ランプの魔人と騙され転生者   作:ククク...

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・・・はい。投稿まで遅くなり申し訳ございません。

1.モチベーションが下がって来ている。
2.展開が思いつかない
3.テスト勉強

これら3つの理由で結構今後は遅くなります。

今までは原作に沿うだけで良かったのですが、4.5巻編に限ってはオリジナルの話を考える必要があるのでいつも以上に時間がかかります。

この作品を待っている人がいるなら、ご理解の程お願いします。




篠原、阿鼻叫喚!決着!制裁編

 無人島試験での約束通り佐倉とデートをすることになった。それで、10分前にエントランスにて待っていたわけだが……時間になっても佐倉が来ない。

 

 仕方ないので、佐倉に電話してみると寝坊してしまったとのこと。さらに待つこと10分。

 

「お待たせー。ごめんね、貝沼君」

 

 やっと来たかと思い振り返ると、そこには雫としての佐倉がいた。……何で自分からバレるようなことしでかしてんだこいつ。

 

「……どうした、急に雫モードになったりして。バレたらどうするんだ?」

 

 自分から目立ちたく無くて存在感を消している佐倉が何故わざわざ雫モードになったか……と言われると、俺とひよりが付き合ったことが関係してるんだろうな〜。

 

 あれだけ分かりやすい態度を取ってきている以上、ラノベの鈍感系主人公でもない俺には佐倉が危機感を抱いて対抗してきていることぐらい分かる。

 

 まあ、佐倉に関してはガチのヤンデレになりつつあるので、最悪俺から付き合いを提案すれば良いし、ひよりと付き合えた以上、魔人の呪いのうちの一つも完全に処理できたようなものだ。むしろ、俺からすればこれ以上人数が増える方が困る。

 

 だが、その心配は無いだろう。俺がクズだということは知れ渡っているし、関わりがあるのは櫛田と坂柳ぐらいだし、あいつらが俺に惚れるわけもないから何も問題ないだろう。……神室はノーコメントで。

 

 俺の発言に対して佐倉が黙っていたので、取り敢えずこのデート的な奴でやりたいことはかなりあるためさっさと出発したいところだ。

 

「まあ、いい。今日はお前に付き合ってやるって約束だからな。時間は無限じゃ無いんだからさっさと行くぞ」

 

「あっ! 待ってよ、貝沼君!」

 

 こうして俺たちのデート的なものが始まった。

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「お客様、良くお似合いですよ!」

 

「貝沼君、すっごく似合ってるよ!」

 

 ……どうしてこうなった。佐倉とのデート的なもの……だったはずなのだが、俺をモデルとした撮影会へと早変わりしていた。

 

 本来、篠原に壊された分の伊達メガネを買うためだけに来た眼鏡屋だったのだが……佐倉からのオーダーで俺もお試しではあるが、伊達メガネを着けることになった。

 

 その結果がこれだ。どうやら俺には眼鏡がかなり似合うらしく、佐倉が専属カメラマンになってしまった。男のただの眼鏡姿を褒め称えながら携帯で写真を撮りまくる様はまさに残念美女である。

 

「佐倉……? そろそろ良いよね? 何枚写真撮ってんの?」

 

「……? 何言ってるの貝沼君。まだ50枚ぐらいしか撮って無いよ?」

 

 いや、撮りすぎだろ。ただの男の眼鏡姿をどれだけ撮ってるんだよ。そして、気になるのは周りもだ。佐倉の雫姿が原因か……俺の眼鏡姿が原因か……そのまた両方か。

 

 何が原因かは分からないが、こちらに向く視線の数が鬱陶しいことこの上ない。さっさと次の買い物に行きたいため、俺は佐倉を脅すことにした。

 

「佐倉……次撮ったら一枚5000プライベートポイントだからな?」

 

「えっと……それだけで良いの? それだけ渡せば貝沼君を撮り放題なの?」

 

 はっ? そういう意味じゃねえよ。さっさと次の店に行きたいからに決まってるだろ。マジで一回分らせてやろうか? 

