コロナの忙しさで不定期更新になってしまいました
( ̄▽ ̄;)
九鬼の本部でヒューム・ヘルシングは調べ物をしていた。
「ヒューム。何を調べているんですか?」
従者部隊 序列3位のクラウディオがやって来た。
「あの小僧の過去だ。見てみろ」
「彼の3年前?・・・こ、これは!?」
「小僧の闘い方を見て疑問に思ったんだ。池谷 瞭太が闘っている時の【眼】を見てな・・・(あの眼はカタギがする眼では無いからな・・・命のやり取り・・・戦場を知る眼・・・)」
「驚きましたね。彼が【あの町の英雄の1人】だったなんて」
クラウディオは瞭太の過去の経歴に驚愕した。
某月某日・・・池谷瞭太は・・・
「うわあああああ!!?寝坊したぁぁぁぁぁぁ!!?」
「さっさと起きないのが悪いでしょ!!」
遅刻確定の寝坊をした。
「ひええええ!!?」モグモグ
急いで朝ごはんを食べる瞭太、しかし冷めていた。
「あら瞭太くん。今頃 起きたのね」
「叔母さんおはよう!って時間がヤバい!!」
瞭太の家に叔母が住んでるが居候である。
「行ってらっしゃ~い」
「うわぁぁぁん!!梅先生に怒られる~!!」
叔母に見送られ瞭太は川神学園に向かってフルスピードで走った。
一方 川神学園では3年F組に転校生がやって来て川神百代と朝礼が終わるまでの手合わせをしていた。
「やるじゃないか燕!!」
「そう言うモモちゃんもね!!」
松永 燕
西の方で公式の試合は無敗の武人だった。
攻防してる二人だが朝礼終了のチャイムが鳴った為に手合わせは ここまでだった。
しかし燕は遥か後ろの校庭までの道で妙な物体を見つけた。
「どうしたんだ燕?」
百代も燕の視線に気づいて問う。
「いや・・・あれは何かなって?」
「あれ?・・・え?」
百代と燕が見る先にはダンボールが足を出して歩いている光景だった。
「(何か決闘をしてるけどギャラリーが決闘に集中してる隙に校舎に入り然り気無く居ました風にすれば遅刻はナッシング!!)」
川神学園に到着した瞭太、決闘に集中してる隙に校舎に入る計画を立ててバレないようにダンボールを被って校舎に侵入を試みたが・・・
「・・・何をしてるんだ瞭太」ヒョイ
「・・・」!
百代に見つかった。
「どうしたんだ百代?お前も遅刻か?」
「いや私は時間通りに登校してきたんだが?」
咄嗟に百代も巻き込むような発言をする瞭太だが百代に通じなかった。
「こらぁ!!遅刻だぞ池谷!!」
梅先生にバレてしまった。
「あーあー。お前のせいでバレたじゃないか!」
「おまっ!?遅刻してきたお前が悪いだろ!!」
ヤケクソになった瞭太だが決闘場の中心で視線を感じて見ると松永 燕がじっと瞭太を見ていた。
「(あの子が武神を倒した子か・・・)」
それと裏腹に瞭太は・・・
「(え?嘘だろ!?あの人って・・・ええ!?)」
瞭太は松永 燕を見て瞬時に彼女の側に移動した。
「(っ!?速い!?)」
ポーカーフェイスを保って瞭太が一瞬で目の前にやって来た事に驚いた燕だが、瞭太の次の行動で拍子抜けした。
「わあああああ!!納豆小町の松永 燕さんだ!!俺ファンなんです!!」
「へ?」
「あ!すみません!急に!!」
松永 燕は西で自身の製作した松永納豆を売るアイドル納豆小町。瞭太は大ファンなのであった。
「アハハハ!よろしくねん!」
松永 燕と瞭太。この二人の関係は普通に見るとアイドルとファンに見える関係だが、二人はそんな関係では無かった。
二人には衝撃の事実が待ち受けていた。
二人の衝撃関係は一体?