鷹木と白福が白鳥沢に行ってた。(終わり)
久々に感じる都会の空気を吸いながら、1ヶ月と少しの新婚旅行から鷹木と白福は帰ってきた。
本当はもっと居ても良かったのだが、バレーはあくまでチーム戦。個人の技術だけを伸ばし続けても、連携が出来ないと本当に強くなったとは言えない。
白鳥沢の監督はそれこそ個人技を重要視しているが、鷹木としてはやはり個人技よりも連携技の方が大事であった。
もっとも、このままだと伸び続ける木兎の実力に匹敵出来ないから、個人技を鍛えるために白鳥沢に行ったのだ。
「──決して(原作を)見たかったからだけでは無い。うん」
「なんか言った〜?」
俺が1人頷いていると、不審に思った女性が覗いてくる。俺の隣を歩くのは、当然のように白福である。にしても、アニメで見た時もそうだったが、リアルになるととんでもない美人だよな。
健康的な肌色に、スラットした手足で、出るとこは出ているプロポーション。制服を着ている今はハッキリ分からないが、ラフな格好になると破壊力は凄まじいの一言に尽きる。
唯一の欠点としては、暴飲暴食ってところだろうか。だが、彼女の場合はそれすらも魅力に見える。
部活をゴリゴリにしている人間は、自然と食べる量が増える。この時彼氏だけしか沢山食べないとなるよりも、彼女も一緒になって沢山食べてくれた方が精神的に食べやすい。
見られながら食べるよりも、一緒に食べる方が何かと楽しいしな。
あの細身のどこにあれだけの量が入っていくのかは、分からないが特に問題では無いのだろう。もしかしたら、どこぞのガールズバンドのようにカロリーとかを送ってるのかもしれない。
(相変わらずカッコイイねぇ〜…)
横目で盗み見ながら私はそう心の中で呟く。隣の男は私の唯一無二の彼氏・能本鷹木。体の大きさに合う、イケメンではないが小さく整った顔と、白鳥沢に行ったことで付いた(強制)、逞しい筋肉。
スポーツ選手にしてはやや細身な彼だが、その実、体の中にはぎっしりと筋肉が詰まっている。なんせこの前聞いた時、体脂肪率が1桁だったのだ。
色々とおかしい。いや、スポーツ選手としては普通なのかもしれないけど〜…。元々ここまで体脂肪率が低かった訳では無いのだ。良くも悪くも技術でカバーする鷹木は、体脂肪率や筋肉量に関してズボラで、適当だった。
それが白鳥沢に行ってから、練習の合間に筋トレするようになったのだ。なんでも「力をパワーに」とかなんとか。私としてはマッスルよりかは、細マッスルが好きなんだけど〜……これはこれでアリなんだね。筋トレを勧めた牛若に感謝しなきゃ。
いい彼女(彼氏)を持ったなぁ、と考えながら、彼らは本拠地・梟谷へ向かった。
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「「ただいま戻りましたァ〜〜」」
「おぇーーい!」「おかえりー!」「いよ!ご両人!」「……待ってたぞ」「タァカァキィー!」「神だ……」「助かった……」「ッッッッィィィィイイイイヨッシャアアアアァァァァ!!!!」「コンニャク根性!」
俺らが体育館に入ると出るわ出るわ歓迎の言葉。皆笑顔で寄ってきてくれて嬉しいゾ。……なんだ最後の。
なんか1つおかしいのが聞こえたが、皆気にしてないしきっと空耳なんだろう。そう思いながら俺が手荒い祝福をされてると、涙をほろりしている赤葦が。
……うん?───木兎だな。あとは任せとけ。
背中をバシバシと叩かれて、今だに痛いと思いながら練習が始まった。今日帰ってきた事もあって、監督達からは少し休めと言われたが、久々に皆とやるのもあってか、不思議と身体が軽い。
長距離移動したし、筋トレもかなりしてきたから、嬉しい誤算だ。白鳥沢に行って、原作を追体験?みたいな事をしてたある日、牛若に言われたのだ。
