人柱達   作:小豆 涼

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今回はオリキャラ(元モブ)再臨です。

そして、お気に入りが2000件を突破ァ!
すごい…本当にありがとうございます!!!!

最近は執筆の速度が遅く申し訳ないばかりです…!

それでは本編どうぞ~


ワシが斬って護ってきたもの。

炭治郎と義勇は、着々と鬼を倒しながら無惨の元へと向かっていた。

 

「義勇ー!」

 

「真菰さん!」

 

二人を見つけた真菰は、手を振りながら駆け寄ってくる。

 

「よかった。一人で心細かったんだぁ」

 

「ご無事でよかったです!」

 

炭治郎が真菰の無事を安堵していると、突如天井から轟音が響く。

その嗅ぎ覚えのあるにおいに、炭治郎はすぐさま臨戦態勢を取る。

 

「久しいなァ。良く生きていたものだ、お前のような弱者が!竈門 炭治郎!!」

 

「猗窩座ァァアア!」

 

けたたましい轟音と共に、猗窩座が攻撃を仕掛ける。

 

─ヒノカミ神楽 火車─

 

跳躍した炭治郎は、猗窩座の腕を斬る。

戦え。

負けられない。

 

自分を鼓舞する炭治郎は、執念でその斬撃を当てた。

そうして、すぐさま再生した猗窩座の攻撃をまたもヒノカミ神楽を駆使して今度は顔面を斬りつけた。

 

義勇は素直に驚いた。

練り上げられた炭治郎の技。

それは、柱に届くを言っても過言ではなかった。

 

「すごい…」

 

真菰も同様で、感嘆の声を漏らした。

 

満足げな表情で炭治郎と向き合う猗窩座は、術式を展開して向き直る。

 

─水の呼吸 参ノ型 流流舞い─

 

「水の柱か!これは良い、遭遇したのは五十年ぶりだ!お前、名は!?」

 

すかさず加勢するべく義勇も戦闘に参加する。

 

「鬼に名乗る名前は持ち合わせていない」

 

─破壊殺・乱式─

 

─水の呼吸 拾壱ノ型 凪─

 

見たことない型に、猗窩座は興奮する。

それに食らいつくように加勢する炭治郎。

負けじと真菰も攻撃を仕掛ける。

 

すっと、猗窩座の表情が覚めていく。

 

「おい、お前たちはそこの弱い女をこの崇高な戦いに混ぜるつもりなのか?」

 

「真菰さんは弱くない!」

 

炭治郎が反論する。

 

「弱い。女はいつも弱い。わんわんと泣き喚き、自分の身も護ることのできない弱者だ」

 

そういうや否や、真菰に肉薄する。

炭治郎は驚いた。

猗窩座の攻撃からは殺意の匂いがしなかった。

 

「真菰!」

 

義勇が叫んだが、真菰は間一髪攻撃をかわす。

 

「猗窩座…お前は…」

 

真菰さんを殺そうとしていないのか?

そう言おうとしたとき、すでに猗窩座は炭治郎の眼前に迫っていた。

 

間一髪のところで、義勇は炭治郎を持ち上げて攻撃をかわす。

 

「私を馬鹿にするな!死ぬ覚悟なんかできてる!」

 

突如叫んだ真菰。

弱き者といわれ、殺意のない攻撃を仕掛けられ。

無惨を倒すという目標の中、毎日毎日死ぬ気で鍛錬してきたことを否定された。

 

許せなかった。

だが、それ以上に情けなかった。

 

女に生まれてしまったから。

力が弱く生まれてしまったから。

 

義勇を救うことも、彼を救うこともできなかった。

いつもいつも救われてばかりで。

 

生きている意味を実感できなかった。

 

「…ならば死ね、弱き者よ」

 

殺意を込めた一撃が、真菰に迫る。

知覚できない攻撃だった。

 

私はやっぱり弱い。

この攻撃を防ぐことも、躱すこともできない。

どう頑張っても、この鬼の首を斬ることはできない。

 

死んじゃえ。

 

もう疲れたよ。

 

私はずっと弱いまま。

そうやって死んでいく。

 

─ヒノカミ神楽 烈日紅鏡─

 

─水の呼吸 弐ノ型 水車─

 

交差する影。

重なった斬撃は、真菰を救った。

 

「猗窩座…お前はそれでいいのか…?」

 

炭治郎が猗窩座に問う。

憎々し気な表情で、猗窩座が炭治郎を睨みつける。

 

「真菰。これが終わったら鱗滝さんのところへ行く。死ぬな」

 

「…私弱いから無理だよ」

 

「お前を死なせたら、錆兎に合わせる顔がない」

 

錆兎。

今も義勇の中で生きている。

 

錆兎は…義勇は強い。

 

「真菰さん、戦いましょう!みんながあなたの命を繋いでくれたんです。それを無駄にしちゃだめだ!」

 

そうはいっても。

絶対的な強者を前にして、足が震える。

どんなに頑張っても自分では役に立たない。

 

その鬼の首は硬くて斬れない。

自分では、傷をつけることで精一杯だ。

 

「…わかったよ。頑張る」

 

覚悟を決めたつもりだった。

口だけならなんとでも言える。

目の前で激化する戦闘を、真菰は眺めている。

 

足がすくんで。

刀を持つ手が震える。

 

何故戦える?

