「フフ、イシュメルガによって蘇った天海達を短時間で倒すとはな」
「そりゃそうですよ。黒き叉丹さんだって貴方がこの紫の扉の世界の真の番人なんですから」
「「「「「ええーー」」」」」
直哉の言葉にサマー達は驚いていた。
「フフ正解だ。特殊遊撃部隊そう言えば、貴様達にこの姿を見せるのは初めてだったな」
そう言って黒き叉丹は変身した。
「「「「「「「「ええーーまさかの」」」」」」」」」
「来たれ、来たれ、来たれ時は満ちた」
「この世界の最後の時だ」
「我蘇り。罪にして闇。とこしえなる不滅の存在。その名を悪魔王サタン!」
「悪魔王サタン。あれが、葵叉丹の正体なのか?」
直哉がそう呟く。
「「「「「「「「ええーーまさかの悪魔王サタンーーー」」」」」」」」」
「おいおい、信じられない悪魔王サタンが実在するなんて」
フラミンゴが言う。
「うんそれは私もそう思う。私達の世界でも人魚の世界があるなんて信じられなかったけど」
「うわあ、私悪魔王サタン初めて見たよ――かっこいい」
「むっそうかありがとう」
サマーの言葉にサタンは感謝の言葉を言う。
「ある意味サマーは凄いペン」
「そうだニャン。シリアスな場面を素で壊すニャン」
「ただの空気をよまないだけラビ」
「「「あはは」」」
ヒーリングアニマルの3匹はそれぞれがサマーについて言う。
「サタンここで最後の戦いをしますか?」
直哉がサタンに聞く。
「いやここでは勝負はつけん。最後の決戦は聖魔城でつける。特殊遊撃部隊よ会う素の昼12時に東京湾上空に浮上する聖魔城で、紫の扉の世界でのゲームの決着をつけようぞ」
サタンが特殊遊撃部隊に向け言う。
そしてサタンが少しの間いなかった特殊遊撃部隊に対してその頃の事を話す。
叉丹が撤退直後、帝都全体に地震が起きて、地震が収まると、東京湾上に現れたのは、降魔の城聖魔城だった。
「何なんだあれは!!」
大神が驚きの声を上げていると、何処からか、葵叉丹の声が聞こえてきた。
「見るがいい、愚かな人間共よ」
「貴様らの時代は終わった。この霊子砲を以って、全てを無に還してくれるわ、帝国華撃団よ、お前達人間に、残された時間は12時間だ」
そして、叉丹の声は消えた。
「成程、貴方は僕達が融合世界にいない時に帝国華撃団と決戦した悪魔王サタンなのですね?」
「ああ、そう言う事になるがそれは記憶だけと言う事になる」
「記憶だけですか?」
「そうだ、イシュメルガのゲームの為の侵攻する為に奴から与えられた物だがな」
「だが、イシュメルガはお前達との決戦の場に対する指定は無かったのでな」
「成程そう言う事ですか?後悪魔王サタンと戦う為の条件はありますか?」
「いやそう言う連絡はないが、紫藤直哉紫の扉の世界に来たイシュメルガが動き出すかもしれんから気をつけておけよ。俺自身もお前達との戦いを楽しみにしているからな」
そう言って悪魔王サタンはその場から消えた。
その頃融合世界に残った飛鳥達と神山とクラリスを除く新生帝国華撃団は・・・