!!
「皆さん今です」
「「「トリプルハートチャージ!」」」
「「届け!」」
「「癒やしの!」」
「「パワー!」」
「「「プリキュア!ヒーリング・オアシス!」」」
「ヒーリンググッパイ」
「「「「お大事に」」」」
そしてグレース達が本型メガビョーゲンを浄化すると、特務支援課の4人が光に包まれながらすこやか市に戻って来た。
「「「「ここは?」」」」
「お疲れ様でした、特務支援課の皆さん」
「あ、君達は」
「私達はビョーゲンズから本来はこの世界を守っていましたが、ビョーゲンズの力が様々な世界で悪用され始めたので、特殊遊撃部隊の一員となり私達も様々な世界に行ってたんです」
そう言ったグレース達は変身を解除した。
!!
「やはり君達は、花寺のどかちゃんと、沢泉ちゆちゃんと平光ひなたちゃんだったのか」
ロイドがそう言う。
「「「そうです」」」
「どうして皆さんはこのタイミングで正体を明らかにしたんですか?」
「「「それは記憶の旅で特務支援課の皆さんが私達とワイズマンとの戦いの記憶の中で私達の変身を見ましたよね?」」」
「「「「あ、そう言えばそうだ」」」」
「そういう事なので、これ以上隠す事は無い方が良いと思い許可を貰って、特務支援課の皆さんに伝えました」
「そういう事だったのか」
「ですが特務支援課の皆さんにはそれほど驚かれていないので良かったです」
「「「「いやいや十分に驚いているよ」充分驚いてるわ」はい驚きました」まなつ達でも驚いたのに」
「とりあえず特務支援課の皆さんは今日は疲れてる筈なので旅館沢泉の方に戻ってください」
「ああ、そうするよのどかちゃん」
「ちゆちゃんロイドさん達をお願いね。私達は待ち合わせの所に行くから」
「ええ、わかったわ」
「ひなたちゃん行こう?」
「うんのどかっち」
そしてのどかとひなたはちゆと特務支援課の皆さんと別れた。
「ふう、疲れたよ直哉君」
「のどかさんとひなたさんお疲れ様でした」
「でも直哉っちこれからどうするの?」
「とりあえず、明日以降にトワに特務支援課の皆さんがいつ帰れるかの説明をお願いしようと思います」
「「成程」」
「ただ問題なのが、特務支援課の皆さんの滞在期間中に面倒な事が起きたら厄介ですけど」
「「厄介事って?」」
「イシュメルガですよ。ゼムリア大陸の意思でワイズマンの生きるパターンを承認された事で、以前トワが僕達の為にしたIFのルートにクロスベルから入ったので、僕のする一部の歴史が無くなる可能性があるんです。それはキーアちゃんも含まれます」
「キーアちゃんて?」
のどかが直哉に聞く。
そして直哉が話し出す。
「ねえ直哉っち本当にここであってるの」
「ええ、シャーリィーさん達の情報ではこの鉱山街で起きている事件の調査に動き出すとの報告がありましたから近い内に来ると思いますよ」
「それなら良いんだけど、直哉っちなんで、のどかっちじゃなく私を選んだの?」
「深い意味は無いですけど、今回のゼムリア大陸の物語の前半にワイズマンによる改変が起きた場合2人の響さんとエステルさん達とひなたさんが重要な役割をすると思ってるので」
「「ええ――」ニャンだと――」
直哉の言葉に驚くひなたとニャトランだった。
「実はですね、先程寝てたらクロスベルに起きる未来が見えて、キーアと言う少女がいたので、その子が寂しいくない様にひなたさんの明るさが必要だと考えたので」
「「成程」ニャン」
「その未来が起きてもその前に、ワイズマンの介入が強すぎて僕達は一度ゼムリア大陸から離れる事になるかもしれませんけどね」
「さてもうすぐ夕食の時間ですからのどかさん達と合流しましょうか」
「了解」
そして直哉とひなたは宿に戻った。
「以上がキーアちゃんついてです」