それぞれの隊員の必殺攻撃を出すが・・・
「あかん、倒しても倒してもすぐに降魔のお代わりが来るで」
「どうしますか健二さん?」
「さくらが健二に聞く。
「・・・皆降魔の相手は最低限に留め、この無限降魔地帯を抜けるんだ」
「「「「「「「「了解」」」」」」」」
「この降魔達の異常な再生能力は、前回俺達を苦しめたあの空間の影響だと思うだから俺達が目的の場所に早く行く必要がある」
「確かにそうですわね」
「でも、この降魔の数は尋常じゃないでーす最低限の撃退は無理でーす」
「確かにな」
織姫の言葉にカンナが納得する。
「健二お兄ちゃん何とか出来ないの?このままじゃお兄ちゃんを助けられないよ」
「・・・だが、ここで隊員達を励ましても一時的な物だろう。励ましても事態が好転でもしないと士気の維持は難しいだろう」
「正直手札がたりない。人数的な事ではなく絶対的な力を持つ者がいれば・・・」
ゴー――
「「「「「「「「「うわあ、凄い風だ」」」」」」」」」
その頃朧は・・・
「たくっ京極の野郎。言いたい事言って行きやがったなまあいいか京極のおかげで瞬間再生装置を帝国華撃団の周囲にまき散らす事に成功したからな」
「後は帝国華撃団が自滅するの待つだけだ。くくっ無駄だぜ最低限の迎撃で移動重視して逃げようとしても無駄だぜ」
朧がそう言った直後帝国華撃団の周囲に強い風が吹いた。
「なっ!!降魔も瞬間再生装置をも全て破壊しやがった。ありえねえだろう」
「いや・・・特殊遊撃部隊という連中が動いているなら可能だろう」
「それは無いか。紫藤直哉は確実に死んだのだからな」
朧はその時の帝国華撃団を思い出す。
「ここで臨時ニュースです。昨日に発生した赤坂の地下で起きた爆発事故により、紫藤家当主の紫藤直哉さんが死亡しました。また紫藤直哉さんに同行していたと思われる4人の人物の行方も今だわかってません」
「何だと!!直哉が死んだだとーー」
「「「「「「「「ええーー」」」」」」」」
「あの後俺が直接調べても大々的に扱っていたからな。おっとそろそろ準備するか」
そう言って朧はその場を離れた。
その頃特殊遊撃部隊は・・・
「ふう、ただいま皆」
「「「相変わらずガングニール・シャドーは、規格外だな」」」
翼と奏とクリスがしみじみに言う。
「うわあ、響さん凄い早いし強いですね」
サマーが言う。
「ありがとうサマー」
「しかし響さん。私達は本当にヤラネーダやノイズが出るまで、帝国華撃団の前に出なくていいんですか?」
キュアフラミンゴが響に聞く。
「うん、それでいいよあくまでも帝国華撃団がメインでないと困るからね」
「あ、響さん帝国華撃団の人達が先に進みだしました」
「ありがとうコーラル、それじゃ私達も行こうか」
そして響達も動き出した。
「ねえ、皆」
「「「どうしたの?」」何だ?」
「改めて直哉さん達は凄いね、ここは融合世界だけど特殊遊撃部隊が目立っても良い筈なのに帝国華撃団がこの事件を解決できるように動いてるのは」
「そうだね」
「そうね、特に私達の世界の時が大変だったと思う。直哉さんにとっては」
「そうね、それで私達に新生帝国華撃団のメンバーを預からせてなるべくその世界に悪影響が出ないようにしてたわね」
「まあ、直哉さんの体調面でそうせざるえなかったのもあったが」
「プリキュアの皆話はそこまでだよ」
響がそう言うと、目の前には帝国華撃団と朧が遭遇していた。