その頃帝都某所では・・・
「まさか、16番目のプリキュア世界から中心世界に戻って来て早々に、イヨお前が、俺と接触するとはどういうつもりだ?」
「久しぶりね紫藤隼人、今回はブルーではなく紫藤隼人として、頼みたい事があるの」
「どういう事だお前が、紫藤隼人にお願いとは?」
「実はね、融合世界の大神一郎が、巴里に行く途中に船ごと消息不明なのよ」
「はっ何だと!!ーー」
「融合世界を作った4人の神が協力して、大神一郎を探してるのよ」
「お前達が協力だと珍しいなそれほどの事態と考えているのか?」
「ええ、原初の世界でも、7人世界や幼馴染世界でも、大神一郎が巴里に行く前にこんな事に巻き込まれるのは無かったからね」
「・・・確かにな」
「それでイヨ俺は紫藤隼人として、お前の兄の注意をひけばいいんだな」
「うんそうだよ。お兄ちゃんがいないと私もヒミコも手伝える事が限定されてるから、それにこれは既に、紫藤直哉にも伝えたわ」
「お兄ちゃんにはああ言ったけど、お兄ちゃんを使って紫藤直哉をサポートしろってヒミコが言うから」
「「ええーー」」
「つまりイヨとヒミコは、大神の行方不明事件を知って米田健二を召喚したの?」
「そういう事ヒミコが言うには、かつてこの世界に来た悪意がこの事件に関わっている可能性も高いが別の存在がいる可能性もあると見ているだって」
「ふむ、そうなるとイシュメルガの可能性がありますね」
「そうね、イヨ何で健二にその事を伝えないの?」
「お兄ちゃんに人助けなんて無理だよ。今の紫藤直哉は融合世界のバランスや想定外の世界でも、バランスを保つ為に動けてたけど、旧世界の時のお兄ちゃんは最悪だったよね」
「成程な」
時を少し戻して・・・
紫藤家では・・・
「グレ響さんを、呼んだのは別の件でですけど」
「何どういう意味だ直哉?」
グレ響が直哉に聞く。
「では、発表しますグレ響さんを守護者に昇格する事に決まりました。
「はっ何だと!!何故私が守護者に昇格したんだ?」
「それは雨宮さくらさんの降格に伴う繰り上げですよグレ響さん」
「ああ、雨宮さくらさんの事は聞いたが、それだけで私が守護者に昇格するには別の理由があるんだろ?」
そして直哉はグレ響に説明する。
「成程な、
「とりあえず、正式な守護者になるかの答えは保留させてくれないか?とりあえず大神一郎行方不明事件が解決するまでは」
「わかりました。確かにそうですねグレ響さんにも、考える時間が必要ですよね」
「ああ」
その頃、日本橋の地下では・・・
「朧よ、首尾はどうだ?」
「ああ、順調だぜ。巴里に行く途中のあの男を含めた船は、あんたの指定した場所に幽閉してるぜ」
「そうか、朧よお前の上司に礼を言わせてくれ」
「この私京極圭吾を復活させてくれたことにな」
「まあ、俺達も少し帝国華撃団の連中に恨みがあるからな」