「成程な、それでお正月に大神を誘ったんだな」
「はい・・・って何でこの話をしてるんですか?」
「ああ、すまんこれも響の手紙の指示でな」
「ええーー」
「どういう事ですか?支配人」
「ああ、響の手紙には東京湾での戦いと王子での戦いともう1箇所での戦いに俺達が勝てば大神を救出する為の下準備が整い眠れる姫が起きるには愛する人の接吻が必要らしい」
「ええ――接吻って本気ですか支配人?」
「すまん、接吻とはあくまで響の手紙に書いているのを読んだにすぎんが、大神を救うには愛している人物が必要なのだろう」
「大神さんを愛している人が・・・」
「そうだ、恐らく特殊遊撃部隊の中で大神を目覚めさせる事が出来るのは、帝国華撃団の中でお前が可能性が高いと考えているのだろう」
「そんな私が大神さんを目覚めさせるなんて」
「自信ないのか?」
「はい」
「しかしさくらお前は、大神の事好きなんだろ?ここで動かないとさくらは自分にも嘘をつく事にもなるぞ」
「それは・・・」
「もしかすると相思相愛と言う可能性もあるかも知れんぞ
「・・・わかりました米田支配人。私やってみます」
「そうか頼むぞさくら」
「はい」
「ならば王子での戦いの後のさくらの動きについて説明するぞ」
「はい」
その頃紫藤直哉とのどか達は・・・
「ねえ、直哉君私達はどうしてもう一つのすこやか市に来たの?」
「そうねそれもお墓型戦艦で来るなんて?」
「ああそれはですね、トワと飛鳥が話をした結果可能性としてですけど、偽りの魔神器全てをを破壊した場合大神さんが乗る船とまなつちゃん達の世界が融合世界に来る場合、同じ原作世界のすこやか市に近い所に来るのではと言う予測による結果です」
「「「ええーー」」」
「成程中心世界の魔神器が無くなれば、その影響がすぐに出るかも知れないとトワと飛鳥が考えたのですね?」
「そういう事です。アスミさん」
「そして実際僕達しかこれを実行できる程の暇な人材がいなかったのも事実ですが」
「納得できないそう言うの」
「だが、事実だよな直哉が中心世界で死んでいるから俺達は暇になったと言っていいニャン」
「それは確かに言えるペン。特にのどかと直哉は本格的に休暇を取るべきペン」
「そうラビよ2人良いラビね」
「「はーい」」
「それでは暫くお墓型戦艦の中で中心世界の様子を見ますよ」
「「「「はーい」」」わかりました」
そして直哉とのどか達は中心世界の様子を見始めた。
時を少し戻した頃の響達は・・・
「未来ありがとう。翼さんと奏さんとクリスちゃん。見た目で判断は駄目ですよ」
「でも響最後にさくらさんに渡した手紙は何なの?」
「あれは、特殊遊撃部隊行動計画書だよ。直哉君が米田支配人に渡してと飛鳥ちゃんを通して私が預かったの」
「そうなんだ」
「しかしよここは、特殊遊撃部隊の基地なんだろ?中心世界での良いのかよ米田健二に見せて」
クリスが響に聞く。
「大丈夫だよクリスちゃん。ちゃんと手は打ってるから」
「どんな手をだよ」
「えーと王子での戦いの後に、真宮寺さくらさんを特殊遊撃部隊の方に派遣させてとと書いてるんだよ米田さんに渡す手紙にね」
「「「何だとーー」」」
「ええーー」
響の言葉に驚く4人だった。
「おいおいそれ大丈夫じゃねえだろ?」
「大丈夫だよクリスちゃん」