昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2   作:ゆーじ(女神候補生推し)

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#114 お祭りへ

「いーすんさん、クエスト終わりました」

 

 

 イストワールと合流したネプギア達は女神化を解くと、ネプギアがイストワールにクエスト完了の報告をした。

 

 

「みなさん、お疲れ様です」

 

 

 イストワールは女神候補生達に向けて嬉しそうに微笑む。

 

 

「所要時間は三十分か。思った以上に早かったわね」

 

 

 アイエフがスマートフォンの時計を見ながらそう言うと、「あっという間です~」とコンパもそれに続く。

 

 

「いや~、ボスを含めた三百以上のモンスターをこの短時間で殲滅させるなんて並みじゃないよ」

 

 

 ファミ通も合流をしており、女神候補生達に称賛の言葉を送る。

 

 

「ロムちゃんとラムちゃんが広範囲の攻撃魔法を使えるから、そのお陰ですよ」

 

 

 ネプギアはロムとラムの活躍をアピールして謙遜するが、即座に「ネプギアとユニちゃんが撃ち漏らしたのを倒してくれるから安心して魔法が使えるのよ」とラムが言い、「ネプギアちゃんとユニちゃんのおかげ」とロムもそれに続く。

 

 

「なかなか言うじゃない。ま、アタシ達のコンビネーションの勝利ね」

 

 

 ユニは、てっきり鼻高々に自慢すると思ったロムとラムが、自分とネプギアを立ててくれるよう成長したのを嬉しく思った。

 

 

「ありがとう、ロムちゃんラムちゃん」

 

 

 ネプギアも同じ気持ちらしく、微笑みながらロムとラムの頭を撫でてあげる。

 

 

「それよりお祭り行こ! お祭り!」

 

「お祭りお祭り(わっしょいわっしょい)」

 

 

 ロムとラムは我慢できないことをアピールするように二人で飛び跳ねながらそう言う。

 

 

「はぁ……こーゆーところはまだまだ子供ね」

 

 

 ユニが溜息を吐きながらそう言うと、ネプギアは「ふふっ、いいんじゃないかな? 私も楽しみだし」と微笑む。

 

 

「そうですね。お話はこれぐらいにして、お祭りに行って来て下さい」

 

 

 イストワールはそう言って話を切り上げると、「やっほー! お祭り」とラムが言って、即座に女神化するプラネテューヌの方向に飛び去って行く、ロムは慌てて「ら、ラムちゃん待って~」と言って女神化して追いかける。

 

 

「ユニちゃん、プラエちゃん私達も行こ」

 

 

 ネプギアは女神化すると、プラエを抱きかかえ浮かび上がる。

 

 

「はわわっ!?」

 

 

 プラエが驚きの声を上げると、「大丈夫?」とネプギアが心配そうに尋ねる。

 

プラエは、「ちょっとビックリしただけ。大丈夫だよ」と微笑む。

 

 

「じゃ、行くわよ」

 

 

 ユニも女神化すると、ネプギアとユニはロムとラムの後を追って神次元のプラネテューヌに向かう。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 プラネテューヌの感謝祭まで戻ってきた女神候補生とプラエ。

 

街の入り口の少し手前に着陸して女神化を解くと、駆けだすロムとラムを先頭にプラネテューヌの街に入る。

 

 

「お祭りお祭りうれしいな~♪」

 

「うれしいうれしい~(るんるん)」

 

 

 ロムとラムは手を繋いで可愛らしく踊っている。

 

 

「ほら、プラエも一緒に」

 

「う、うん……」

 

 

 ラムが誘うと、プラエも一緒になって三人で輪になって踊り始める。

 

 

「日が暮れる前に着いてよかったね」

 

 

 ネプギアがそう言うと、「そうね。ところでどう回る?」とユニは入り口で渡されたお祭りの地図を見ながらネプギアに尋ねる。

 

 

「ここから時計回りに歩いて回れば丁度いい時間に教会に着くんじゃないかな?」

 

 

 ネプギアは時計回りの方向を指差しながら答える。

 

 

「そうしましょ。ロム、ラム、プラエはぐれないようにね」

 

「「「はーい」」」

 

 

 ロムとラムとプラエは元気よく返事をするとネプギアとユニについて行く。


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