 

 ……やめよう。絶対に逆効果だ。ここはさっさと事情を説明するのが良いだろう。

 

「あのな、今日の予定ではここ以外にもたくさん行く場所があるんだろ? さっさと次に行くぞ」

 

 俺が眼鏡を置きつつそう言って店を離れようとすると、佐倉が請い願うように俺の裾を掴んでこう言ってきた。

 

「じゃあ、私が買うからまた着けてよー、お願いだからー」

 

 若干性格変わってないかお前。……まあ、佐倉からの出費ならいいか。

 

「じゃあ、買いたいなら買え。それが終わったら次に行くぞ」

 

 着けるとは言ってないがな。買うのは自由だ。

 

「分かった! 買ってくる!」

 

 ……これで騙されているあたり、まだまだ甘いなぁ〜。俺はそう思っていた。しかし、また後日に俺がしてやられるとは毛頭思っていなかったのだった。

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 次は壊されたカメラを買いに行くところだった。佐倉にとってはカメラという物がかなり思い入れがあるようで、新しいのを購入することにしたのだ。……ちょうど佐倉には臨時収入が入ったことだしな。180万もあれば、よほど拘った物を買うでもしないと金欠にはならないだろう。

 

 そう思いながら電気屋に着いて、2人して思うことと言えばやはり……あの件だろう。自然と佐倉が口から言葉を出していた。

 

「貝沼君……ありがとね。助けてくれて」

 

「その件はもういいだろう。あのキモオタが消えた。その事実だけで良いんだ。俺もお前も悪くない」

 

 まあ、あの時はあの男を止めるのに必死だったからあれだが、俺はポイントを払われたからと言って許すつもりは毛頭ない。たしかに臨時収入が手に入ったという点では良かったが、魔人に追加の呪い……しかも、ハーレム強制とかいう酷い呪いをかけられたからな。

 

 前世で恋人も出来なかった人間が複数人の女を幸せに出来るかってんだ。少なくとも上手くやれる自信は無いな。……まあ、複数の女から愛されるってのは男の夢候補の一つではあるからな。作りたい奴は作りたいんだろう。俺だって元々はそうだったからな。

 

 だけど、命をかけてまですることじゃ無いだろう。自業自得とはいえ。

 

 俺が魔人に対する不満を頭の中で呟いていると、佐倉は不思議そうにこちらを見てきていた。そして、俺が目を合わせようとすると目を逸らす。

 

 こういうところは小動物っぽいのに、何故あんなことになったのか。ため息をつきつつも佐倉について行く。

 

「今まで手が出せなかった最新機種が……!! う〜ん。どれにするか迷うな! 少し待っててもらっても良いかな?」

 

「満足いくまで見てこい。今日はお前に付き合うって約束だからな」

 

 佐倉がカメラを見ている間に学校ではどのように映っているのか気になった俺はSNSを覗いてみた。すると、案の定雫の正体が佐倉だということがバレていたのだった。あ〜あ、もう知ったこっちゃねえ。

 

 まあ、自分から目立つ真似したんだから覚悟ぐらい出来てんだろう。そんなことを思っていると佐倉がカメラを決めてきて、購入したそうだ。なら、ここには用が無いだろうと思い先を急ぐ。佐倉の要望が済んだ以上、次は俺の用事に付き合ってもらいたいからな。

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 体育祭で龍園がやってくるであろう作戦は多岐に渡る。その中でも個人だけで出来る作戦の1つはハチマキにローションを塗りたくって、取らせないようにする騎馬戦だ。これは間違いなく採用すべき有用な作戦だ。ローションなんて塗りたくっていても透明な以上、カメラでは分からないからな。

 

 それを訴えられた場合は、ハチマキを砂や服に擦り付けるだけで証拠が隠滅出来る。簡単に出来る割にデメリットも少ない完璧な作戦だ。

 

 他に調べるべきことと言えば、下剤等悪用出来る薬品が遅延性だとしてどれくらいの期間の物があるか……。それを調べる必要があった。よって、向かっているのはドラッグストアである。

