仗助君は謳歌したい   作:クリーム

1 / 2
前から描きたかったんですよね。といことで初投稿です。


第1話

「えーこれで校長先生のお話を終わります。

続きまして転校生の紹介です」

 

ここは私立秀知院学園。

富豪名家に生まれ将来、国を背負うであろう人材が多く就学している。

そして今行われているのは外部からの編入生の紹介をするために開かれている集会。

 

何故わざわざ編入生のために集会を開いているのかというと、秀知院学園の編入試験が一般入試より遥かに難しいと言われ、編入試験を突破し編入したものを集会をひらき紹介するという人によると拷問にも等しい伝統があるからである。

 

 

そして今、優秀な人材の秀知院生がもれなく全員マジか、と内心思っている。

それは件の編入生のせいである、その編入生の名は

 

「━━━えーっと、杜王町から来ました東方仗助です。

これから三年間よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「デハ、生徒会の皆サン東方クンが我が秀知院学園に馴染メルヨウニ協力してアゲテくーダサイ」

 

「わかりました校長。それとポ○モンGOを校内でやるのやめてください」

 

秀知院学園生徒会は、編入生である仗助のお世話をポ○モンGO校長から任された。

校長が生徒会室から出ていくと自己紹介をはじめる。

 

「よし取り敢えず自己紹介から始めるとするか。

俺は生徒会長の白銀御行、でこっちが」

 

目付きの悪い生徒会長の白銀御行。

 

「副会長の四宮かぐやです」

 

なんか心に抱えてそうな美少女。

 

「書記の藤原千花です!これからよろしくね!」

 

IQ3ぐらいしか無さそうなゆるふわ巨乳。

 

「石、石上優で、す。お、同じ一年です…」

 

仗助の風貌にビビりまくっているオタク。

 

だが仗助にビビるのも無理はない何故なら仗助の姿は一昔前の不良のそれだからだ。

15歳でありながら180センチある身長、長ランとボンタンに首元にハートと錨マークのアクセサリー、長ランの胸元を大きく開けておりピースマークとハートマークで止めている。

そして最も目を引くのはその特徴的な髪型だ。俗にいうリーゼントであり近年ではあまりみなくなったものだ。

 

そんな髪型と改造制服を見てビビるなという方が無茶だが流石にビビり過ぎだ。

 

 

「ご丁寧にどもっス。えっと、改めて、杜王町から来ました東方仗助です。

これからよろしくお願いします!」

 

「おうよろしくな、東方!学園の案内は石上にさせるから仲良くしてくれ。頼んだぞ石上」

 

「う、はい……」

 

「でもなんか~東方って呼びにくくないですか~?」

 

「そうかしら?私は好きよ東方って名前」

 

「いえ!かぐやさんが好きでも呼びにくいので、ここは渾名を考えましょう!」

 

「ホントっスか?!やりぃ~!」

(俺、実は渾名とか憧れたんだんよね~)

 

 

そうこの東方仗助はものすごく青春というものに憧れていた。

中学1、2年生は格好のせいで友達もろくに作れず、3年には友達もできたがその友達と共に、変なギタリストや殺人鬼などと闘っていたせいで録な中学校生活にならなかった。

杜王町の仲間と同じ高校で青春したかったが、もうこの際どうでもいい。

この秀知院学園で新たな友と一緒に青春すると決めたのであった。

 

 

「じゃあ~仗助のジョと助の音読みのジョで、ジョジョって言うのはどうですか?」

 

(っ!ジョジョ……承太郎さんもじじいも昔、ジョジョって呼ばれてたって話してたな。これも運命ってやつか?

……まっ、カッコいいからどうでもいいか)

 

「グレート…っ!藤原先輩、その『ジョジョ』って渾名気に入りました!」

 

「藤原にしては中々いい渾名つけたじゃないか」

 

「ええ、ホントに」

 

「確かに藤原先輩にしてはいい渾名つけましたね」

 

「ちょっと!皆さん私のことどう思ってるんですか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★⭐★⭐★

 

仗助が秀知院に来てから2週間がたった頃。仗助は生徒会室にいた。

 

「東方、どうだ秀知院には慣れたか?」

 

「そっスね、優のおかげで楽しくさせてもらってます」

 

「おぉ、それは何よりだ。やるな、石上!」

 

「ちょ、茶化さないでくだいさいよ会長。一緒にいる僕の立場考えください。

こいつこんな格好してるのにめちゃくちゃモテるんで、みじめで仕方ないんですよ」

 

「あぁー確かに東方は男前だよな、目も良く見たら綺麗な青色してるしハーフかなにかか?」

 

「俺は親父がアメリカ人なんスよ。目の色も多分それでじゃあないっスかね」

 

「ジョジョ君、ハーフだったんですね」

 

仗助の謎が解けたことで一同納得する。

 

「そのお父様は何をされてる方なのかしら?」

 

「あぁーなんだたっけな~」

(康一が言ってたんだよな。えぇーっと)

 

 

「たしか、アメリカの不動産王とか何とか言ってたっスね」

 

仗助のこの何気ない一言で四宮かぐやは仗助の父親が誰か検討がついた。

道理で早坂に調べさせてもわからないはずだ、その正体こそ『ジョセフ・ジョースター』イギリス貴族の血を引く誇り高き血統を持つジョースター家、その当主。その総資産は四宮家を軽く越えると言われ、SPW(スピードワゴン)財団という世界的に有名な総合研究機関を従える超大物だ。

東京の目黒区にもSPW財団の支部がある。

 

1年ほど前、ジョセフに隠し子がいると話題になったものだ。その時はガセだったということになったが、まさか実在し自分の後輩になるとは思わなかった。

 

「東方くん、少し首の後ろを見せて貰えないかしら」

 

「?別にいいっスけど、なんかあるんスか?」

 

首の後ろを見せて貰うと99%だった確信が100%になる。

(あった…星型の痣、これがジョースターの血を引く者の証…)

 

ジョースター家の血を引く者は首の付近に星型の痣が有るという話は有名であり、かぐやはこの痣を確認するために首の後ろを見せてもったのだ。

 

「あなた、ジョースター家の人間だったのね」

 

「えぇー!!ジョジョ君、ジョースター家の人だったんですかー!?」

 

「あ、あぁ一応そうっスね。それがどうしたんすか?」

 

「ふふふ、何でもないわ。ジョースター家は少し有名だから」

 

「かぐやさん!少しどこr」

 

藤原がまた余計な話しをしようとしたので口を塞ぐかぐや。

 

「なぁ石上、知ってるか、ジョースター家って?」

 

「え、名前ぐらいしか」

 

(帰ったら調べてみるか)

 

この後無事に仗助を生徒会の雑務に誘うことに成功した白銀はジョースター家のことを調べて小一時間震えることになる。

 

 

(四宮より金持ちだとぉぉぉぉぉぉぉッ!)

 

 

 

 

 

 

 




設定
1999年ではなく2016年。
吉良との闘いや諸々のイベントは中学3年で終わっている。
編入の時期は原作が少し始まってから。
杜王町は俺が守るとか言ってたけど、気にしない。
スタンド使いは引かれあうも気にしない。だってシリアルだもん。

ヒロインいる?

  • いる
  • いらない
  • 考えられない
  • 既にいるだろ?俺というヒロインが!
  • ハァハァ、誰でもいいイチャつかせろ!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。