新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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衝撃の発表と驚き前編

たくっ貴女達親子は非常識な事ばかりしてくれるわね」

 

「「すみませんトワさん」

 

飛鳥と薫はトワに謝る。

 

 

「まあ、私も予定調和の展開よりは面白いから放置してるけどね、ああそう言えば黒鬼会の頃に光と海と風がこちらに来るようにするからよろしくね二人とも」

 

「「ええーー」」

 

そう言ってトワは飛鳥と薫の元から消えた。

 

その頃大帝国劇場地下司令室・・・

 

 

「直哉が来ないが、帝国華撃団と異世界組の今後の協力体制での変更点を伝える。

 

 

「「「「「「ええーー」」」」」」」

 

米田の突然の発表に地下司令室に集まった全員が驚いていた。

 

 

「落ち着け皆これから発表することは、直哉も了承済みだ」

 

「一体どういう事ですか?米田司令」

 

大神が米田に質問をする。

 

「帝国華撃団は一時的に帝国陸軍から離脱し特殊遊撃部隊として再編成する」

 

「「「「「「ええーー」」」」」」」

 

「特殊遊撃部隊として再編成される理由は、黒之巣会との戦い以降に帝国華撃団が強制解散される可能性があるからだ」

 

「何ですって‼」

 

「その暴走をされる前に帝国華撃団は、紫藤家の当主が持つ特殊遊撃部隊に配属することが決まった。その特殊遊撃部隊に配属されるのはわしと、あやめ君を除く全員が対象だ」

 

「「「「「「ええーー」」」」」」」

 

再び、米田の発言に驚く全員だった。

 

「何故司令や副司令がついてこないんですか?」

 

 

「大神これは一時的にと言ったはずだ。わしとあやめが残るのは暴走を止めるためなのだよ。そしてわしとあやめ君が止める事が出来なければ、帝国華撃団を守れる事の出来るのは紫藤家の当主だけだ」

 

「何故なら、帝国華撃団を誕生させようとしたのは、前の紫藤家の当主による発案だったからだ」

 

 

「「「「「「ええーー」」」」」」」

 

再び帝国華撃団の隊員達が驚きの声をあげていた。

 

「わしや、あやめ君、そしてさくらの父親の三人は、前当主に協力者として帝国華撃団結成を準備をしていたとき前当主が死んだことによりわし達がその意思を継ぎ、帝国華撃団を誕生させたのだ」

 

 

「なら今回の特殊遊撃部隊に配属という事は本来あるべき姿になるのですか?」

 

「わしとしてもそう願ったが、現在の当主は一時的に帝国華撃団を預かるしか応じないと言うことで当主の部隊に配属という形になった期間限定のな」

 

「そしてこれ以降の事は紫藤家の当主に聞いて貰いたい」

 

「しかし、米田司令俺達紫藤家の当主と面識がありませんけど?」

 

 

「それは問題ないと思うぞ大神」

 

「はあ・・・」

 

その頃直哉は・・・

 

「はあああ、なんなんですかこの格好は」

 

「恐らくだけどラビ、直哉の力がプリキュアとメガビョウゲーンの力を直哉の負担の無いようにするためにグレースの弟の立ち位置で、新たなプリキュアにしたんだラビ」

 

「ええーー僕がプリキュアだってーー困るよ」

 

 

「確かに直哉君的に困るけど私達には嬉しいけどね」

 

「それでラビリン変身解除の仕方は?」

 

「恐らく直哉の意思では解除は無理ラビ」

 

「なんだってーー」

 

直哉のプリキュアの力の源は恐らくのどかとラビリンラビ」

 

「元々二人で一人のプリキュアだったしその誓約が新たなプリキュアを作ったんだと思うラビ」

 

「つまりのどかさんがグレースになれば、僕も強制的に変身するのかーー嫌だーー」

 

「さあ直哉君そろそろ米田さんの所に行こう」

 

そう言ってグレースは直哉を引っ張り地下司令室に入ると・・・

 

「「「「「「・・・」」」」」」」

 

「お前直哉なのか?」

 

地下司令室に無言の空気を壊したのは米田の一言だった。

 

 

「ええ、僕は紫藤家の現当主の紫藤直哉と言います。これから暫くの間ですが帝国華撃団花組および風組の皆さんの臨時上司となりますのでよろしくね」

 

「「「「「「ええーー」」」」」」」

 

「「「嘘ーーー」」」

 

 

この日一番のどよめきが起こった。

 

 

それによりミロクの式神は偵察前に消滅していた。

 

 

 


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