救われないかもしれないセカイで僕達は   作:Daphne( ᐛ )

5 / 9
第5話 竜狩りの騎士と処刑者

2023年8月中旬、現在30階層のアノール・ロンドの攻略が行われている。

最近はりんちゃん達と22階層の家で

のんびりしてたから、久しぶりに前線行ってみようかな?

 

 

 

 

 

今は深夜を過ぎた頃。僕とりんちゃん以外は寝ている。

結衣「ねぇりんちゃん。」

僕とりんちゃんは肩を寄せ合っている。

燐子「何かな……?」

結衣「僕、そろそろ前線に戻ろうかなって考えてるんだ。」

燐子「駄目……」

りんちゃんが僕を強く抱きしめる。

結衣「りんちゃん……?」

燐子「そんなのやだよ……!」

りんちゃんが泣いている。

燐子「前線は何が起きるか分からないし……!」

結衣「……りんちゃん、顔上げて。」

燐子「何……?」

結衣「絶対帰ってくるから。」

燐子「ホント……?」

結衣「ホント。嘘じゃない。」

結衣「だから、泣かないで。」

りんちゃんの涙を指で拭ってあげる。

燐子「分かった……」

燐子「んっ……」

りんちゃんが口づけをする。

結衣「んっ……」

とても甘い。けど、切ない味がした。

 

 

 

 

 

 

夜明け前に僕は支度をして家を出た。

30階層に転移して外に出ると、綺麗な都市だった。

結衣「これがアノール・ロンド……」

キリト「ユイ……?」

後ろを振り向くと、黒のコートに身を包んだキリトが居た。

結衣「キリトか。これからここの攻略をしようと思っててね。」

キリト「1人でか?」

結衣「え?うん。」

キリトが驚いている。

キリト「ここは1人でじゃ到底無理だ。

ボス部屋は開いているが、死者がそこだけで300人出てる。」

300……!?

結衣「え……!?」

キリト「俺と攻略しよう。」

1人では死ぬな……

結衣「分かった。」

こうして、僕とキリトのアノール・ロンド攻略が始まった。

 

 

 

 

 

ボス部屋の近くにて、目の前にあったドアを開けると……

キリト「その部屋はデーモンが居る!」

デーモンが居た。

結衣「危なっ!」

僕はすぐにドアを閉める。

結衣「ふー……」

キリト「後少しだぞ。」

結衣「ん。」

 

 

 

 

 

ボス部屋の前にて、後ろに敵が居たのですぐに部屋に入った。

結衣「あれがオーンスタインとスモウ……」

キリト「オーンスタインが来るぞ!」

結衣「うわっ!」

オーンスタインが突き攻撃をして来て、ギリギリで避ける。

僕とキリトが背中を合わせる。

結衣「どっちから殺る?」

キリト「ここは後に倒す方が巨大化する。

巨大化で倒しやすいのはスモウ。」

じゃあ……

結衣「答えは1つ……」

結衣・キリト「「オーンスタインが先!!!!!」」

オーンスタインに攻撃を仕掛ける。

キリトがヴォーパル・ストライクを発動する。

キリト「スイッチ!」

僕が刀のソードスキル「浮舟」を発動する。

オーンスタインは連続でソードスキルを受けたため怯む。

結衣「キリト!」

キリト「ふっ!」

スモウの攻撃をキリトが避ける。

 

 

 

 

キリト「これで終わりだ!」

キリトのバーチカル・アークで

オーンスタインにトドメを刺す。

結衣「次はスモウ……」

スモウがオーンスタインをハンマーで叩き潰して、

エネルギーを吸収して巨大化する。

キリト「行くぞ!」

結衣「あぁ!」

スモウへと向かい剣撃を刻む。

結衣「スイッチ!」

キリト「うおおおお!!!」

キリトがホリゾンタル・スクエアを発動する。

キリト「ヒップドロップだ!」

スモウがヒップドロップをしてくる。

結衣「隙だらけだ!」

フォースエッジに変えて兜割りをすると、スモウが怯む。

キリト「はあっ!」

キリト「何!?」

キリトの攻撃がハンマーで受け止められる。

キリト「ぐあっ!」

結衣「ぐっ!」

吹っ飛んで来たキリトにぶつかる。

 

 

結衣「(あと1本半……)」

結衣「キリト、HPポーションは何個ある?」

僕はキリトに質問する。

キリト「あと10個だ。」

結衣「……内なる大力を使う。」

キリト「それってまさか……」

内なる大力。

それはHPが減っていく代わりに攻撃力が大幅に上昇する呪術。

結衣「行くぞ!」

魔人化をして、内なる大力を使いスモウに突っ込む。

キリト「死んだら元も子も無いんだぞ!」

結衣「僕を信じてくれ!」

僕は高速移動をして、閻魔刀でスモウにダメージを与える。

キリト「やるしか無い!」

キリトが加勢する。

結衣「これで終わりだぁぁぁぁぁ!!!!!」

最後の剣撃を放ち、スモウが消える。

結衣「ポーション!」

キリト「あぁ!」

キリトからすぐにポーションを渡されて飲む。

結衣「危なかった……」

キリト「ホントに無茶を……」

結衣「ごめん。」

結衣「ていうかめっちゃレベル上がる」

キリト「そういえば」

僕がLv45から60、キリトがLv50から65。

 

 

 

 

結衣「あれが転移装置か」

キリト「みたいだな」

僕達は転移装置で22階層の居住区に戻った。




いかがだったでしょうか?
感想お待ちしております!
それでは!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。