「少しは落ち着いたかいまなつちゃん達?」
「「「「はい」」」」
「なら、僕達がトワに呼ばれていた時にこちらで何があったのかい?」
直哉がまなつ達に聞く。
「「「「実は・・・」」」」
そしてまなつ達は直哉達に話す。
「ふむふむ成る程ね」
「直哉さん何で、カニはローラを連れて行ったんでしょうか?」
みのりが直哉に聞く
「うん、僕は君達の話を聞いてみてあとまわしの魔女の配下達の目的は、ローラさんじゃないと思うけど、そうじゃない可能性も両方考えてみたらどうかな?」
「「「「成程」」」」
「ってどういう事?」
「「「だああ」」」
「まなつちゃん。あのね直哉さんは、あとまわしの魔女の配下達がローラを誘拐したと言う可能性ばかりを考えたらだめだよって事だよ」
「あ、そういう事」
「でも、ローラが目的ではないとしたら何が目的なんだ?」
「うーん何だろ?」
別室ののどか達は・・・
「何で、直哉っちはアクアポットと言わないのかな?」
ひなたがその時の話を思い出す。
「「「ああそっか、融合世界では、人間として生活していたから」」なおの事ローラさんは人間になりたいと言う気持ちがあったのなら・・・」
「そうです。ローラさんの夢をトワが偶然にも叶えてしまったと言う事になります」
「まあ、偶然とはいえ怖いですね」
「後は、あとまわしの魔女の配下達がそろそろアクアポットを狙う可能性がありますね」
「「「「アクアポットを?」」」」
「すまないが、アクアポットと言うのは、あとまわしの魔女の配下達が嫌がる物なのか?」
「あ、そっかグレ響さんは見た事無いんでしたっけ?」
「ああ」
「アクアポットは、ヤラネーダに奪われたやる気を取り戻す物なんですよ」
「成程、人間から集めてもアクアポットを使われたら意味ないな。あとまわしの魔女の配下達が、アクアポットを奪うように動いても納得出来るな」
「そういう意味では、アクアポットだけを、あとまわしの魔女の配下達が破壊できればサマー達は負けと思ってもいいんだな」
「そうですね」
「それでさっきのひなたの疑問の答えなんだけど、恐らくアクアポットと言う答えをまなつちゃん達に直接言えないんじゃないかしら」
「成程流石だねちゆっち」
「問題は、まなつちゃん達が、ローラさんが持つアクアポットに気づけばいいのだけど」
その頃ローラは・・・
「人魚よ私の目的の邪魔をするな」
「嫌よ、誰が言う事を聞くもんですか」
「・・・人魚よ私の目的の邪魔をしなければ、私がお前の夢を私が叶えてやろう」
「・・・」
「よく考えておくことだ」
そしてローラはあとまわしの魔女の城の地下牢に閉じ込められた。
「さて、ここまでは夢で見た流れと同じだけど本当にまなつ達は動いているのかしら?」
暫くして・・・
ローラはあとまわしの魔女の城から逃げ出した。