新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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第9章 第3部 大神一郎行方不明事件解決編
大神一郎を助ける為には・・・1


「ええ――魔神器を破壊しろですって」

 

「そうだ、魔神器を破壊しなければ大神一郎の乗る船はこちらに帰還する事は無い」

 

「ただし、先ほども言ったが大神一郎達を助けた場合、夏海まなつ達の世界が、花寺のどか達の原作世界のようになる可能性が高い」

 

「どうしてですか?」

 

ちゆが隼人に聞く。

 

「それは恐らく魔神器が持つ強大な力のせいですね?」

 

 

「ああ、魔神器はかつて帝都の東京湾上空に現れた聖魔城の封印を解除する為の鍵だったんだ」

 

「今回の件の場合魔神器の封印の力が大神一郎達を捕らえる事に使われたのだろうな」

 

「「「「成程」」」」

 

 

「しかし隼人叔父さん。こちらの世界には魔神器は黒鬼会本拠に行った後に、大神一郎さんがさくらさんに破邪の力を使わせない為に破壊した筈ですが?」

 

「ああ、その事実は上級降魔朧とワイズマンの使い魔になった夜叉によって、魔神器に関する記憶を改変して、上級降魔朧から京極へ魔神器が渡された後に、あの事件が起きたのさ。それとお前達が、シンフォギア世界に行っている時に、謎の召喚ゲートが出ただろう」

 

「「「「あ、あれですか」」」」

 

そしてのどか達は思い出す。

 

!!

 

「やっぱりそうか・・・直哉君聞こえる」

 

 

「え、響さんどうしたのですか?」

 

「直哉君今いるメガビョーゲンやゼンゼンヤラネーダを召喚しているゲートは最初に現れた地点の海の中にあるよ」

 

「ええーーそうなんですか」

 

「うん二課の人に手伝って貰ったから間違いないよ」

 

「わかりました」

 

 

そして響からの情報を直哉がサマー達に伝えグレース達とサマー達はもう一度メガビョーゲンとゼンゼンヤラネーダを浄化し召喚ゲートの場所を把握して三度召喚ゲートを巻き込む形で浄化技を撃った。

 

 

「ハートカルテットリング!」

 

 

「とびだせ!元気なハート!」

 

 

「やさしいハート!」

 

 

「かしこいハート!」

 

 

「燃え立つハート!」

 

 

「ハートドキドキ!」

 

 

「「「ドッキング!」」」

 

 

「「「「プリキュア!ミックストロピカル!」」」」

 

「「「「ビクトリー!」」」」

 

 

「アースウィンディハープ」

 

ハープをとり出すアース。

 

「舞い上がれ!癒しの風!プリキュア・スカイヒーリングハリケーン!」

 

 

「「「トリプルハートチャージ!」」」

 

 

 

「「届け!」」

 

 

 

「「癒やしの!」」

 

 

 

「「パワー!」」

 

 

 

「「「プリキュア!ヒーリング・オアシス!」」」

 

「「ヒーリンググッパイ」」

 

 

「「「「お大事に」」」」

 

 

そして2組のプリキュアの浄化技によって召喚ゲートを含めて浄化することが出来たのだった。

 

「ああ、あのメガビョーゲンとヤラネーダの本体は中心世界にいたんだ」

 

「「「ええーーそうなんですか」」」

 

 

「ああ、お前達が召喚ゲートを破壊しなければ中心世界かなり危なかったからな」

 

 

「陸軍も海軍も破壊されたり死亡する民間人もいたり、その辺の処理に帝国華撃団も動いてたからな」

 

 

「「「「そんな」」」」

 

「メガビョーゲンとヤラネーダのせいで死んじゃった人がいるなんて」

 

ひなたがそう言う。

 

「花寺のどか達にはきついかもしれんが、中心世界のせいでもあるからな」

 

「この世界は降魔の襲撃でもすべての人間が、逃げのびる事はまれだからな」

 

「確かにそうですね、隼人叔父さん」

 

「あの襲撃も、ワイズマンが上級降魔朧に協力して特殊遊撃部隊をシンフォギア世界に足止めの為にした事だったのさ」

 

「成程、僕達やトワ達も知らずに、彼等の行動に気がつく事が出来なかったんですね、それで今魔神器がどこにあるのかわかります?隼人叔父さん」

 

 

「少なくとも中心世界の外には出ていない」

 

 


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