異世界転移された彼は【注文(オーダー)】と言うスキルで商人を目指す事にした。 作:北方守護
生徒達が転移されてから1週間程経っていた。
皆は、それぞれのスキルにあった訓練や座学をしていた。
そんな中……
「ふぅ……コッチにも載ってなかったよ」
「そうでしたか……すみませんシャルラさんにご迷惑を掛けて……」
タケアキはシャルラの部屋で自身のスキルを調べていた。
「いや、これは私の仕事でもあるからね……それにしても、どうすれば発動するのか、どの様な効果を及ぼすとか……分かった事は〔何も分からない〕と言う事が分かったね」
「そうですか……シャルラさんでも分からないんですか……聞きたいんですけど、ここよりも詳しい事が載ってる書物がある場所って無いんですか?」
「ある場所ね……あるとすれば隣の国の王立院だね」
「隣の国の王立院……ですか?」
「あぁ、ウチの国の隣にある国なんだが……ちょっと国交が少ないんだ……それにタケアキのカードを見てみな、全体的に銅色をしてるだろ?」
「えぇ、そうですけど……これってランクみたいな物ですか?」
「あぁ、そうだよランクって奴は……」
シャルラはランクについて説明した。
ランクには下から銅、銀、金、黒金、赤金、白金の6色まであり入れる施設などが変わってくると説明された。
「ウチの国でさえ、ここに来るには最低銀ランクが必要だからね」
「え?けど俺は銅ランクで来てますけど……」
「タケアキの場合は王様からの命令でもあるからね、けど隣の国に入るには最低でも金ランク、王立院となると最低赤金が必要なんだ」
「はぁ……ちなみに、そのランクはどうやったら上げられるんですか?」
「一番早いのは様々なのギルドに所属して色々な
「依頼か……俺も一応訓練は受けてますけど……ステータスの数値が上がらないですよね……」
「そうか……ならタケアキの場合は適した
「俺に適した職業って……そんな事あるんですか?」
「それはそうだろ?魔力がない奴が魔法使いの訓練をしても意味が無いじゃないか」
「あぁ、それはそうですね……じゃあ俺に適した職業って何ですか?」
「ううん……それが分かるのがスキルなんだが……」
「なるほど……俺のスキルがどんな物か分からないから適した職業も分からないと……八方塞がりっすね」
「そうだね……なら王様に頼んで街で住んでみたらどうだい?」
シャルラはタケアキに1つの提案をした。
「え?そんな事できるんですか?」
「あぁ、君たちは異世界から転移されて来たとはいえ、ここの国民でもあるからね、それ位の許可は出るんだ」
「なるほど……街に住むか……それも良いかもしれませんね……(アイツらは俺を邪魔者扱いしてるし)」
タケアキは訓練中にヤンキー達が絡んで来る事を思い出していた。
「ただし、それをするとタケアキ君は普通の国民と同じ扱いになるんだ」
「それはそうですよね、今の俺は王様達に保護されてる様な物ですから……けど、俺は構いませんよ
どこにいても俺は俺ですから」
「ハハハ、私も今まで沢山の異世界人をみて来たけどタケアキ君みたいな人は初めてだよ」
「けど、今はまだ街には住みません、この世界の事をもっと知らないとダメですから」
「そうか、なら私も出来る限りの事を教えるよ、それで私が良いと思ったら城を出ると良い」
「ありがとうございます、シャルラさん」
タケアキはシャルラからこの世界で生活する為に必要な知識を教わった。