「ただのスポンジよりも、鍛えられた盾の方が強い」と。
そんなわけで筋肉を付けたのだが、重くなるどころか非常に動きやすい。加えてレシーブで後ろに転びながら取ることが中心の俺が、そうせずとも牛若のスパイクを取れるようになったのだ。
元々派手に動くための受け身で、体力の燃費も良かったやり方なんだが、素早い攻撃をするかどうかは関係なく、レシーブした後にすぐ動けた方が良いのは間違いなかったな。
牛若に感謝しなくては。
まぁ、向こうもレシーブが急激に成長したけどナ。おかしいな〜〜アイツ、レシーブは下手なイメージがあったのになぁ〜。原作でレシーブほぼしてなかったと思うんだけど……オカシイナア。
てか、レシーブしまくったせいで牛若のスパイクを鬼強化してしまった……。俺もかなりレシーブ上手くなったけどさ、俺の成長幅がノミのように感じられてしまう。
ウチには木兎がいるし?なんとかなる。うん。それにウチは木兎を引っ張るチームだ。素の力で勝てなくても、連携で勝てば良い。
勝てるかな……。
「──いやぁー久々だなぁ。鷹木がここにいるのって」
「だな。で、有意義に過ごせたのか?コチトラさらにユーティリティに溢れてるぞ」
そうして時間が進んで練習終わりの片付け中。各々素早く片付けている中、掃除道具を持ちながら猿杙大和と木葉秋紀がやってきた。
ちなみに、猿杙の最近の悩みは、笑っていないのに「笑うな」と言われる事だとか。まぁ、黒髪の猫っ毛で常に口角が上がってるし、しょうがないんだろうけど。だから鷲尾が教わろうとしたわけで。
そしてもう1人は我らが「からかわれ役」にして、いじられ界の頂点に座る者であり、その座に甘んじて決して動こうとしない軟弱者、木葉秋紀である。
どうでもいいな、これ。
「……黙って聞いてりゃあ好き勝手いいやがって」
「「ッ!?あの木葉が冷静だと!?」」
「鷹木はともかくなんでサルまで驚く」
「そりゃあ……お前だから」
「そんな場合じゃないだろう?───アレ、なんとかしないと不味いだろうが」
珍しくツッコミをしてこない木葉が、持ち前の広い視野で気付いて俺らに告げたのは、暗がりに座り込む謎のミミズクだった。
全く掃除時間だと言うのに掃除しないとは。それでも3年生か?お?
それともあれか?今日の練習終わっちゃってサミシィーとかか?
はたまた自分で言うのはあれだが、鷹木と練習出来なかったぁーとかか?
そういや練習の時にしつこく誘って来てたな。帰って来ていきなりガソリンタンクを限界まで積んでる男と練習なんざするわけないだろうが。
しつこく粘っこく食い下がるから最終的には赤葦に丸投げしたけどな。いやホント赤葦様々だわ。
今日も迷惑かけてごめんな。後でアイスでも奢るよ。
え?いらない?
菜の花のからし和えが良い?なにそれ。
心の中で何言ってんだ俺。
で、そのミミズクはその体躯に見合わないほど縮んでおり、その後ろ姿は親に置いてかれた小学生のそれ。
なんてことは無い。ただの「しょぼくと」だ。
先程まで、それもホントについさっきまでの練習では、元気一杯、猪突猛進、という感じだった為に、俺と猿杙は首を傾げる。
「なんで木兎がしょぼくれてんだ?」
「さぁ?」
「鷹木が強くなりすぎてた、とかじゃね?」
「マジで?俺そんなに強くなっちゃった?いやぁーごめんなぁ───なわけねぇだろ」
「つまんな」
うっさい!…にしても、本気でなんだ?アイツが落ち込むようなことが練習中にあったか?いや、もしかして俺がいない間のやつがぶり返したか?
木兎の現操縦係は赤葦だから聞いてみようとして探すと、何やら監督とかマネージャー達とスコアを見ながら話してる。少しは休め。木兎の操縦で疲れてるだろうに…………俺だけか?
