「え、私に特殊任務ですか?」
「そうだ、わしが響に出したあれには特殊遊撃部隊の隊員への協力要請だったのだ王子でのな」
「そしてさくらが貰った手紙に響からのワシの要望に答える条件として、王子での戦いの後に、真宮寺さくらの一時特殊遊撃部隊への出向を求めて来た」
!!
「どうして私なんですか?」
「・・・さくらお前大神の事好きだろう?」
「ええーー確かにそうですね。私は大神一郎さんを愛しています」
「その答えにたどり着いたのは直哉と響に相談したからか?」
!!
「ええ、そうですね」
そう言ってさくらが思い出す。
「ねえ、私って好きな人と一緒になっていいのかな?」
「「え、何言ってるんです?さくらさん」」
響と直哉が掃除の途中さくらが家に来たので、掃除を中断してさくらの話を聞いていた。
「あ、もしかしてさくらさんあの時の軍事クーデターが切欠で大神さんを意識するようになったんですか?」
響がさくらに聞く。
「うん」
「それでは、相談と言うのはこのまま好きになった場合その先まで行って良いのかと言う事ですか」
「うん」
「そこらへんは個人の自由でいいと思いますが、ただそうなった場合大神さんが、真宮寺家に婿に入る形になると思います」
「真宮寺家の意味を考えると、さくらさんが嫁に行くと、真宮寺家は継ぐ人がいなくなりますからね」
「ああ、そうかこの時代だと後継ぎはいないとお家騒動になる時代だったね」
「ええ、でも近代化でそれなりに変わりつつあるけど真宮寺家は、日本を守る為に命を懸けで守護してきた人達ですからね」
「そうなると、簡単にお嫁にいけないよね」
「後、これはさくらさんが結婚後直面する可能性がある問題を言いますね」
「それは・・・」
「「それは」」
「子供問題ですよ」
「あ、そっちの問題か」
「ええ、さくらさんが結婚後高い確率で、後継ぎを早くとか言われるかもですからね」
「あの時は、まさか結婚後の話になるとは思いませんでしたけど」
「あはは、そうだな響達の世界では御家問題は関係なく、好きな人同士で一緒に丸みたいだな」
「へえーそうなんですね。なんだか羨ましいですね」
「そうだな俺達の時代では考えられんな」
「そうですね。特に私の家とかでは絶対否定されますね」
「真宮寺家の血筋の問題を重点的に考える人もいるだろうな」
「ええ、恐らくですね」
「そう言えばさくら、お前大神のどこに惹かれたんだ?」
「ええ、言わないといけません?」
「ああ出来ればなお前達は、俺の娘のような感じだからな」
「わかりました」
「私が、大神さんに惹かれる切欠を作ってくれたのは特殊遊撃部隊の皆のおかげですね」
「どういう事だ?」
「それは響ちゃんやまなつちゃん達やのどかちゃん達が、躊躇せず大神さんに花組の中で誰が好きなんですか?とかを聞いたり凄いなあと思って見ていたら、大神さんの答えに私の名前があり、まのどかちゃん達の質問なので深く答えないで私の名前をあげたんだとと思いましたけど・・・」
「成程な、それでお正月に大神を誘ったんだな」
「はい・・・って何でこの話をしてるんですか?」
「ああ、すまんこれも響の手紙の指示でな」
「ええーー」