とある少女の物語   作:MトK

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人生で初めて小説を書くので下手すぎる表現や拙い文書には目をつむってくださいお願いします。あと不定期更新かも


プロローグ

[神浜市] それは人口300万人の新興都市。9つの区に分かれおり、都市開発が進み交通網が発達している一方で街その物の歴史は古く、城趾や古い街並みなどが現存する。これはそんな神浜市で起こる物語。

 

 

 

 

 

 現在、神浜市新西区のみかづき荘と呼ばれる2階建ての洋風でおしゃれな下宿屋に少女が2人集まっていた。七海やちよと梓みふゆの2人である。

 

「もうちょっと待っていてちょうだい、後少しで着くって今メールが来たわ」

「分かりました、ではこの間の魔女との戦い方について分析するのはどうでしょう?」

「賛成よ」

そう言ったやちよは遠い目をして今日来るもう一人の魔法少女について少し考えていた。

 

 

 

 

 

 感神こころは4年前にこのみかづき荘の隣に引っ越してきた私達と同い年の少女である。引っ越しの挨拶の際に私の手にはめられていた指輪を見て彼女が自分の指輪をそっと静かに見せてきたのが私達の出会いだった。

 

 そんな彼女の第一印象はおしとやかで物静かな子だと思っていた。だが、その数日後私と同じ学校に転校生として来ると印象は180度変わった。とても明るくて元気のある子だと思った。私は数日前のあの子と同一人物なのか疑いたくなり、そのギャップに戸惑いながらも本人が話しかけてきたことで少なくとも同一人物であるかは確認できた。

 

 それからは家が隣ということやこころの性格もあってかどんどん仲良くなっていった。中学3年には使える時間をほぼすべて一緒にいることに費やした。彼女から私に声をかけ学校に一緒に行ったり魔女狩りをしたりした。モデルや魔法少女の辛さで心が折れそうになったときも、ずっとそばにいて私を支えてくれた。

 

 中学を卒業し、同じ高校へ進学する際にとある事情でみかづき荘に住むことになった。そんな私生活まで一緒に過ごすようになったこころと家族同然のような関係になるにはあまり時間はかからなかった。 

 

 高校に入ると同時にかなえという魔法少女に出会い、チームに加入した。かなえはバンドをやっていて私やこころも彼女の演奏を楽しみにしていた。かなえは魔法少女としては私よりも身体能力や魔力においてかなり高く魔女と一対一でも殴りあえるほど強かった。

 

 一方学校では、私とこころとの仲良しの度合いを完全に超えている“やべーやつ”とも学校の噂になるほど私達の仲の良さは広まっていた。だか、それも去年までの話だ。

 

 去年に、ある事件があった。チームの一員として半年以上戦ってきたかなえが魔女の攻撃から私を庇って動かなくなってしまった。体に傷はほぼないのにまるで死んでしまったかの様な状態になっていた。かなえのすぐ横には半分欠けたソウルジェムが落ちていた。

 

 そのとき、私はきゅうべぇを問い詰めたことで初めて知ったのだ。魔法少女の秘密を、ソウルジェムが自分の魂であることを。その受け入れがたい真実を聞いて、仲間を失ったショックと未知の生物に人ならざるものに変えられたショックで心が壊れそうだった。同じことを聞いていたこころは何を思っただろうか。それを知る術は私にはない。ただ、隣には顔を隠して震えているこころの姿があった。

 

 次の日、こころは複雑な表情をしてみかづき荘を出ていってしまった。それからは一切学校内でも学校外でも合うことはなかった。他の友人達からは何かあったの?と聞かれるが私だってわからない。むしろ私が知りたい。それから個人的に神浜市内を探しているうちに一ヶ月が経った。今や私は心の支えを求めるようになった。そんな時からか私は以前から少しずつ出会っていたみふゆに心を寄せて一緒に過ごすようになっていった。

 

 そんなこころから連絡があったのが昨日。みかづき荘に明日帰ってもいいか?という突然の連絡だった。だが、私はすぐに了承した、心に花が咲くようなとても良いと気分になった。そこから彼女は続けてこう言った。「今一緒に活動している魔法少女もみかづき荘に呼んでおいてと」

 私は「了解よ」と、2つ返事で返した。ここまでが昨日の話だ。

 

 

 

 

 

「やっちゃん?聞いていますか、やっちゃん?」

「ごめんなさい、今少し考え事をしていたわ」

「まったく、悩み事ですか?私で良ければ聞きますよ」

「いえ、たいしたことじゃないから大丈夫よ、心配しないで」 

 

 そう私が言ったときにちょうど〘ピンポーン〙と家のチャイムが鳴った。私が行くから待ってて、そう言ってリビングにみふゆを残し玄関に向かうと予定より1時間ほど遅れて来たためかしょんぼりとしたこころが立っていた。 




めっっっちゃ時間がかかった。こんな作品よりも神な量と質をだす人は神だと思うね。次回投稿は不明。意見なんかあったらどんどん送ってくだせぇ

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