「そういや、なんで木兎は鷹木が大好きなんだろうな」
掃除道具を片して赤葦の所に向かう。話しながら歩いてたら、猿杙が俺にとっても謎な言葉を発した。
「そらぁーー……なんでだ?」
「なんで本人がわかんないかねぇ」
「聞いたことないしな」
だってアイツに対して、俺がなにか特別な事をした覚えはないぞ?初対面の時にミミズクの部分を触ったぐらいで、特に何かをした訳じゃないしな。
ずーっと一緒にいるから、自然と仲が深まったとかじゃね?
「ふーーーん………考えられるとしたら、同じくらい強いから、とかじゃね?」
「それは無い無い。俺とアイツが同等ってお前の目は節穴かよ」
「いや、木葉の言う通りかもしんないぞ?──ほら」
「……小見……何この雑誌。………えぇと『梟谷が誇る天の矛・木兎光太郎!』って書いてあるけど?」
俺らの前にやって来たのは、別のところの掃除をしてたはずの小見。部室によってきたのか、手にはいくつかの雑誌が握られている。時期はバラバラで、だいぶ読み込まれたのかヨレヨレだ。
「そこじゃねぇよ『梟谷を支える地の盾・能本鷹木!』って書いてあるじゃん」
「あぁー!その記事かぁ!この記者さん煽り文句上手いよな。まるで“別の世界の人”みたいな感覚持ってるよな」
「……にしてもこれ、大分ボロボロじゃねえか。──て、これ木兎が汗だっくだくのまま、興奮しながら読んでたやつか」
ヨレヨレではなく、ボロボロでもなく、ヌレヌレかよ。後で木兎は部室の使い方を教えないとな。部室に入る前にシャワー行くように順路とか作っとかないと。
アイツは基本イノシシだが、指示があればチャントそれに従うのよな。赤葦に伝えたら、泣きながら抱きつかれたの今でも覚えてるぞ。最初のあの頃は、振り回されっぱなしだったからなぁ〜〜…
で、そこには何やら見た事のあるフレーズが書かれていた。木兎のもつ異名『天の矛』と、俺が持つ『地の盾』である。
マッッッジでこの言葉を聞いた時本気でビビったからな!
「……俺は認めない。認めないからな!(っていか!大和怖ぇよ!なんだよ別の世界の人みたいって!───まさかこの記者も転生を?…いや、そんな馬鹿なはずが──)」
「なんでだよ。にしても別の世界の人みたい…ね。確かに、この人あれだろ?一日で日本縦断したって噂だもんな」
(───殺せ〇せーやないかい)
「それマジなのか?飛行機で北海道から沖縄に移動したんじゃないの?」
「それがだな、この記者 日本の名所をしっかり写真に収めながら横断したんだよなぁ。それにお菓子は買い占めてった聞くし」
(───殺せ〇せーやないかい!)
「うーん…となると……ますます謎だなぁ。……あぁでもよ。この人極度の巨乳嫌いだったよな」
(───違うんかい!!」
「「?」」
「いや、なんでもない」
危ない危ない……なんか前世で好きだった漫才が出てしまった。あの人達の俺好きなのよ。初めてテレビで見た時、腹抱えて笑ったなぁ…。
お陰で翌年のその番組がつまらなく感じたよ。何でだろうね。
「おう…………にしてもこの人異常だよなぁ。なんでも手がものすんごい数あるんだろ?」
(─────殺せ〇せーやないかい)
「うん?そうだっけ?俺は確か全身金というか、やや光沢のある黄色だって事は聞いてるけども……」
(───だから殺せ〇せーやないかい!!)
「なに言ってんですか、先輩方。それ千手観音の写真の時に尾ひれが付いただけですよ」
「───ほな違うか〜〜……じゃないわい!!」
「さっきからどうかしたんで?」
「いや……なんでもない」
いつの間にか赤葦の所に来てたようで、監督やマネちゃんずが不思議そうな顔をして俺の顔を見ている。そんなに注目しなくても、俺はここにいますよ?
