新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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特殊遊撃部隊強制参加させられた異変後編

「でも直哉君皆を探すと言ってもどうするの?」

 

「それはですね帝都をよく見て下さい」

 

「「「「ああーー帝都中の扉が光ってる」」」ラビ」

 

「どういう事直哉君?」

 

グレースが直哉に聞く。

 

「実はですね皆さんと話しながら真宮寺直哉達を見てたんですよ」

 

そして直哉は話し出す。

 

「私は、真宮寺さくらです。そして、私の後ろにいるのが、私の弟の真宮寺直哉です」

 

「「宜しくお願いします」」

 

「ああ、宜しく、ここは大正なのか?俺たちの知る?」

 

「いえ、ここは、エリカさんと、ジェミニさんにとっては本来の世界ですが、他の方々にとっては、パラレルワールドの過去と、言う事になると思います」

 

 

「成る程な」

 

 

「お姉ちゃん。多分だけど、暫く帝劇に帰れないと思う」

 

「何でなの?直哉君」

 

「多分。帝劇の扉を開いたら、異世界に繋がってる可能性が高いから、他の人も準備いいですか?」

 

「「「ああ」」」

 

「そう真宮寺直哉が予測して出発したら帝都が今の状態になったので」

 

「「「つまり俺達もあれを通れば」私達も通れば」」

 

「「「簡易ゲートが使えなくても融合世界に戻れる可能性があるの?」」」

 

「ええ、あくまでも可能性としてですよ」

 

「そして融合世界からこの事件に合わせて利用されている世界は原作世界のすこやか市か融合世界のすこやか市は使われているでしょうね」

 

「メガ降魔は正確的に言えば融合世界の敵とは言えないですが、出現の回数でこちらの依頼者がそう判断したのでしょうね」

 

「「「確かにあの2体は違和感の塊だった」」」

 

「それは恐らくいきなりメガビョーゲンになっているからだと思います。グワイワルやシンドイ―ネが今回不参加状態でメガビョーゲンとメガ降魔が急に出て来たので皆さんが違和感を感じたのではないんですか?」

 

「「「「成程」」」ラビ」

 

「後融合世界の関連で引き込まれた世界の候補はまなつちゃん達のあおぞら市と神山さん達の帝都の可能性が高いですね」

 

「今まなつちゃん達はいませんが、僕達と同じようにこの世界の事件に巻き込まれていると考えるべきでしょうね」

 

そう言った直哉は真宮寺直哉達とは別の扉を開け、グレース達と共に7人世界から離れた。

 

その頃真宮寺直哉達は・・・

 

異界にて・・・

「直哉本当にすまない、君が俺たちの中で、最年少の様だからな、君のお姉さんと同様君を、守らせてくれないか?」

 

「コジロウさん、ミウさん、ありがとうございます。でも僕もお姉ちゃんと同じ剣術使えるので、本当に危なくなった時頼っていいですか?」

 

「ああ」

 

「ヤーン直哉君かっこいい」

 

「うわあ、ミウさんやめてください」

 

ミウは、直哉を抱きしめ、直哉の顔にミウの胸が当たるようにしていた。

 

その状況を見つけたさくらが、慌ててミウを止めた。

 

「ちょっとミウさん、直哉君に何してるんですか?止めてください」

 

「もがもが・・・」

 

「いいなあ直哉さん僕もしてもらいたい」

 

「ジェミニさんはいどうぞ」

 

「何?エリカさん」

 

「遠慮しないでどうぞ」

 

「いやあ、遠慮します」

 

「エリカ嫌われました。えーんえーん」

 

「ええーーその程度で泣かないでよエリカさん」

 

そんな騒動が一段落した直後、真宮寺直哉達は突然光に包まれ転移をしたのだった。

 

 


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