 

 龍園がやる作戦はこの他にも出場表を盗むこともあるのだが……これに関しては櫛田に俺から頼んだので何も問題は無い。把握していることだからな。

 

「ねえ、ちょっとあんた1年生でしょ? 今私たちのこと睨みつけてたでしょ!」

 

「えっ! いえ、そんなことは……」

 

 俺が体育祭に向けて思考していると……篠原が上級生に絡まれていた。……あいつへの報復を果たすには佐倉もいるし丁度いいのだが……何でこいつ夏休みに絡まれてんだ? 原作だと冬休みだったはずだろうに。

 

 まあ、ひよりと王が4月に会っている時点で今頃感はあるのだが……。周りを見渡しては見るが池はいないようだ。そして、松下あたりも見た感じいなさそうだ。……というか、篠原のグループは結局崩壊したんだろうか? 松下や佐藤あたりも見当たらないということは無人島試験の発言が問題過ぎて軽蔑でもされたのか? まあ、あれはヤバかったからな。いくら俺が悪かったとしても自業自得ではある。

 

「あれって、篠原さんだよね? 何で上級生に絡まれてるんだろう?」

 

 佐倉がそう聞いてくる。まあ、どう考えても相手の上級生はあまりモラルがよろしいとは言えないからな。恐らくDクラスの人間だろう。

 

「……なあ、佐倉。あのボイスレコーダーは今日持ってきているか?」

 

「勿論、肌身離さず持ってるよ。せっかく貝沼君の役に立てるかもしれない物なんだから。ずっと、大切に持ってるよ」

 

「それって……如何なる時もか?」

 

「うん! 壊れかねないお風呂に入る時以外は持ってる」

 

 ……怖いわ! こちらとしてはありがたかったけども……家の中ですらずっと持ってるって……。

 

「まあ、良い。復讐の時だ。お前にした仕打ちに対する報復を行ってやる。準備は良いな?」

 

「大丈夫だよ」

 

 ……面倒事ではあるが、篠原に更なる汚名を被せるには丁度いい機会だ。遠慮なく使わせてもらおうじゃないか。

 

「先輩、そいつが何かやらかしましたか?」

 

「何? 誰あんた。今この子に大切な話をしてるんだけど。関係無いなら消えてくれる!」

 

 ……何でこの学校にはこんな奴が居るんだ? まともなモラルも身につけれていない馬鹿が大量に居やがる。俺や龍園のように作戦の一環や、舐められないようにこんな態度を取る奴もいるが、こいつや池たちは素で言っているあたり、本当に救いようが無い。

 

「いえ、一応こんな奴ですがクラスメイトなので。……まあ、先輩の言うことも理解してますよ。こいつってゴミクズですし。無人島で水すらもくれずに餓死してこいなんて言うクソアマですから。それに、自分の立場が悪くなったことが気に入らずに俺の友達の私物を壊すようなヤバい奴ですから、先輩がキレるのも無理は無いです」

 

「ちょっと!? 私を助けに来てくれたんじゃないの!?」

 

 篠原がそう言ってくる。本当に言ってるのか? 無人島試験では本当に殺されかけ、船内試験では佐倉の私物を壊すようなお前にかけてやる慈悲があるとでも? 何とも自分本位の奴だ。まあ、自分本位かどうかに関しては俺が言えたことではないが。

 

「そんなにヤバい奴だったとはねぇ? 私にぶつかって来たのもその腹いせなんじゃないの? 答えてみなさいよ」

 

「そんなこと無いです! むしろ、先輩の方が前を見ずに歩いていたじゃないですか!」

 

 おうおう。激しくなってきたね(笑)。まあ、ただの嫌がらせにしては良い線いってるんじゃないだろうか。全力で社会的地位を壊滅させてやっても良いんだけど、やり過ぎた場合は退学になるからな。ここではあのボイスレコーダーは使うつもりはない。この件が終結した後に突っかかってきたタイミングで脅しとして使うつもりだ。