君たち俺の事が好きなのは分かったからさ、そんなに俺を見つめないの。そこの君なんか、若干うるうるしてるし……
そんな憐れむような、悲しそうな目で見ないでください。
「鷹木は白鳥沢で何かあったのか?ストレスとか」
「う〜〜ん〜〜……特には?」
「ありません。まだ旅行のテンションなだけですので、お気になさらず」
いやホントに。頼むから忘れてくれ。段々惨めになるから。あ、もうなってるな。
「───で、皆さんどうかしましたか?」
「いやぁ、あそこで、こじんまりした奴が気になったんだよ。何か知らない?」
割と付き合いの長い俺たち3年生が分からなくて、まだそこまで長い関係じゃない2年の赤葦に頼む我ら。
なんか情けない。
「多分ですけど、鷹木さんを牛若に取られたとか思ってるんじゃないですかね?ほら、鷹木さん行く前よりも明らかにガッシリして、強くなった感じしますし。木兎さんはそういう野生の勘が鋭いですから」
そして完璧な答えをくれたよ。
ホントに君2年生?
年齢詐称とかしてない?
頼りになるし、安心感もあるけど……その哀愁漂う瞳はなに?やっぱり詐称してない?
え?これは疲労とか諦め?
それは大変だな(すっとぼけ)
「じゃあどうやったら治る?」
少しは考えろ器用貧乏。
「鷹木が木兎に大好きーとか言えば解決するでしょ」
頭沸いてんのか猿顔。
「バレーに誘えばよくね?」
今片付けしてたろうが。
「ったく、お前ら揃いも揃ってそれでも3年か?赤葦赤葦って頼りすぎだろ?もっと俺らで解決しないと」
「そういうなら鷹木はなんか案があるのか?」
さて、帰るとするか。
「「「させるか!!」」」
おいコラ話せ無 脳or能 共!ここで立ち止まってないで、今すぐ木兎を何とかしてこい!もう少しで夏のインハイが来るんだぞ!?巫山戯てる場合じゃねぇぞ!?
「お前が言うな!」
「大体鷹木が1番仲良いだろうが!」
「ほら!行ってこい!しょぼくと がお呼びたぞ!」
ヤダヤダヤダヤダ!!練習終わりで、旅行帰りで、慣れない体に苦労してるんだもん!めっちゃ疲れてんだもん!
「いつもこの後家で練習してるじゃねぇか!」
「監督に言われても進んで練習してたろうが!」
「お前身体が軽いとか言ってたじゃねぇか!」
それはあれだよ!言葉の綾なんだよ!だからその肩を掴む手を話せ!俺は白福と帰るんだ!今日はもう終業してるの!シャッター下ろしてんの!
「……あのぉ〜〜〜」
「「「「なんだ!?」」」」
「そのまま言い合ってると〜体育館閉めれないし〜〜電車無くなるかもしれないよ〜?」
「「「「なら泊まればいい!!」」」」
「……もう既に〜〜赤葦が木兎を立ち直らせたみたいだよ〜〜?」
「「「「───え?」」」」
その白福の一言で俺らは軍隊もびっくりなシンクロを見せた。ギギッとなる首をゆっくり回しながら見ると、そこには元気に飛び跳ねている木兎と、苦笑いを隠しきれてない赤葦が。
ポーカーフェイスの赤葦が苦笑いなんて。
こんな珍しい日が来るとは………今夜は赤飯だな。
じゃなくて、ホントに迷惑かけて申し訳ない。これからも頼むわ()
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「影山 なんか凄くなってたよな」
「うん。空回ってた天才が才能の行き場を見つけちゃったんだから、もう凡人は敵わないんじゃない?」
「へぇ お前でも敵わないのかよ」
「トスは……ね。トス回しで飛雄に敵う奴、県内にはいないんじゃない?──まぁ、サーブもブロックもスパイクも負けないけどね」
「ただでさえアイツにレシーブ完敗なんだから、「トスも負けない」って言えよクソ及川!テメェセッターだろうが!」
「痛ァッ!……だってホントの事だもん。──それにアイツを出すのは卑怯デショ。俺とアイツのレシーブなんて比べるのが烏滸がましい。だから他のところで崩すんデショ。どんなに優れてたってそこまで、そこから、繋がらなかったら意味ないんだから」
