勘違いから始めるヒーローアカデミー   作:ジョイフルラバー

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転生から始める

「オギャー!オギャー!オギャー!」

 

「産まれました!元気な男の子です!」

 

産まれた直後、俺が認識出来たのはここまでだった

たぶん赤ちゃんの肉体に脳が対応出来なかったのだろう

 

プツッと意識が途絶え、自我が復活したのは1歳と少しした頃からだった

 

 

 

 

 

 

自我が復活してすぐに情報収集を試みる

試みるとは言っても、大人の言動を盗み聞くか、テレビを見るくらいしか出来ないのだが

 

それでも限られた情報の中で分かったことがある

 

1.生まれた場所は日本の静岡県

2.ヒーローやヴィランが日常的にニュースになるが、アメコミの世界ではない

3.オールマイトが存在する

4.ご近所さんが主人公

 

うん、3番のオールマイトってヒーロー知ってる

アレだろ、僕のヒーローアカデミアに出てくるヤツだろ

 

「うぁー」

 

テレビのニュースを見て頭を抱えたのは、つい数日前のこと

ニュースの中ではオールマイトが元気にバリバリ人命救出をしていた

たぶん主人公の緑谷出久が目を輝かして見てた動画な気がする

 

そして4番目はそのままなのだが、お隣さんが緑谷さん家で母親同士が交流があるみたいだ

育児のことで、たまにお互いの家に行き来をしている

その際に、主人公の緑谷出久と会った

 

同じ1歳ということで、よく一緒に遊ばされる

まだまだ赤ちゃんだから髪の毛がふわふわの緑色

そして何故かめちゃくちゃ懐いて後を追ってくるのだ

...普通に可愛いじゃねーか

 

同じ歳だが精神年齢が大人な自分としては可愛い弟のような気分である

 

 

 

 

 

そんなこんなで、緑谷さん家と交流を持ちながら特にこれという事件も起きず、1年と半年が経った

 

3歳になる数ヶ月前の出来事だった

突然、個性が発現した

 

発現した直後、転生前に知っていたアメコミや他のアニメのヒーロー達の能力が脳にインプットされるように刻まれるのを感じた

 

そして、自分の個性がなんとなく分かった

個性は『スーパーヒーロー』

 

そのまんま過ぎて赤面しそうだ

赤面は嘘だが、個性が発現した瞬間は顔色は良くなかっただろう

なぜならヒーロー達の特殊な能力だけでなく、体質や純粋な身体能力まで引き継がれた感覚があったのだ

個性が発現した直後にすぐ力をオフに出来た感覚があったので問題なかったが、常時オンの状態で癇癪起こしたらハルクになって暴走する可能性があった

 

個性には「発動型」「変形型」「異形型」と大きく3つに分類されるが、個性のオンオフが出来、ハルクのように変身も出来ることから「複合型」の個性に分類されるのだろう

 

 

そんなことはさてとき

 

 

というかオールマイトに会うまで、ヒーローに強く憧れてるのに無個性ということで、悩み葛藤することになる幼馴染の出久を知ってる自分としてはツラい

自分がもし同じ立場で、幼馴染の個性が『スーパーヒーロー』だと分かったらグレるか引きこもると思うわ、割とマジで

 

うーん、でも出久は純粋っぽいし、俺のことメッチャ懐いてて今でも後を追いかけるような関係だから、俺が導いてあげたらいいのかな?

 

うーん、うーんと1人悩んでいると母親から声がかかる

 

英雄(ひでお)ちゃん、ご飯出来ましたよー。」

 

あ、そうそう

俺の名前は黄泉 英雄(おうせん ひでお)である

正直初めて漢字を知った時は、ナメてんのかと思ったが、この世界(ヒロアカ)では名前と容姿や能力ってメッチャ直結してることを思い出して、なんか納得してしまった

 

爆豪とか常闇とかじゃないだけマシか

 

まだまだ幼児な俺は、母親にご飯を食べさせて貰いながら今後について考えるのであった


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