はいつからですか?」
「ああ、それは明後日からの2週間の予定だ」
「そうなのですね」
「それなら、明後日から2週間僕が通えばいいんですね」
「ああ、仕事の中身に関しては、かえで君に聞いてくれ」
「わかりました」
「それでは米田さん僕達は、これで失礼します」
「ああ、暫くの間劇場を頼む」
「はい、響さん行きましょう」
「うん」
そして直哉と響は、大帝国劇場を後にした。
帝都市内にて・・・
「直哉君大神さんの件トワさんとレイさんに手伝って貰う?」
「ええ、響さんはこのまま、管理者の神殿に直接言ってトワとレイに、報告してください」
「・・・直哉君良いの?私達見られてるけど」
「大丈夫ですよ」
そして直哉は響と別れ直哉は自宅に帰った。
管理者の神殿にて・・・
「「はあ――大神が行方不明ですって」だとーー」
「ええ、米田さんが言ってました」
「わかったわ響こちらでも調査するわ」
「ありがとうございますトワさん」
「響貴女は直哉に報告してね」
「はい」
響は中心世界に戻って行った。