「あ、響変な空間が、消えたよ」
「そうだね未来。まさか魔空空間の持続の為のボスが、帝都タワー型のヤラネーダとは思わなかったけどね」
「立花すまないが、ヤラネーダとは何なのだ?」
「うーん簡単に言えば、メガビョーゲンと同種と考えて下さい」
「「あのウイルスと同じだってーー」」
翼と奏が響の言葉に驚く。
「ええ、以前私達が到着する前にノイズヤラネーダが出ましたよね」
「「ああ」」
そして翼と奏はその時を思い出す。
「うわああ。ノイズだああ皆俺は炭になるんだ―――」
「やる気カイシュウ」
「うわあ。・・・もう何もしたくない」
!!
「何だと!!ノイズが人に触れても炭化が起きないだと」
二課司令室では、ノイズヤラネーダが通常のノイズと違う事に驚きを隠せないでいた。
「了子人を炭化にしないノイズの進化は存在するのか?」
「いえ・・・私の知る限りそんな事例は無いわね。ただ」
「ただ、何だ?」
「メガビョーゲン等の私達の世界の外から持って来られた技術で、仮に通常のノイズ自体を改造されたのであれば、炭化させないノイズがいても不思議じゃないわね」
「恐らくヤラネーダの球がシンフォギア世界にあった召喚ゲートによって現れた所にノイズが出て、それによってノイズがヤラネーダの媒体にしたんでしょうね」
「「成程確かに感染と媒体だと似ているな」」
「確かにだが響私は媒体の方が強いと思うけどな」
「確かに現時点では、ヤラネーダの方が厄介かも知れないけど、皆さんこれから言う事はあくまでも直哉君と私が想定として考えている事なので、聞いてください」
「「「うん」ああ」」
「いずれはナノビョーゲンが。人間にも感染してしまうだろうと直哉君と考えています」
!!
「まじかよでもあり得るな奴等がウイルスという特性を持っているならナノビョーゲンを生み出す奴が・・・」
「進化すれば、ナノビョーゲンもする道理だな」
「大変のどかちゃんに言わないと」
「駄目だよ。未来それは流れを大きく変えるから」
「あ・・・直哉君と響が想定している事はいずれ起きるんだね」
「うん、原作世界と融合世界のどちらが先かはわからないけどね」
「本当そう言う部分は大変だよな。響達は?」
「え、そうかなクリスちゃん」
「ああ、私もそう思う」
「翼さん」
「さてそろそろ戻らねえか?」
「あ、そうですね」
そして響達は帝都市内のホテルに戻るのだった。
その頃直哉達は・・・
「あれ直哉君まなつちゃん達は?」
「遊戯室で遊んでますよのどかさん達の世界にあるゲーム機に夢中ですよ」
「ああそうなんだ、やっぱり世界の時代が似てるからかな?」
「そう言うのはありそうですね」
「ねえ、直哉君この際だから聞いていいかな?」
「はい良いですよ」
「直哉君中心世界の紫藤直哉を死なせたのは、私の為?」
「・・・何故そう思ったのですか?」
「何となくだよ、それに私達をこの事件から離れさせようとしてたし」
「・・・仕方ないですね。これはトワから聞いたんですけど」
そして直哉が話し出す。
「エステルあの子達をお願いね」
「何よいきなり」
「直哉とのどかと響に試練が起きるからね」
「響とのどかは原作と同じなの?」
「基本的にはね多少変化はあるでしょうけどね」
「そして直哉の場合。最悪の場合一度死ぬかも知れないからこのままだとね」
「どういう事よ」
「私も具体的な内容が見えたわけでは無いけどそんな予感がするのよイヨとかヒミコが動いて来そうなね」
「成る程ね、要はこれからの戦いにその3人がターゲットになる可能性があるのね」
「ええ、後、雨宮さくらの代わりとは別に新しい守護者を考えてるから」
「その話は私とエステルの秘密ね」
「わかったわ」
「これがトワから聞いた未来の話です」
「そんな私達に試練が起きるの?」
「恐らく響さんはシンフォギア世界での試練だと思います。そしてのどかさんはビョーゲンズ関連で、そして僕の試練が今の事件だと考えています」
「まあ今の事件が僕の試練ではないかも知れないですけどね」