何故立ち向かえる?

 

義勇も炭治郎も戦うだけの力を持っている。

自分にない物を持っている。

羨ましい。

 

「水柱様!加勢します!」

 

突如、隊士が現れた。

見るからに、一般的な隊士。

力があるようには見えない。

 

「行ってはダメ!死んじゃうよ!」

 

真菰は止めた。

きっと、戦いについていけない。

そして、限界が来れば足手まといになる。

 

そう思い止めると、隊士は口を開いた。

 

「敵う敵わないの問題じゃない!俺はまだ刀を握れる!鬼にも、自分にだって負けられない!」

 

戦禍に飛び込んでいく隊士。

 

「水柱様!俺が隙を作って見せます!」

 

「っ!?」

 

急に先頭に入ってきた隊士に、義勇は動揺する。

しかしこの隊士、どうしてなかなか。

 

想像以上に戦えている。

己が斬り込んで行けば、義勇が攻撃をしやすいように動く。

炭治郎に危機が迫ると、それを援護しに柔軟に動ける。

 

願ってもない戦力だった。

 

その柔軟性と、侮れない攻撃力に猗窩座の気分も高揚した。

 

「ふん、貴様なかなか見どころがあるな!名はなんという!」

 

猗窩座が攻撃をやめ、向き合った隊士に名を問う。

 

「俺は獅童 雪虎だ。貴様はまさか、素流の門下生か」

 

今なんといった?

この男、素流といったか?

 

「その動き、間違いなく素流が組み込んである。俺は当時の門下生の子孫だ。一族に代々継がれている、開祖である慶蔵様の素流…鬼が使っているなんて想像もしなかった」

 

貴様に何がわかる。

 

「その罪人の入れ墨。狛治という男が、仇討に六十七人を素手で殺したというのは本当だったのか。素流の確執は、此処で俺が払ってみせる!」

 

その名で呼ぶな。

 

─雪の呼吸 壱ノ型 初雪─

 

ふわりとした足取りで、猗窩座に近寄る雪虎。

すかさず拳を振るうと、その姿が消える。

 

しかし、猗窩座の羅針は雪虎の闘気をしっかりと捉えていた。

 

体勢を変えた雪虎は、次の型を繰り出した。

 

─雪の呼吸 陸ノ型 粗目雪─

 

腕の真ん中を、肘まで斬り裂く。

二股になった腕を、瞬時に再生する猗窩座。

 

─水の呼吸 肆ノ型 打ち潮─

 

間髪入れずに義勇も参戦。

炭治郎も遅れをとるまいと日輪刀を握りしめて飛び出す。

 

猗窩座はとにかく不快だった。

素流を知る雪虎もそうだが、伯治という名前を思い出してしまった。

 

弱かった自分。

誰も護れなかった自分。

 

消してしまいたい過去。

 

─雪の呼吸 捌ノ型 友待つ雪─

 

一度かがんで猗窩座の攻撃をかわすと、そのままの位置から斬り上げの一太刀。

しかし、猗窩座は羅針の超反応から手首を返すと、そのまま日輪刀を側面から叩き折る。

 

「!?」

 

刀を折られた雪虎は、一度距離を取る。

 

─ヒノカミ神楽 斜陽転身─

 

炭治郎は宙を翻ると、猗窩座の首をめがけて日輪刀を薙ぐ。

事もなげにかわされ、腹に重い一撃をもらう。

 

「ぐっ!」

 

壁にめり込む炭治郎。

意識を朦朧とさせてしまう。

 

「炭治郎!」

 

堪らず声を上げる義勇。

 

その頃、真菰の頭では雪虎の言葉がこだましていた。

敵う、敵わないの問題ではない。

 

私にも、できるだろうか?

