「確かに行けるかも知れんが、こちらの動きをデボネアが察知するかもしれんぞ」
「ああ、その可能性があるわね」
「ならこういうのはどうかしら?」
そう言ってトワは紫の扉の世界にいる響達の状況を映像で見ていた。
「それでは司令達は、世界が滅びて死んだと思っていたんですね?気がついたら生きていて驚いたと言う事ですか?」
「ええ、生きている事に気がついたのは約1週間前なの」
「成程わかりました、次に今帝都で、何が起きてるんですか」
「「「それは・・・」」」
「そうです。昼間なのに人出が少ないんですか?」
「それは、4日前に謎の怪物が夜から深夜にかけて、現れ始めて人々のやる気を奪い始めてその影響で帝都の人々が働かなくなりましたの」
!!
「隊長この帝都で、起きている事件はもしかしてヤラネーダですか?」
「ああ、その可能性が高いが、司令達にはヤラネーダの事はまだ言わない方が良いだろう」
「わかりました。隊長」
映像停止・・・
「このヤラネーダが浄化した後に、2人の響と直哉とのどかを、紫の扉の世界に交代させるのはどうかしら?」
「ふむそれくらいだったら、ゲームのイベントの一部と誤魔化しがきくかもな。デボネアがゲームの事を知らなければな」
「その辺は大丈夫と思うわよ。流石にイシュメルガとデボネアが、そこまで深い協力者になってるとは思えないし」
「確かになデボネアとイシュメルガは、どちらかと言えば言う事を素直に聞くとは思えんな」
「でしょう。協力しててもすぐ出し抜くかを考えてそうよね」
「だろうな。だが実際どうする気だ?紫の扉の世界改め新生帝国華撃団の世界と言うが、響やまなつ達がヤラネーダ浄化した後どうやって交代させるんだ」
「それは、響達がヤラネーダを浄化させてから決めるわ」
そしてトワは再び響達の動きを映像で見始めた。
その頃グレ響とサマー達は築地にはヤラネーダがいなかったので日比谷公園に来ていた。
「いたぞヤラネーダ」
「どうやら人間のやる気は奪ってないようだ。後は任せるぞ」
「「「「はい」」」」
「ハートカルテットリング!」
「とびだせ!元気なハート!」
「やさしいハート!」
「かしこいハート!」
「燃え立つハート!」
「ハートドキドキ!」
「「「ドッキング!」」」
「「「「プリキュア!ミックストロピカル!」」」」
「「「「ビクトリー!」」」」
そして16番目のプリキュア達の浄化技で倒されたヤラネーダは消えその後に、赤い半分に割れた宝石がその場に落ちていた。
「これなんだろ?」
「とりあえずそれは必要な物かも知れないからコーラル持っていた方が良いだろ」
「ええ――私でもいいじゃん。フラミンゴ」
「サマーだといろんな意味で危ないからな」
そしてグレ響とサマー達は響からの連絡を受けて赤坂に向かった。
「あ、このヤラネーダを浄化したアイテムを一時的にキャラ変更アイテムに出来ないかしら?」
そしてトワは、まなつ達の映像を切りレイに相談をしたのだった。
そして時は現在に戻り・・・
まなつ達が紫の扉の世界に来てから1日が経った。