 

「まあ、お前のことだ。先輩に何か迷惑をかけたんだろう? 必死に謝れば許してくれるんじゃねえか?」

 

「あんたねえ! 一体どっちの味方なのよ!」

 

「少なくともお前の味方では無いな。お前がどうなろうと俺の知った事じゃないが、この際だから無様を晒してもらおうかなと思ってね」

 

「本当にサイテー! あんたみたいな奴、碌な死に方しないわ!」

 

 ……まあ、客観的に見て俺がクズだと思われるのは間違いないのでそれは認めるが、どの口がほざいてるんだ? お前がやったことって、虐めで悪口を言った結果、自殺する人間が出る並みに酷いことやってんだぞ。特にお前は料理をしているからこそ、栄養素のバランスの大切さや、食事をとらないことによる悪影響、水が無ければ人間はすぐに死ぬという分かりやすい事実まで理解しておきながら、俺に水を渡そうとしなかったんだぞ。

 

 むしろ、これだけで済むだけありがたく思って欲しいもんだ。ここが国に管理されていて防犯がしっかりされているからこそ、こんな制裁で許してやってんだ。それこそ……この学校じゃ無かったら…………

 

うっかり殺してたかもしれないからな。

 

「少なくともお前にだけには言われたくないな。無人島試験では俺を餓死に追い込んで、船内試験では器物損壊を働いたお前みたいな極悪人には!」

 

 こいつの被害者面が気に入らないせいか、俺も知らず知らずのうちにヒートアップしていたようだ。次々と湧き出てくる怒りを言葉として排出してしまう。想像以上にやり過ぎてしまっている。それは自分自身理解しているのだが……止められない。一度は本気で殺そうかと考えていた相手だからか……絶望した顔でもなく、反省した様子もなく、被害者面をしているこいつが気に食わないのだろう。負の連鎖は続いてしまった。

 

 

 

 

 

 結局この後、この騒ぎが治まったのは騒ぎを聞きつけた先生に叱られたのが原因だった。それまで、俺たち3人はただただ醜い言い合いを繰り返していた。……本当に恥ずかしい。篠原ごときに構った結果、俺が厳重注意を受けてしまう羽目になるとは。喧嘩の件で3人の中で一番罪が重かったのは俺で、罰金20万プライベートポイントまで支払う羽目になった。

 

 だが、この件で俺はすっきりした。俺の発言に加えて、ボイスレコーダーや佐倉のデジカメの壊れ具合などから篠原が罰せられることになったのだ。そう考えれば20万プライベートポイントという罰金はチャラに等しい。今回の俺を殺しかけた件や佐倉の物に対する器物損壊を行った篠原の罪はかなり重く、俺の希望で退学にはならなかったがその分罰の重さは酷い物になった。……それこそ、退学した方がマシだと言えるレベルに。

 

 まず、俺を殺しかけた件だが……クラスメイトからの証言が原因で対応されることが決まった。というのも……皆あまり話したがろうとはしなかった。まあ、当然だろう。これで答えてしまった場合、篠原がどうなるかの保証はない。篠原自体がどうなろうとどうでも良いが、退学によるデメリットは確実に存在することぐらいは誰にも理解できるため、誰も答えようとはしなかったのだ。

 

 しかし、まさかの軽井沢が証言したことで信憑性は拡大。軽井沢が自分からそんな面倒なことをするとは思えない。……となると、綾小路の指示とみて良いだろう。

 

「確かに下着を盗まれた時に掩護してくれたのは嬉しかったんだけど……流石にやり過ぎというか……若干実は引いてたんだよね。だから、しっかりと反省した方が良いと思う」

 

 その時の軽井沢の発言がこれだ。実に天才的な回答だと思う。心遣いはありがたいけど、きっちりと反省すべきだと言われてしまえば、篠原が文句を言ったところで他の人間の反感を買うことになるのは明白。この時点で篠原は被害者面出来なくなった。

 

 そして、次は佐倉の物を破壊した件だが……こちらは証拠が出揃い過ぎているので即、罰が決まった。

 

