原作世界ののどかの部屋・・・
「それで直哉君融合世界に何が起きてるの?」
「事の始まりは先程言ったように大神さんの誘拐事件が始まりでした。
「そして僕達は大神さんの誘拐事件を見つけることが出来たのですが・・・」
グレースと直哉の話が終わった直後、1人の男性がグレース達の前に現れた。
「ククッ特殊遊撃部隊の君達とは、こういう形で会うのは初めてだな」
「「「ああ、貴方は元帝国陸軍大臣の京極圭吾」」」
「ええーーどうして生きてるの?貴方はあの時帝国華撃団に倒された筈なのに」
「俺たちは正義だ!!
「悪を蹴散らし、正義を示せ!!」
「絶」
「対」
「正」
「儀」
「帝」
「国」
「華」
「撃」
「団」
「ぐおおおお。この私が、負けるだとーー」
神王は、花組全員による一斉攻撃により、沈黙した。
「フフ、流石だ、帝国華撃団、だが私を倒した所で、何も代わらんぞ、何故なら何れまた、帝都に悪意を持つ者が現れるだろう」
「せいぜい、その時まで、この薄汚れた帝都での平和を楽しむがいい」
京極がそう言った直後、神王は爆発をし始めた。
「スパークルの言う通りです。京極圭吾誰が、貴方をこの世に呼び戻したのですか?」
「そして大神一郎行方不明事件を起こしたのも貴方ですね?」
アースとグレースが京極に聞く。
「クク、流石だな。大神行方不明事件を実行したのはこの私だよ」
「その人物と会った後直哉君は、中心世界で死んだ事にしたの?」
「「「どうしてそんな事をしたの?」」」
「そうしないといつまでも帝国華撃団の皆さんに敵が見向きもしないと思ったので」
「「「成程」」」
「そして僕達の死により敵の動きが、帝国華撃団の方に向いたので、大神さんの捕まった経緯を調べたら。16番目のプリキュアの世界の方に大神さんがいる事がわかりました」
「「「ええーー16番目のプリキュアの世界ってあの時ワイズマンが言ってた世界の事?」」」
「しかし私は、キュアグレース達を過小評価していたようだ。まさか君達を葬るために仕掛けを突破するとはな」
「エッヘン、私達と直哉君の絆を甘く見るからだよ」
「そうだニャン」
「確かにそれもあるだろうが、私にはまさかあの世界に16番目のプリキュアがいるとは思わなかったぞ」
!!
「「「「「「16番目のプリキュア」」」ラビ」ペン」ニャン」
原作世界のキュアグレース達はワイズマンの言葉に再び驚いていた。
「さて、私も戻るとしようでは、さらばだ諸君」
そう言って、ワイズマンは転移したのだった。
その後益子道夫は直哉によってメガ降魔に対する記憶を消去された。
「そうだったのそれを知った時、私達も驚いたけどね」
「それじゃあ今大神さんのいる場所はまさか・・・」
「恐らくですが、大神さんの居場所は16番目のプリキュアの世界にいると僕達もそう言われました」
「「「ええーー」」」
「ええ――魔神器を破壊しろですって」
「そうだ、魔神器を破壊しなければ大神一郎の乗る船はこちらに帰還する事は無い」
「ただし、先ほども言ったが大神一郎達を助けた場合、夏海まなつ達の世界が、花寺のどか達の原作世界のようになる可能性が高い」
「どうしてですか?」
ちゆが隼人に聞く。
「それは恐らく魔神器が持つ強大な力のせいですね?」
「ああ、魔神器はかつて帝都の東京湾上空に現れた聖魔城の封印を解除する為の鍵だったんだ」
「今回の件の場合魔神器の封印の力が大神一郎達を捕らえる事に使われたのだろうな」
「「「「成程」」」」
「僕達の調査を手伝ってくれた人がそう言ったので」