NieR:Automata It might to [BE]   作:ヤマグティ

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命にふさわしいという基準が僕にはハードルが高すぎるので初投稿です。



Episode.10 [2153]

」))(ー::〘〘_______「……」」]_

 

 

「それじゃあ……それじゃあ指令部は………!?」

 

 

「行って二号!ここは私がっ」

 

 

 

「だめっ!!四号______________

 

 

「]:: _____''''〙〘_______ 』’‘‘‘/・❬▽」____

 

  

 

 

 

 

「ハッ……」

 

意識が明瞭になった。

 

確か私は……。

 

そうだ、あの時逃げようとしたが崩落してきた何かの欠片が頭に直撃して……。

 

 

[識別番号A2の起動を確認。]

 

 

突然無機質な女の声が聞こえてきた。

 

機械生命体か?体を起こし、まわりを確認するが、それらしい姿はない。代わりに見つけたのは

 

[おはようございます。A2。]

 

黒い箱のような浮遊物。

 

「何だ……お前……?」

 

どこかみたような気がする。ええと、なんだっけなコイツ……。

 

[私は随行支援ユニット、「ポッド153。」]

 

[ヨルハ機体A2の射撃支援を担当。]

 

射撃支援?なんだそれ。

 

「そんな事…頼んでない。」

 

[肯定:A2からの依頼は受けていない。]

 

[この行動は前随行支援対象機体9Sからの最終命令として記録されている。]

 

9S…。そうだ思い出した、コイツはあのガキの周りを飛んでた奴だ。チマチマ撃ってくる鬱陶しいあれ。確か白いのもいたな。

 

「必要ない。」

 

私はあんなものには頼らないし頼る必要もない。

 

[ヨルハ機体A2にその判断をする権限はない。]

 

ないのかよ。じゃあ余計いらないなコイツ。

 

斬ってやろうかと思ったが、もうあの時と違ってコイツは敵じゃないから倒す理由がない。

 

かといってあのガキの命令となると、こういうタイプの機械は多分口でヤメロといっても命令だからと言って聞かないんだろう。

 

「勝手にしろ…。」

 

めんどくさくなった。無害そうだからほっときゃいいか。

 

あれからどれくらい経ったんだろうか。

 

ふと、髪の毛を弄る。手向けのつもりで首もと位までバッサリと切ってやった髪の毛が、少し伸びているように感じる。2週間ぐらいか…?

 

随分とダウンしてたみたいだが、その間機械生命体に襲われなかったのか私は?

 

このハコのお陰か?

 

と、横を向いて気付いた。

 

巨大な白い塔のような建物が見えた。

前まではなかったよな…どっから出てきた?地下か?……地下。もしかしてあの揺れはあれが原因か?

 

「一体、何なんだ、あのデカイのは…」

 

[不明。]

 

「役に立たないハコだな。」

 

まぁ、大して興味ないが。

 

それから私は修繕されてるあの崩落してた橋

を渡り、ようやくあの時行きたがってた橋の先にたどり着いた。

 

ホントにあの日は驚きの連続だったな。何でかヨルハ隊員達が暴走してるし、空見たら多分バンカーが爆発してるし、あのガキが何か託してくるし、多分2B(だっけ?)に恨まれるしで、本当に…色々大変だった。

私はただ散歩してただけなのに…。

 

いやホント、バンカーは何があったんだ?空に見えたあの破片確かにバンカーのだったよな…?

 

……いいや。何でヨルハの事なんか気にしてるんだ私は。

 

私は…。私達はあいつらに捨てられ____

 

[要請:ヨルハ機体A2の行動目的の開示。]

 

……。

 

 

突然話しかけてきた。

 

「なんでいちいちそんなこと…。」

 

[支援する上で必要な情報と判断。]

 

「教える理由はない。」

 

そう言って歩きだす。

 

暫くして、

 

[要請:ヨルハ機体A2の行動目的の開示。]

 

また聞いてきやがった。

 

「教えないって言っただろ!」

 

今さっき言ったばかりだろう。もう忘れたのか。あのガキみたいだな。そうだアイツいつも会うたびに私の事___

 

[随行支援ユニットは対象支援機体の行動目的が開示されない場合、要請プロセスが30秒に一度、自動的に実行される事になっている。]

 

「はぁ!?」

 

なんだよそれ!?

 

[推奨:速やかな行動目的の開示。]

 

[不必要に会話を繰り返すのは無駄なエネルギーを消費すると判断。]

 

「お前が勝手にやっているんだろう!」

 

何なんだコイツは。話が通じないやつだ。30秒に一度だって?まさかずっとこんな感じで

 

 

 

 

[30秒経過。]

 

[要請:ヨルハ機体A2の行動目的の開示。]

 

「クソッ!」

 

コイツ……本当にこんな感じなのか…!

 

「目的は機械生命体をぶっ壊すことだ。」

 

「わかったか!」

 

[了解。]

 

わかったらしい。

 

すんなりと言うので罵った気がしない。本当に何だコイツ。

 

[付近の機械生命体のスキャン及び、マーク完了。]

 

[砂漠地帯に大型の機械生命体を関知。]

 

[推奨:大型機械生命体の破壊。]

 

「私に命令するな。」

 

[否定:これは命令ではない。]

 

[ヨルハ機体A2に対する支援情報である。]

 

[推奨:情報に不満のある場合、行動目的の更新。]

 

「う る さ い 黙 れ 。」

 

[否定。]

 

秒で否定された。少しぐらい言うこと聞けよ。

 

[本支援ユニットはヨルハ機体9Sの最終命令によって行動中。]

 

[ヨルハ機体A2に命令権限は存在しない。]

 

「勝手にしろ。邪魔するな。」

 

[了解。]

 

なんだか相手するのに疲れてきたので、もう放っておこう。

 

……コイツとは絶対に馬が合わない気がする。

 

「あのガキ…いつもこんなのと一緒にいたのか…?」

 

[肯定。]

 

だからもう喋るなお前。調子狂うから。

 

[それと、]

 

なんだ…?まだあるのか?

 

[「あのガキ。」ではない。前随行支援対象には9Sという名称が存在している。]

 

「はぁ?それぐらいわかって…」

 

[要請:先程の呼び方の訂正、または取消。]

 

「はぁ!?あのガキの事どう呼ぼうが私の勝手だろ!」

 

[要請:先程、そして今の呼び方の訂正、または取消。]

 

「……ッ!」

 

駄目だコイツ恐らくもう同じ事しか喋らないぞ。

 

[要請:先程の呼び方の訂正、または取消。]

 

ほらな。

 

[要請:先程の呼び方の訂正、または取消。]

 

「…………。」

 

なんだか私も意固地になってきた。このままマークされた砂漠地帯に向かうことにする。

 

くそっ……何なんだ…何なんだコイツっ。意地でも直さないからな……。

 

 

 

 

 

[要請:先程の呼び方の訂正、または取消。]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[要請:先程の呼び方の訂正、または取消。]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[要請:先程の呼び方の訂正、または取消。]

 

「わかったよ!9Sだな!?な!い!ん!え!す!もう黙れお前!!」

 

[訂正を確認。了解。沈黙する。]

 

コイツがずっと付いてくると思うと、憂鬱になってきた。

 

 

 




なんでか分からないけどポッド153はポッド042よりA2と仲良くできなさそうな確信がある

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