 

「そこのあなた!刀を借りれませんか!?俺のは折れてしまって!」

 

全く心が折れていなかった。

臆することなく立ち向かおうとしている。

 

「…あなたはどうしてそんなに強いの?」

 

疑問を投げかけていた。

 

「護りたいんです…!あなたも、彼も、水柱様も!あの時、俺を救ってくれた霞柱様みたいに!素流の開祖のように!」

 

「怖く…ないの?」

 

「怖いです!でも、水柱様や、霞柱様はもっと怖かったはずです!俺がこんなところで怖気づいてられない!」

 

義勇も、炭治郎も。

今も怖いはずだ。

ずっと怖かったはずだ。

 

どうしてそんなことも気付いてあげられなかったのだろう。

 

「私が注意を引く。あなたは必ず首を斬って」

 

真菰は日輪刀を渡すと、猗窩座へと飛び出す。

困惑するも、この機を逃せまいと切り替える雪虎。

 

折れた日輪刀を拾い上げた真菰は、猗窩座の攻撃をかわしながら体に切り傷を刻んでいく。

 

「ちょこまかと、女!」

 

義勇との戦いを邪魔されて気が立った猗窩座は目標を真菰へと定めて攻撃を繰り出す。

 

「おおォっ!」

 

─雪の呼吸 参ノ型 衾雪─

 

雪虎の横薙ぎの一閃は、すさまじい速さだった。

にもかかわらず、羅針の針へと捉えられてしまう。

その指で、刀の刃を掴む。

 

折られる。

 

そう危惧したものの、義勇の斬撃により腕ごと斬られ事なきを得る。

 

決定打がない。

どれほど隙をついたところで、攻撃を防がれてしまう。

恐るべき反応速度。

 

これが、武に陶酔した拳鬼。

上弦の参 猗窩座。

 

「きゃあっ!」

 

ついに真菰が躱しきれずに肩に掌底をもろに受ける。

 

「真菰っ!」

 

義勇がすかさず真菰の前にかばうように出た。

 

「女…。邪魔をするな」

 

義勇の背中を見て、真菰は申し訳なさそうに口を開く。

 

「御免ね…義勇。私、うまくできなくて…」

 

青紫になった肩を押さえる真菰を見るなり、義勇の表情には怒りが浮かぶ。

 

「十分だ、真菰」

 

殺す。

何としてもこいつを殺す。

 

誰一人、失って堪るか。

そう意気込んだ義勇は、今まさに痣が発現しそうだった。

 

しかし、その後ろに。

炭治郎が迫っていた。

 

「猗窩座!今からお前の首を斬る!」

 

驚くことに、猗窩座の肩が跳ねた。

本当に気が付いていなかったらしい。

 

どういうことだ?

 

その後も、炭治郎は猗窩座に攻撃を仕掛けている。

そのどれもが、致命傷ではないが届いていた。

 

─雪の呼吸 弐ノ型 牡丹雪─

 

しかし、炭治郎より間違いなく速い雪虎の一撃は防がれる。

義勇は思考する。

 

何故、炭治郎の攻撃は防がれない?

視覚に頼っていない?

磁石のように吸い寄せられる腕が、炭治郎の攻撃には吸い付いていない。

 

羅針。

針。

反応。

 

まさか。

 

「獅童!俺達で注意を引くんだ!」

 

「はい!」

 

二人の攻撃に、羅針は反応。

猗窩座もさすがに二人の猛攻を防ぐばかりで、炭治郎の攻撃に意識を割けない。

 

─終式・青銀乱残光─

 

杏寿郎との戦いで見せた、あの広範囲の全力攻撃。

 

「水柱様!」

 

凪では受けきれないと悟った雪虎が、義勇の前に割って入る。

身体に無数の穴が開く。

 

「獅童!」

 

ぐったりと倒れこむ雪虎。

義勇は無傷だ。

 

「雪虎くん!しっかりして!」

 

真菰も駆け寄ってきた。

義勇は真菰に雪虎を託して、炭治郎の加勢に行く。

 

「…足を…やられました…」

 

「もういいから!もうやめて、死んじゃうよ!」

 

穴だらけになった身体で、尚も戦おうとする雪虎。

しかし、右足を深くえぐられ、その場に倒れそうになるところを、真菰に受け止められる。

 

「見た目ほど…ひどくありません…。行かなきゃ…」

 

それでも立ち上がろうとする雪虎を、真菰は押さえつける。

 

「炭治郎と義勇が、絶対倒してくれるから!もう休んで!」

 

「真菰さんも、もう戦えない…。俺が、何とかしなきゃ…!」

 

手負いとは思えないような力で立ち上がる雪虎。

もう、真菰は雪虎を抑えることができなかった。

 

どこか遠くに行ってしまう。

そんな不安を感じながら、止められない。

 

刀を杖代わりに、雪虎は猗窩座の元へ向かう。

 

「狛治ぃぃぃ!」

 

声を張り上げる雪虎。

それに意識を取られた猗窩座。

 

─ヒノカミ神楽 円舞─

 

猗窩座の首が飛ぶ。

 

「なっ!」

 

驚きを隠せない猗窩座。

まさか炭治郎に首を斬られるとは思ってもみなかった。

 

強く。

強くならねば。

 

そんな思いが、猗窩座を支配する。

そう思うや否や、自分の首を掴み切断面へと再結合する。

 