 結果として俺は20万プライベートポイントを支払って裁判の場を設けただけに過ぎないのだ。その分、篠原の罪は途轍もなく重い物になったのだから儲けもんだ。勿論、人を殺しかけたということで処分は退学だったのだが、クラス間の問題であるし、それでクラスポイントが減るのは馬鹿らしいので俺から罰を提案させてもらった。

 

 そして、その内容が俺には毎月初めにプライベートポイント全額の譲渡。佐倉には謝罪と罰金の代わりにこの1年間必ず佐倉の指示に従うという物だ。

 

 篠原は阿鼻叫喚し、泣きじゃくっていたが知らんわ。普通に考えて同じく命を失いかけるようなことにならないだけマシだろ。この学校には山菜定食とかあるんだから普通に生きられるし。

 

 そして、この学校のルールで勝訴した物が罰の内容を決めることが出来るという物があるため、こいつが楽になりたければ裏切って他のクラスからポイントを貰うか、学校の設備等を破壊して自分から自主退学をする……。そんなぐらいしか方法は無い。

 

 こうして、佐倉とのデートで潰れるはずだった1日を有意義に過ごすことが出来た。まあ、これが原因で更に俺の悪評が広まることになったのだが、今頃過ぎるので気にしていない。

 

 因みに篠原の裁判はクラス全体を呼び出して後日に行われたため、色々な人間の反応を見ることが出来た。その中でも着目すべき点は綾小路、平田あたりだろう。

 

 基本的に休日を1日潰されたためか怒っている人間の方が多かった。その中でも堀北が尋常じゃないほど怒っていたが……別に今は良い。……次の試験で跪いて命乞い……とまではいかなくても土下座までいくのはあいつだからな。

 

 その中でもやはり、綾小路は異質で相変わらずの無表情ではあるが、どこかとげのある目線を感じた。……少しずつではあるが、綾小路が俺に対してどんな印象を持っているのか……それぐらいは分かるようになった気がする。まあ、綾小路に失望なりなんかされても俺には関係のない話だ。

 

 篠原のポイントですら俺にとっては一種の生命線だ。生き残るためならば手段は選ばない。それが原因でこの学校に居る全員に恨まれることになったとしてもだ! 

 

 そして、平田だが覚悟を決めた顔になっていた。恐らくだが、俺にリーダーを任せ続けるのは危険だと判断したんだろう。顔つきが珍しく覚悟を決めた物になっていた。……俺の目的的には目障りでしか無いが、少なくとも覚悟を決めた顔というのは個人的には好印象だ。少なくとも、今までの平田よりは好感が持てる。

 

 しかし、俺はそれすらも考えている。今回の件でクラスメイトも理解したはずだ。不用意に歯向かえば俺に破滅に追い込められるということは。……まあ、ろくでもないことでもしない限りはそんなことをするつもりは無いが、今までの行動からしてそう捉えられるだろう。

 

 平田がそんな状況を許すとは到底思えないからな。当然別のリーダーを考えるのは必然。俺の体育祭に向けての準備は既に始まっているのだ。俺と原作キャラクターたちでは情報量が違う。アドバンテージを生かして、自らの好ましいように物事を進める。当たり前のことだ。

 

 俺は計画が上手くいきそうで思わず笑みを浮かべたのだった。後で佐倉や王から言われたのだが、その顔はまさしく悪役がするような邪悪な笑みを浮かべていたのだったという。

 

 




佐倉回を書こうと思っていたら、いつの間にか篠原制裁回へと変わっていた・・・。

所詮、年齢=彼女いない歴の俺にデート風景とか書けんぜ。

ちょっと、今回は迷走した感があるので、次はきちんと書ける題材を探して書いてきます。

篠原制裁は制裁できちんと書いて欲しいと思った人がいたなら、申し訳ない。

3巻編にて赤文字は必要ないと思ったか否か

  • 全然使ってもいいと思う
  • 要らなくね
  • 別に太字とかそういうの全部要らない

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