新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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第10章 新たな融合世界の活動編
来訪してきた世界について1


大神を救出した特殊遊撃部隊と真宮寺さくらは隼人の言う通りの事が起こり今後の動きについて、トワとレイに相談するべく管理者の神殿に来ていた。

 

 

会議室・・・

 

「やはり偽りの魔神器の力によって抑えられていた反動で、隼人の言う通りの事が起きたわね」

 

「ええ」

 

「そうだ、魔神器を破壊しなければ大神一郎の乗る船はこちらに帰還する事は無い」

 

「ただし、先ほども言ったが大神一郎達を助けた場合、夏海まなつ達の世界が、花寺のどか達の原作世界のようになる可能性が高い」

 

「それにしても、16番目のプリキュアの世界が原作世界のすこやか市に隣接する形になるとはな」

 

「ええでも原作世界の方に現れて助かったと思うわ。これが融合世界の方に現れていた方がもっと面倒な事になってたわよ」

 

「・・・確かにな」

 

 

「それでトワ、特殊遊撃部隊として16番目のプリキュアの世界の転移後の状況を見守る感じで良いすか?」

 

「そうね、とりあえずあおぞら市にまなつ達を連れて行き、事情を説明しなさい」

 

「いいんですか?」

 

「ええ、良いわよ」

 

 

「グガアアア」

 

「メガグラビトンウェーブ」

 

 

「グガアアア」

 

 

ヴォルクルスが地上に出てすぐ紫色のリング状の衝撃波を乱発した。

 

 

 

「「「「「「「うわああ」」」」」」」

 

「何だ奴は?」

 

 

「とんでもねえ破壊力だぜ」

 

 

初穂がそう言い、周りを見るとその周囲は更地になっていた。

 

 

「皆さん大丈夫ですか?」

 

 

「ああ、何とか大丈夫だサマー達」

 

 

サマー達は新生帝国華撃団と合流した。」

 

 

「隊長どうする?相手の大きさが違い過ぎるけど」

 

 

あざみが誠十郎に聞く。

 

 

「正直俺達だけでは勝てないだろう。だから特殊遊撃部隊に合流するぞ」

 

「あの時に、直哉達がまなつ達を助けたんですみたいに説明したら」

 

「成程」

 

「どのみち16番目のプリキュアの世界にヴォルクルスが出た事実は私達でも変える事は難しいからね。まあ、ヴォルクルスによる災害を天災に変える事しか出来ないけどね」

 

「あ、そうかヴォルクルスが出た時あおぞら市は対象外の世界でしたね」

 

「ああ、そうだだが、流石にヴォルクルスの存在を16番目のプリキュアの世界の人間に覚えさせておく方が危ないと言うのが、我々の考えだ」

 

「確かに16番目のプリキュアの世界も原作世界ですからね」

 

「それもあるけどイヨ達も、16番目のプリキュアの世界について興味を持つ可能性があるのよね。特にヤラネーダが使えると考えていると、こちらとしてはまなつ達との繋がりを失うわけにはいかなくなりそうだしね」

 

 

「それはそうですね。16番目のプリキュアの世界が来てしまった事を理由に、まなつちゃん達との関係を一方的に強制にしたくないですけどね」

 

「ええ、それにはまず・・・」


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