5章後半にて明らかになった事実からfgo 2部におけるまだ明らかになっていない部分を暇だったので考察する。※本稿は筆者の妄想が大部分を占めていることを留意した上で読んでいただくことをお願いします。
明らかになった事実その1。空想樹は地球白紙化の後に根付いた作中でもこの"順番"が大事であると述べている。つまり、白紙化と同時に暴れ出したデイヴィッドの見た空想樹とプレイヤー側の空想樹が別物であるのでは?ということがほぼ確定している。
その2。空想樹の性質。空想樹の内部では異聞帯に出力するまでの現在までのもしもの歴史実際にシミュレーションのように運営されていたということ。わざわざその地点からではなく地続きであると述べているあたりその"シミュレート"したという部分こそが重要なのではないか。
その3。空想樹の役割について。作中において空想樹が何のためにあるのかその使用用途は何なのか少なくとも一つは判明している。それはビーストⅦの器である"内部に神が降臨する"とリンボが述べていたあたり本来なら空想樹と一体化していた可能性が高い。虞美人の例から人が空想樹と一体化できるのは実証済みである。
以上の点からタイトルの通りマリスビリーとその周辺に起きていた事実を妄想していく。
アニムスフィア家のグランドオーダーとは人理の保障である。そして、アニムスフィアは元より方法はわからないが人理の崩壊を知っていた。予見した破滅は2つ。1つはゲーティアによる人理焼却。2つ目は地球白紙化と異星の神の降臨。そして恐らくはこの2つの事実の内、初めに予見したのは後者の白紙化現象ではないだろうか。
それを裏付けるのはデイヴィッド=ブルーブックの描写とエリア51の研究者の描写である。
異星の神の降臨理由となっているであろう"木のような宇宙人が拷問を受けていた"時期は2016年であるということが判明している。しかし、これは本来なら有り得ない。なぜならば2016年は人理焼却により存在しないはずの時間だからだ。しかし、筆者はこれこそが"正史"なのではないかと考える。すなわち本来ならば収容されていた木宇宙人が助けを求め、降臨した同族の異星の神が木宇宙人と接触、この時に"何かが"起こり(水晶渓谷の名残が怪しい)異星の神は完全体へと変貌し地球を崩壊させたというものだ。しかし、この一連の流れはゲーティアの横槍により瓦解した。ゲーティアがなぜ、あの時期に人理焼却を目論んだかというと。これより先に起きる出来事を知っており、これより先には燃料がないという事実と無意識(人理補正式としての意識のうちに自身の計画の失敗の後に異星の神の降臨を防ぐ意識ぎあったと考える。)により計画を始動せざるを得なかったと考えられる。
つまり流れとしては地球白紙化事件が起きる流れを観測したゲーティアが後から"上書き"した。という流れなのである。
マリスビリーはこの全体像を把握し、その上で双方の解決を図った。(ビーストⅠが連鎖的に顕れるならばゲーティアが顕れた時点でどうあがいてもⅦが顕れる事は確定している。)
そこでマリスビリーはこの二つの事件の完全な解決のために用意したのがカルデアである。その中でもカルデアスは多くのプレイヤーにその性質が空想樹に酷似していると述べられている。筆者はカルデアスは空想樹のアーキタイプではないかと考える。それを頭に入れ次の流れを聞いて欲しい。
まず、解決すべきは人理焼却である。そのためにはレイシフト適性のあるマスター、とサーヴァントが必要である。マリスビリーはまずサーヴァントの召喚、運用の実験を行い、その後世界を巡りマスターを集め人理焼却に備えた。これでビーストⅠの対抗策はできた。問題はビーストⅦである。ビーストⅦは作中で述べられているように不完全な状態でも相当な強さを誇る、完全体のだとうなど絶望的だろう。そこでマリスビリーはビーストⅦを倒すための策を考える。それは、「①異星の神のものとは違うアニムスフィアによる白紙化を行う。②異星の神を誘き寄せるための空想樹とその養分となる異聞帯を用意する③それを私欲のために使うであろう育て主(クリプター)を用意する。④そうして空想樹が不完全のまま降臨した異星の神を倒す」という計画である。
①はそもそもデイヴィッドの回想からプレイヤー側の白紙化はその性質が異なっていることから別者であると考えられる。つまり、本来の上記の正史の空想樹による白紙化とそれに限りなく似た別のアニムスフィアの白紙化が存在するのではないだろうか。その意図としては本来の人類史を守るため。後述する異聞帯の考察から本来の人類史は邪魔にしかならないと考えられる。あとメタ的にはミスディレクションを誘うためでもあると考えられる。
②作中に登場する空想樹はデイヴィッドの回想に登場したものに限りなく似せたアニムスフィア手製の偽物である。その目的としては異星の神を狙った場所、時期に降臨させるためである。上記のとおり地球は白紙化されており異星の神とのバトルフィールドとしてはどれだけ暴れられても本来の人類史には一切の影響が出ない状況である。又異聞帯の運用はアニムスフィア製空想樹独自の能力であると考える。異星の技術を地球上で再現するためには形作るためのリソースとして異聞帯が必要だったのではないだろうか。異聞帯を運用する上でやはり本来の人理は邪魔であり白紙化している方が都合がいい。更に木宇宙人は信号を発しているという描写からこの偽物の空想樹には同族が助けを求めていると誤認する仕掛けが組み込まれている可能性がある。そのため偽りの空想樹を本物の自身のための肉体と捉えたのではなかろうか。
