「しかし再び空中要塞武蔵の攻略をする羽目になるとはな」
「ええ、帝国華撃団にとってはあの時の繰り返しですね」
「行くぞ京極圭吾これで貴様を倒す!!」
「ぬう!!来るか、帝国華撃団」
「「大神さん皆行きますよ」」
「帝都に我等のいるかぎり」
「悪の栄えることはなし」
「たとえどんなに苦しい戦いでも」
「自分自身の力と」
「愛する力で戦う」
「そして勝利を掴むまで」
「僕たちは、決して負けない」
「それが帝国華撃団だぜ」
「俺たちは正義だ!!
「悪を蹴散らし、正義を示せ!!」
「絶」
「対」
「正」
「儀」
「帝」
「国」
「華」
「撃」
「団」
「ぐおおおお。この私が、負けるだとーー」
神王は、花組全員による一斉攻撃により、沈黙した。
「フフ、流石だ、帝国華撃団、だが私を倒した所で、何も代わらんぞ、何故なら何れまた、帝都に悪意を持つ者が現れるだろう」
「せいぜい、その時まで、この薄汚れた帝都での平和を楽しむがいい」
京極がそう言った直後、神王は爆発をし始めた。
「まったくだ、空中要塞武蔵が復活している以上神王も復活してるだろうな頭が痛いぜ」
「米田さん。今の陸軍に京極の影響はありませんか?」
「それは無いと言いたいが、正直わからん京極は、良くも悪くも天才だったからこそあの若さで、陸軍大臣になったんだからな」
「恐らくだが、陸軍の若い連中にとっては、京極は憧れなそんざいだったかもな」
「成程、なら以前みたいな陸軍を使われる可能性は無いと見て言いですね」
「恐らくな」
「それでな、響空中要塞武蔵の所まで行く方法だが、空宙戦艦ミカサでは宇宙までは行けないぞ。どうする気だ」
「大丈夫ですよそれは、特殊遊撃部隊の宇宙戦艦を使いますから」
!!
「何だと!!宇宙戦艦だと!!」
「ええそうですよ」
特殊遊撃部隊は、宇宙戦艦まで持ってるのか?」
「正確に言えば、万能戦艦ですね。陸海空そして宇宙どこでも行けますから」
「・・・相変わらず凄いな」
「まあ直哉君のお母さんが率いていた部隊ですし」
「ああ、そうだったな。直哉も桜花の仕事を引き継いだだけだったな」
「空中要塞武蔵に向かう手段は手に入ったが、響とワシどちらが指揮を執る?」
「それは勿論・・・米田さんしかいないですよ」
特殊遊撃部隊の皆のほとんどが、未成年ですしね」
「米田健二にばれない様に、ミカサに代わる新たな力として、紹介して下さいね」
「おいおい、いいのかよ?」
「構いませんよ3日くれたら外装を帝国華撃団仕様にするので」
「ただ、戦艦の操舵とかは別室にいる私達がしますから武蔵に突入とかは」
「成程そう言う事してくれるなら安心だな」
「ただ米田さんの命令が無ければ、私達も動けませんよ」
「わかった形式的には響の言う通りするが、場合によっては、特殊遊撃部隊のお前達の方に戻すぞ」
「わかりました。それでは3日後の早朝に米田さんはかえでさんとかすみさん以外の風組の2人を連れて赤坂にある紫藤家のお墓に来て下さい」
「ああ、わかった」
その頃まなつ達と共にもう1つのすこやか市に来たさくらは・・・