そこへ義勇が日輪刀を投げて何とか首を落とす。

それでも、断面は凝固し体の崩壊は止まる。

焦る炭治郎。

体力は限界。

迫る手刀。

 

寸のところで、真菰が炭治郎を抱えて飛ぶ。

すかさず義勇が猗窩座を抑える為に攻撃を仕掛ける。

 

─水の呼吸 参ノ型 打ち潮─

 

首を失くしたとしても、恐ろしい速さで再生する猗窩座。

中段の蹴りをまともに受けた義勇は、吐血しその場にうずくまる。

 

殺さなくては。

竈門 炭治郎を。

 

炭治郎へと向き直る、首なしの猗窩座。

真菰が前に出る。

 

「炭治郎は殺させない!」

 

がたがたと震え、涙を流す真菰。

炭治郎は痙攣が止まらない身体に、動け動けと命令する。

しかし、手負いの二人に抗う術はない。

 

その時、羅針が逆を指す。

そこには、満身創痍で指一本で倒れてしまいそうな雪虎がいた。

 

それでも、恐ろしい程の威圧を放っている。

隙があればこちらを殺そうという意思が、肌を刺激する。

 

「お前は負けたんだ…狛治。受け…入れて…生まれ変われ」

 

師範みたいなことを言うな。

 

…師範?

誰だ。

 

お前は雪虎だ。

雪…?

 

恋雪…。

 

「狛治さん、もうやめて…」

 

護ると誓った、最愛の人。

恋雪。

 

俺は。

何のために?

 

真菰を見る。

炭治郎をかばって、前に出ている。

なんて強いのだろう。

 

強さとは。

肉体のみに使う言葉ではない。

誰の言葉だったか。

 

それでも、強くなければ持って帰れない。

強くなければ、護ってやれない。

 

「猗窩座。お前は強くなりたかったのではないか?お前はこれで終わりなのか?」

 

「狛治さん、ありがとう。もう充分です」

 

かき乱される頭の中。

どっちなんだ。

 

俺は、どっちでいたいんだ。

その時、猗窩座の身体に重みがかかる。

 

「俺は知っているんだ。開祖とその娘様が、毒を盛られたことも。俺の先祖は、お前がどれほど辛いであろうかを、書き記していた…。もういい、狛治…いいんだ…」

 

泣いている。

雪虎が、泣いている。

 

俺の為に、泣いているのか?

 

「狛治さん、もういいんです」

 

恋雪がそういう。

眼前には、恋雪がいて。

もう、無惨の声は聞こえていない。

 

「ごめん!ごめん!!守れなくてごめん!大事なときに傍にいなくてごめん!」

 

子供のように泣きじゃくる狛治。

それを優しい顔で抱きしめる恋雪。

 

「おかえりなさい、あなた」

 

二人は泣きながら、歩いてゆく。

そこはきっと同じところではない。

 

それでも、これでよかったのだ。

 

猗窩座の身体は、はらはらと塵になる。

 

上弦の参 猗窩座討伐。

この知らせは、瞬く間に共有される。

 

ついに力尽きた雪虎は、その場に倒れ伏した。

 

「雪虎くんっ!」

 

真菰達が駆け寄る。

真菰はもう泣き出してしまいそうだった。

 

「皆さん…無事でしょうか…」

 

炭治郎と義勇は、軽傷とは言えないがまだ戦える。

幸い、痣の発現もない。

 

真菰に関しては、肩から下が使い物にならないが命に別状はない。

 

「獅童、助かった。ありがとう。傷を焼いて止血してやろう」

 

義勇は雪虎に感謝を述べる。

傷の具合を見ると、重症だが死ぬような怪我ではなかった。

すぐさま火を焚こうする義勇。

 

「助かります…」

 

「よかった…本当に良かった…!」

 

真菰は寝転ぶ雪虎の胸に顔をうずめて泣き出した。

炭治郎も少し体を休めようとその場に腰掛ける。

 

「真菰さん…炭治郎をかばった時…とてもかっこよかったです…」

 

「ううん。雪虎くんが勇気をくれたから…!」

 

「お二人とも、とても立派でした。俺からもお礼を言わせてください!」

 

炭治郎も便乗した。

皆が口々にお礼を言うものだから、おかしくなってみんな笑ってしまう。

戦いはまだ終わっていないが、それでもこの勝利に身を委ねたかった。

 

そして。

 

「いくぞ、獅童」

 

熱々の日輪刀が雪虎に迫る。

 

「ぐおおおおお!」

 

炭治郎と真菰は直視できなかった。

ひぃだとかおわぁだとか、そんな悲鳴を間近で聞く二人は、心が休まらなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 




上弦の参、討伐。

評価、感想お待ちしております!!

次回もどうかお楽しみにお待ちいただけると幸いでございます!

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