「それじゃあグレ響とサマー達は、誠十郎さんとクラリスさんの情報通り築地に向かって」
「「「「はい」」」」
「了解、太陽とローラは日比谷公園周辺に行くんだな?」
「うん少し用事が出来て赤坂に行く事になったけど」
「そうか・・・ならば彼女達が来たんだな」
「うんでもまだ、あの2人の存在が確認できてないんだ」
「わかった築地に、変化なければ私達が日比谷公園にも行くからな」
「恐らく赤坂で時間かかるだろう?」
「ありがとうグレ響」
そして響達はそれぞれが動き出した。
その頃お墓型戦艦を赤坂に着陸させ、ちゆは響にだけに自分達の存在を知らせる事に成功した。
「さてとこれで、響さんが来てくれたらいいんだけど」
「厳しいかもね今、新生帝国華撃団からヤラネーダの存在を教えて貰ったんでしょう?響さん達は」
「そうだけど、直哉君とグレースからこの映像が送られて来たから少なくとも守護者である響さん達に見て貰わないと」
そう言ってちゆは、直哉とキュアグレースから送られて来た映像の一部を再生した。
「フフ、そうだったな」
そう言ってイシュメルガは、グレース達の前に現れた。
「くっまだマリアさんの体を・・・」
「何この娘の体を使うのは、その方がお前達には効果的だからな」
!!
「何を考えてるの?イシュメルガ」
「この庭園そして、この空間におけるゲームは、貴方が仕組んだの?」
「そういう事だ、最もそこにある赤い扉は一切手をだしていないがな」
!!
「つまり紫の扉とオレンジの扉は、イシュメルガお前が作り出したのか?」
「ああ、簡単に獅童光を救出するのは、我もデボネアも認めるわけにはいかないからな」
「何!!この一件デボネアも関与してるのか?」
「ああ、2つの扉の世界でな」
「まあデボネアの干渉が無くとも、奴等の一部はその世界の虜だろうがな。その点に関しては、紫藤直哉お前に感謝しているぞ」
!!
「それはまさか・・・」
映像中断・・・
「これが、話に聞いていたエレポニア帝国の呪いの存在イシュメルガ」
「そうよアスミ」
「ちょっとこれはどういう事よちゆ」
その時ローラと響がやって来た。
「ちゆちゃんこの映像は?まさか直哉君とグレースが庭園に残っている映像なの」
「そうです」
そしてちゆは、映像を再生した。
「あの頃のお前達は、デボネアと我の存在を忘れていたな」
「確かに僕達は獅童光を救出する時にお前達が動くだろうと思っていたが、まさかその前から動いていたとは」
「さて、これ以上の話は終わりにしよう。キュアグレース死んでもらおう」
「くっ」
そして、マリア・タチバナの体を使いイシュメルガはキュアグレースに攻撃を開始した。
「エレメントチャージ!」
「キュン!キュン!キュン!」
ヒーリングステッキの肉球を3回タッチしたグレース。
「「ヒーリングゲージ上昇!」」
「プリキュア!スカイヒーリングフラワー!」
「そうだったな、キュアグレースお前だけだと、ヒーリングオアシスは打てなかったな」
「今の我にはその程度の技は効かんぞ」
「食らうがいい、ケルヴィンブリザード」
!!
イシュメルガが、ケルヴィンブリザードを放つと、イシュメルガマリアを中心にしたエリアが全て氷漬けとなった。
当然グレースが放った。「プリキュア!スカイヒーリングフラワー!」も氷漬けになり消失した。
「きゃああああ。直哉君ラビリン大丈夫?」
「グレースさんこの技はサイバスターとザムジードと同じ水の魔装機神の技です。可能な限り凍結しないようにして下さい」
「「わかった」わかったラビ」
映像停止・・・
「ちょっと直哉とグレースが、ピンチじゃない助けに戻るべきじゃないの?」
ローラはちゆ達にそう言う。
「「「・・・」」」
「ローラ多分だけど、戻りたくても戻れないんだと思う」
「あ、ごめん皆」
「気にしなくて良いわローラさん」