「…………」
「レシーブめっちゃくちゃに乱してマトモにトス回しする機会なんか与えずに、「1人だけ上手くたって勝てないんだよドンマイ」って言いたい!! 言いたい〜〜っ!!!」
「……引くわ」
「?エ何?だって天才とかムカつくじゃん」
「俺は女にキャーキャー言われてる方がムカつくっ」
「痛ァーっ!僻みはみっともないぞ岩ちゃん!それに彼女ならアイツもめっちゃ可愛い子だったじゃん!……痛っ痛ァッ!!」
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「あのヒゲちょこ……1年生が怖がってんじゃねーか…!」
「あー…こっから見ると親子みたいに見えますねぇ」
「俺には誘拐犯に見えます」
「……」
「あの」
「…………」
「…スゲー見られてんスけど」
「スンマセン…目 合わせない様にしてもらえれば、大丈夫だと思っ──「3番さんレシーブ凄かったっス。うちのエースのスパイクあんなにちゃんと拾える人初めて見ました。あんだけ全員レシーブのレベルが高いチームでリベロにいる実力。やっぱスゲェと思いました。」…………」
「俺も負けないっス!失礼します!」
「あっコラ!そんな一方的に……」
「…………」
「な……なんかスミマセ…「ヤバいッスね」…え?」
「彼だって相当レベルの高いリベロなのに、慢心するどころかひたすら上だけを見てる…恐いッスねェ。───俺も彼みたいに上だけ見ていかないと……“アイツ”を越えられるように」
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どこかとは異なり、学校数がアホみたいに多いここ東京で行われる種々の大会は、どうしたって終わるまで時間がかかる。
そのため、地方なら3日間で終わる大会出会っても、東京となると3週間かかる。市大会や県大会を通ってやっと……という所と、いきなり本戦に出れるところでは、どうしたって実力差も生まれる。
加えて今年はインハイが始まるのが若干遅く、梟谷のメンバーはもとより、時間にまだ余裕のあるところでは、少しでも得点を取るために、少しでも強くなるために、練習試合も盛んに行われていた。
そうして迎えた夏のインハイ予選。
今回もぶつかり合うのは梟谷と井闥山学園。
ここまで何度も戦っている、東京の二頭(ツートップ)。
たとえ梟谷がずーっと負けているからと言って、その試合を見れば「どうせまた梟谷が負ける」等という言葉は出なくなる。
「…………負けた…か」
案の定、何度目かの敗北を味わう我ら梟谷。
ホントなんでイタチに勝てないのやら。
まぁ、全国でアイツらよりも上に行けばいいだけだ。
「…………負けた」
はいどうも。強化された牛若達にボコられました梟谷です。
いや、アイツら強いのなんのって。
頑張ったんだよ。頑張ったんだけど、最後突き放された。
スコアとかもさ最後以外デュースにもつれ込んだんだよ。
でも、牛若を最後まで乗せ続けることになっちゃったんだよね。
俺がいくらでも拾ってやるって感じでやってたら、何度でも叩き潰すって目で返されたよ。ハハ…怖すぎ。
レシーブ教えただけで、なんでスパイクも進化してるんですかねぇ……そもそもアイツは試合でレシーブしないから教えたってのに。
これじゃ鬼に金棒やんけ……
折角俺が飛ばない鷹から、空飛ぶ鷹になったってのに、盾で持って殴りまくったのに、負けちまった。
うーーん。木兎含め、皆良かったんだけどなぁ〜〜。
まぁいいさ。次ので最後なんだ。次こそは、最後の春こそは、俺らが上に立ってみせる。
覚悟しとけよ?牛若。
お前が強くなっても、俺らがそれを上回ってやる。
あ、主人公達来れるかな?
飛ばしすぎ?
でもこの辺りからがメインな感じもしたw
ていうか、牛若達は最後の大会全国来れないはずだから、梟谷のが上になるのでは?と、今気づいた。
まぁいいか