太正15年4月5日午前6時大帝国劇場地下司令室・・・
「皆おはよう」
「「「「「「「「おはようございます司令」」」」」」」」
「ついに今日の正午から大神救出作戦の為の最終段階を開始する」
「だからと言って、作戦開始まで6時間もあるよな?いくら何でも早すぎないか?」
「確かに健二の言う通り従来の装備を使うのなら早すぎる時間だが、今回は空宙戦艦ミカサは使えないので、新たな万能戦艦を使う事となった」
「「「「「「「「ええーー新型戦艦ーー」」」」」」」」
「そうだ」
「親父帝国華撃団に新型戦艦を建造する余裕はないだろう」
「ああ、帝国華撃団にそんな余裕はないだが、今回の事件で協力している特殊遊撃部隊の万能戦艦を使っていいと許可が出たので、時間が許す限り万能戦艦の事を勉強と基本的な使い方を覚えて欲しい。花組のメンバーも操舵を覚える事が、貸し出しの条件だったからだ」
「「「「「「「ええ――」」」」」」」
「おいおい、親父花組にそんな事をさせるのかよ?」
「ああ、特殊遊撃部隊の万能戦艦を借りる以上特殊遊撃部隊と同じ事をして貰う」
「何だと!!特殊遊撃部隊は、全て隊員が直接してるのか?」
「そうだ隊員は、ほとんど花組と同世代だ」
!!
カンナや大神くらいの人物はいない」
!!
「まじかよ?」
「本当だ健二」
そして花組が勉強を始めて2時間後・・・
「響さん。これはここで良いんですか」
「そうですよ椿さん」
「風組の皆さんすみません。お墓型戦艦戦艦の掃除をして貰って」
「気にしないでね響さん。確かにこの状況だと色んな意味で健二さんが死ぬわね」
「社会的に」
「「そうね」そうですね」
由利の言葉にかすみと椿が同意をする。
「あはは、特殊遊撃部隊は男性が直哉君だけの時期が長かった為のこの状況です」
「「「成程」」」
「だからお墓型戦艦何ですけど、戦艦としての運用は初めてですね。今まではそれぞれの世界に行った場合の家的な使い方しかしてません」
「確かに生活感がありますね。戦艦なのに」
椿が言う。
「そうね、そう言えば直哉君は個室で寝てるの?」
「由利それは今は、関係ないでしょう」
「ええーー気になるじゃない」
「そうですよかすみさん」
「そういう事だから教えて響さん」
「・・・教えても良いですけど後作戦開始まで2時間切ってますから、そろそろ出発しないと間に合いませんよ」
「「「ああーー」」」
そして万能戦艦は大帝国劇場を目指し、出発した。
その頃大帝国劇場では・・・
「司令今風組から連絡が入り10時50分に到着しそれから光武改や花組の搭乗が可能との事です」
「じゃあ後5分は勉強出来るな」
「はい」
その頃空中要塞武蔵の中にいる京極は、朧と通信をしていた。
「ふっやはりそちらに、真宮寺さくらがいたか」
「ああ、だが俺の妖気をかなり飲んだからな。操る事は可能だ」
「そうか・・・なら予定通り俺が武蔵に来る帝国華撃団を倒す」
「そして朧お前が、真宮寺さくらとヌメリーとエルダを使い特殊遊撃部隊を倒せ」
「了解だぜ京極」
そして2つの世界で京極と朧が最後の戦いの為に動きだそうとしていた。