「「「「こんにちは直哉さん」」」」
「あれまなつちゃん達学校の帰りかい?」
「「「「はい」」」」
「今日はどうしたんだい?」
「実はローラが直哉さんの家に行き行きたいと言って」
「成程、わかったよ。それでローラさんは?」
「ずっとアクアポットの中にいます」
まなつは直哉にそう説明をする。
「ふむ、わかったよまなつちゃん達は、響さん達の所に行っててくれるかな?」
「でも・・・」
「そうしよ、まなつちゃん」
「そうね、ローラが悩んでるのはまなつもわかってるよね」
「はいみのりん先輩」
「それでも、私達にここに来るまでに話さないのは話したくないのか、話していいのかローラ自身が迷ってるんじゃないのか?」
!!
「それってまさか、人魚に戻った事かな?」
「「「ああ、それあるかも」」」
そしてまなつ達はアクアポットを直哉に預け、響達の元に向かった。
直哉の自室・・・
「さて、良いよ出て来て」
直哉がそう言うと、ローラがアクアポットから出て来た」
「ねえ直哉、実は・・・」
「ローラが5人目のプリキュアになる夢を見たんだね」
!!
「あんたどうしてその事を知ってんのよ」
「ああ、それはローラが見た時に同じタイミングで僕も見たからね」
「そういう事ね」
「そういう事だよ。君に夢と言う形で未来を見せてしまったのは、恐らく君の体にトワの力が残っていたからだと思うんだ」
「あ、成程」
「未来が見たくないなら、トワに連絡して来てもらうけど?どうする」
「・・・別に良いわ。この力はある意味私が異世界に行ったという証明だからね」
「成る程そう言う考え方も出来るね」
「ただ、ローラ君がプリキュアになると言う事はこれからのあとまわしの魔女の配下達との戦いが厳しくなると言う可能性があるよ」
「わかったわ。あ、まなつ達には秘密なのよね?」
「ああ、時が来るまではね」
そう言ってローラが直哉の自室を出て行った。
「とりあえずローラの不安の部分は解消できたかな」
「ええ、完全とはいかないかもだけど、ローラがプリキュアになるまでは持つんじゃない?」
「そうだといいですが、トワすいませんね念の為に待機してもらったのに」
「別に良いわよ。ローラが私がした事をそう言う風に考えてくれてるとは、思わなかったけど、嬉しいわね」
「そうですね。ただトワがこちらに来たのはローラの件だけではないんですよね?」
「ええ、そうねその件はまなつ達が帰った後にするわ」
その夜・・・
「「「「「「ええ――何でトワさんがここに」」」」」」
2人の響とのどか達はトワがいる事に驚いていた。
「ええ、真面目な話をする為にね。特殊遊撃部隊は、至急管理者の神殿に集合してね」
「「「「「ええ――トワさんどういう事ですか?」
「内容に関しては管理者の神殿で言うわね」
「雨宮さくら達にも関係するからね」
トワがそう言うと転移をして消えた。
そして直哉達もトワの後を追いかける形で、管理者の神殿に向かうのだった。