「しかしどうしてメガビョーゲンが俺達にそれを伝えるんだ?」
ランディがティオに聞く。
「それはまだわかりませんが、私達を飲み込みここで私達が知りたかった彼女達と、ワイズマンとの関りも少しずつわかって来てますから」
「そうだなでもすこやか中学に通うあの子達が特殊遊撃部隊の一員としてゼムリア大陸でエステル達と戦っていたなんてな」
「そうね驚きだわ。ティオちゃん以外はあの子達より年齢は年上なのにね」
「「ああ、そうだな」」
その時新たな記憶映像が始まった。
「ワイズマンと言ったなお前の目的は何だ?」
「何、君の邪魔をする気はないよ。米田健二」
「こいつ俺の事を知っているのか?」
「私がここに来たのは、米田健二そして真宮寺直哉とついでにそこにいる紫藤直哉と共闘で私の準備した降魔と戦って貰いたいのだよ」
「何だと!!」
「何故俺達がそんなことをしなければならないんだ?」
「ふむ理由がいるのか」
「米田健二今のお前の力ではお前の目的は絶対にかなう事はない」
「だが私の実験に付き合えばお前に新たな力の切っ掛けを与えてやるがどうする?」
「お父さんこの男は危険です」
「・・・」
「決め切らないようだな。ならば私が君に見せようではないか、出でよ巨大ノイズ達」
ワイズマンがそういい、ソロモンの笛を使うと巨大ノイズが、15体出てきた。
!!
ワイズマンが自分の知らない存在を召喚したことに驚く健二だった。
「さて、巨大ノイズよそこにいる者達を炭に変えろ」
記憶映像終了・・・
「今回は、ワイズマン視点のみのようだな」
「ええ、でもこの頃のワイズマンは、すでに降魔やノイズを自由に召喚出来てるのね?」
「そうですね最も、ノイズの召喚にはワイズマンの持つアイテムによるもの見たいですけど」
その頃直哉達は・・・
「ねえ、直哉君ロイドさん達私達の事を、知ったのかな」
「恐らく知ったと思いますよ。ただ僕とのどかさんに関してはあえて教えない部分があると思いますよ」
「どういう事?」
「ほら僕がのどかさんの体内にいた時とかの事ですよ」
「ああ、直哉君の力を取り戻す時の事?」
「そうですよ。どうやらバテデモーダの作ったメガビョーゲンもその辺は、過去の7人世界や幼馴染世界に触れるのでワイズマン視点で見せてるみたいですね」
「そうなんだ」
「あくまでも、のどかさん達がゼムリア大陸でロイドさん達を助けた人物と言う事は知られたようですから明日から忙しくなると思いますけどね」
「「「ええ――」」」
「のどかちゆひなた、頑張って下さい」
「直哉君助けてくれるよね?」
「残念ですけど、それは無理ですよのどかさん」
「「「ええ――」」」
「考えて見て下さい皆さん。特務支援課の4人に知られたのはあくまでものどかさんとちゆさんとひなたさんの3人ですよね?」
「「「うん」」」
「仮に僕も特務支援課の4人に疑われているのならのどかさん達3人に協力出来ますけど」
「そうかここで直哉君が、私達を助けると、ロイドさん達は何も知らない生徒としてでなく、特殊遊撃部隊の関係者かもしれないと言う疑いを持つかも知れないんだ」
「ええ、そういう事ですよ」
「もしここでそれがばれると、トワに前面に出て来て貰った意味が無いですから」
「ええ、正確には違う部分もあるけど間違ってないわね。特殊遊撃部隊を立ち上げたのは私だし」
「特殊遊撃部隊?それがエステルや響さんが協力している部隊の名前ですか?」
「そうよ、ロイド・バニングス君」
!!
「どうして俺の名前を知ってるんですか?」
「そりゃあ、貴方達の世界が私達の世界に近づいて来たから調べたのよこちらでね」
「世界の調査ですか?」
「そうよ、ゼムリア大陸が来た時は、リベール側との交流でねエステルやヨシュアに協力をしてもらうことにしたのよ」
「特殊遊撃部隊の目的は、世界のバランスを壊そうとする者を相手にする事よ」
「「「「世界のバランスを壊す者?」」」」
「ああ、ゼムリア大陸で言えば降魔やノイズやメガビョーゲンの事よ」
「確かに本来なら直哉君の出番よね?」
「だね」
「だけど、直哉君はトワにやらせたんだよね」
「ええですが、あの時は単純にトワにも仕事をさせるつもりでしたけど・・・」
「それがまさかのあの展開になるとは」
その頃特務支援課の4人は・・・
「おっ次の記憶映像が始まるようだな」
ランディがそう言う。