ヤラネーダを浄化した次の日の早朝神山とクラリスは日比谷公園周辺に来ていた。
「隊長こんな時間にまなつちゃん達に来るように連絡が来たんですか?」
「ああ、恐らくだが特殊遊撃部隊の中で何かが起きたのかも知れない」
「そんなそれじゃあ特殊遊撃部隊の皆さんは?」
「ああ、そこは大丈夫ですよ神山さんとクラリスさん」
「「ええーー直哉さんとのどかさんどうしてここに?」」
「実はですねこちらでは昨日の深夜に僕とのどかさんが来たんですよ」
そして直哉が話し出す。
「私達が来たからには3人に手は出させないよ」
「ちっならば、ターゲットを変更するだけだ」
そう言って、イシュメルガマリアは、自分の乗機をダークガッテスから、光武改に姿を変えて紫の扉の中の世界に跳び込んだ。
「あっ待て、イシュメルガ」
「おっと無理はいけえねえよのどかに直哉」
「「でも・・・紫の扉の世界にイシュメルガが」」
そして僕達は予想外の救援によって、助かりましたけど」
「「そんな新たな敵がこちらの世界に?」」
「そうですそして・・・」
「くっまだマリアさんの体を・・・」
「何この娘の体を使うのは、その方がお前達には効果的だからな」
!!
「何を考えてるの?イシュメルガ」
「この庭園そして、この空間におけるゲームは、貴方が仕組んだの?」
「そういう事だ、最もそこにある赤い扉は一切手をだしていないがな」
!!
「つまり紫の扉とオレンジの扉は、イシュメルガお前が作り出したのか?」
「ああ、簡単に獅童光を救出するのは、我もデボネアも認めるわけにはいかないからな」
「何!!この一件デボネアも関与してるのか?」
「ああ、2つの扉の世界でな」
「まあデボネアの干渉が無くとも、奴等の一部はその世界の虜だろうがな。その点に関しては、紫藤直哉お前に感謝しているぞ」
!!
「それはまさか・・・」
「そうだ融合世界に起きた地震を利用し、捕獲した世界をゲートの中に組み込んだのさ」
「「なっまさか」」
「あの頃のお前達は、デボネアと我の存在を忘れていたな」
「確かに僕達は獅童光を救出する時にお前達が動くだろうと思っていたが、まさかその前から動いていたとは」
「さて、これ以上の話は終わりにしよう。キュアグレース死んでもらおう」
「そう言う事です。つまり紫の扉の世界は神山さんとクラリスの本来の世界が、材料として使われたと言う事になります」
「「そんな」」
「そんな直哉さん何とか出来ませんか?」
「クラリスさんすみません。僕達とトワ達は、こう言う形での世界の捕獲方法があるとは、知りませんでした」
「なので、すみません仮に紫の扉の世界でのゲームの終了後に元に戻る事を期待するしかないかも知れないです」
!!
「確かにそうかもしれませんね、俺達の世界が、特殊遊撃部隊を妨害するする為の道具に使われているのは、頭に来てますけど」
「神山さん」
のどかが神山を心配する。
「それでは直哉さん特殊遊撃部隊はどう動くのですか?」
「これからは新生帝国華撃団のサポートをしますよ」
「「ええ――どういう事ですか?」」
「恐らくですけど僕達2人を襲ったイシュメルガをのターゲットがこちらの世界にいる可能性があるからです」