③④異聞帯を運用する役割を担っているのはクリプターであるがこれらの人物の中に異星の神に完全に忠誠を誓っていたと思われる人物は今のところいない。これはマリスビリーが意図してそういう人物を集めていたと考えられる。その中でも特にキリシュタリアに期待を寄せていたと思われる。(そもそも異星の神に目をかけられていたのはキリュタリアのみである。)異聞帯の競争が出来レースと称されていたことやキリュタリアがマリスビリーの夢を代わりに叶えると呟いていた通りマリスビリーは本来異星の神を弱体化させつつ空想樹を別の用途に使用するか異星の神を打倒する為のリソースに逆利用しようと考えていたのかもしれない。
デイビットの正体
そんな中デイビットがカルデアスを止めろとマリスビリーに詰め寄った。これは明らかにマリスビリーの思惑に反する行いである。その理由としてデイビットは"本来の歴史"を知っており、カルデアスによってその事実が"出力"されることを恐れたのではないだろうか。
これにはデイビットの正体が関わってくる。結論から言えばデイビットはカルデアス内部で生まれ、こちら側に"出力"された人間である。カルデアスの完成は1990年である。実際の稼働には電力が足りなかったとあるがその性能を確かめるために小規模なテストくらいは行っているであろう。デイビットはその際に偶発的にこちらに引き寄せられたと考えられる。
更にその正体はカルデアス異聞帯のORTの擬態した姿ではないだろうか。上記の彼がカルデアスの出身の人物だとするとカルデアスの停止と共に消滅しているはずである。しかし彼は生きてる。それはORTの能力でもある"水晶渓谷"。これの応用ではないだろうか。世界を自分の適応できる世界に書き換えるこの力ならば"自分が存在している状態"を常に浸食することも可能ではないだろうか。現にORTは空想樹の影響を跳ね除け存在し続けている。もしくはこちらのORTと接触したことで"何か"が起きたのかもしれない。
さらにメタ的な要素としてデイヴィッドの最後が挙げられる。デイヴィッドが最後に通過した通路は明らかにORTの手が加えられており最後に登場した謎の人物の姿が異質に移る。この謎の人物はマリスビリーか擬態前のデイビットではないだろうか。
これまで立ち絵のない人物の多くは(マリスビリーとか)はそもそも移ることがなく正体を隠すために立ち絵を黒く塗りつぶすことなどもあったが、あんなにもおかしな塗られ方をしたことはなかった。あれは立ち絵が決まっていないとかではなく、"姿が定まっていない"という描写を表しているのでないか。つまり、"擬態する前"という暗喩ではないか。だとするならば…。そして、あれがマリスビリーならばデイヴィッドを殺した上で自我のないORTに擬態させたと思われる。さらにさらにメタ的な話にはなるがORTに関連する通路に登場する人物とORTに関連する異聞帯に登場するクリプター、さらに名前がほぼ同じ両者、加えてデイビットには立ち絵がありデイヴィッドにはない。ORTには擬態能力がある。デイビットは作中の描写を見る限り少し人間味が薄い。
これらのことから、流れとして、デイビットはカルデアス異聞帯に置いてデイヴィッドに擬態した存在であり、その際に僅かに人間性を獲得した後こちらへと出力される。そしておそらくこの時点ではカルデアスの能力を把握しきれなかったと思われる。(停止していたため)そして獲得した人間性により人類の味方となったデイビットはマリスビリーに誘われ人理保証を受諾し同時にこちらの世界の自らを倒すために行動を始める。恐らくは誰よりもORTを理解しせているがために脅威と感じたのだろう(マリスビリーに諭された可能性もある)。しかし、カルデアが完成しカルデアスが稼働を始めるとその力と自分の存在の理由に気付き(それまでは異聞帯の存在を気付かずあくまで自分はORTの分身体程度に考えていたかもしれない)上記の理由から停止を迫った。作中のデイビットの描写からデイビットは最善、もしくは最悪の未来を予想することに長けていると思われる。カルデアスが本来の2016年〜を再現する機能があるならば脅威に感じるのは当然だと思われる。
最後にUオルガマリーについてだが…彼女については考えてみたが「こじ付けが難しい」という理由で断念した。情報が少なすぎるし、何より彼女がオルガマリー自身だとすると時間軸がおかしなところがあるのが一番の問題である。そのため割愛させていただいた。
ここまでが私のfgo 2部の妄想塗れの考察である。如何だっただろうか。穴だらけの考察だが、fgo のメイシナリオの更新があまりにも遅すぎて、ついに今後の展開を妄想し始めた結果がこれである。余談だが去年の四周年イベで告知されたアトランティスはその後4ヶ月程度掛かって実装された。五周年では告知すら無かった。今もない。つまり…