NieR:Automata It might to [BE]   作:ヤマグティ

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ただただ本編通りの内容を書き起こすだけの回があと1~2話続くので初投稿です。


Episode.2 [不吉ナ予感]

 

 

 

 

マップに示された先行部隊の交戦場所へ向かう。すると早速通信が入ってきた。

 

『こちら4B 。先行攻撃部隊アルファ。隊長。』

 

 

 

 

4B

 

 

 

 

___-..___------- ''-=----____---'--……--…▫▫▪

「そうかっ…!お前っ…!!そういうことか…!ガフッ……ゴホッゴホッ……クソッ!!仲間だと…思ってたのにっ……!!」

---'''''▫__▫~▪'▪▪▫______________-____...__,

 

 

 

 

 

忘れろ。今はそんなことを気にしてる場合じゃない。私は私のやるべき事をする。

 

『敵の攻撃に手を焼いている。至急援護を頼む。』

 

『こちら2B。遊撃部隊。今からそちらの援護に向かう。』

 

 

『了解。感謝する。』

 

 

ビル群を越え、4Bのいる場所へ合流する。

 

なるほど確かに苦戦しているみたいだ。

ネットワークを失った機械生命体達が暴走のような状態に陥っているので、いつもとは違う対処を求められているのだろう。

 

「ギギ…アンド…ロイド…コロ

 

ギンッ

 

鉄をたち切った鈍い音。まん丸な機械生命体の頭がコロコロと転がる。

 

機械生命体の一体がこちらに攻撃を仕掛けてきたので、その首をはねた。どうということはない。

 

エンゲルス

遊園地の歌姫

超大型機械生命体

アダム

イヴ

あと他に色々…

 

最近はずっと強敵ばかりを相手にしてきた。

こんな奴ら、戦い慣れている。

 

9Sのハッキングの援護もあって機械生命体達は次々と倒されていった。一通り壊滅させると4B部隊が援護に同行、交戦場所への援護に向かうたび同行者が増えていった。

 

だが楽にはならない。

 

倒される事なんて想定に入れてるのか、機械生命体もその数を増やしてきている。

 

 

「どうしてイヴのネットワークが破壊されたのに、どうして奴らは暴走状態に陥っているでしょうか…」

 

ふと、9Sが私も思っていた疑問を口にする。

 

9Sの言うとおり、なんだか妙だ。

 

でも…そんなこと考えても私にはわからない。

 

『…私達は戦うだけ。』

 

現状、戦うこと意外にできることはない。

 

オペレーター6Oから新たな援護目標を指定される。

 

敵の数が多く思ったより苦戦しているらしい、急がないと。

 

 

 

…なんだろう、何か嫌な予感がする。

 

 

 

―――――ーーーーーーーーー――――――

 

 

 

 

指定された場所に向かい、部隊オメガの援護にあたっているときだった。

 

ビィーーーーーーーーーー……

 

周囲に異音が響きわたり始める

 

『何だ…この音…』

 

周辺の同行部隊もざわつき始める。

何の音?何処から?

そう思った次の瞬間だった、周囲の機械生命体がまるでビックリ箱のように首から脊椎のような部品を射出して________

 

 

バッチィ

 

『ああぁっ……!?』

 

機械生命体達が突如光を発すると共に、体が硬直し、機能不全になった。

 

しまっ…た…EMP攻…撃をっ…受けた…まず…い、周…りの同行者たち…も…同じ状態に…陥っている…9…

 

「2B!?大丈夫!?」

 

…そうだ…EMP攻撃の影響で頭がパニックなっていたけど…ついさっき9Sには付近の増援の確認をさせていて…近くにはいないんだった、よかった…。

 

『油断……した…至近距離からのEMP…攻撃が…』

『再起動…しないと…』

 

再起動をするため、一旦機能を全てオフにした。

 

 

 

 

 

「援護するっ!!」

 

2B達がEMP攻撃を受けた。急いで援護しないとっ!!

 

ビルから飛び降り武器を構える。そして標準を合わせ槍を振り投げようとした瞬間、

 

「…!?…し、視覚迷彩…!?」

 

奴らの姿にモザイクのようなものがかかった。先程の攻撃の影響が残ってたのか?

これでは相手の動きがよくわからない。

 

「一体、何がどうなっているんだ!」

 

何がどうなっている?訳がわからない。2Bといろんな死線をくぐり抜けてきたけど、こんな事態は始めてだ。

 

「くそっ…次から次へと…!早く倒して2Bを助けないと!」

 

そうだ、早く2Bを助けなければ。こんな小細工を気にしてる暇なんてない。

 

大丈夫だ、大雑把な敵の位置はわかる。

冷静になり、もう一度槍を構え、振り投げる。

 

ズドンッ

 

「ギッ……」

 

手応えあり。2Bと共に繰り広げてきた戦闘の経験が役にたっている。

 

ズドンッ!

 

 

ズドンッ!!

 

 

ズドンッ!!!

 

……静かになった。

 

敵は殆ど片付けただろう。急いで2Bのもとに向かう。

 

「大丈夫!?」

 

2Bはゆっくりとふらつきながら立ち上がる。再起動に成功したのだろう。

 

息苦しいのか、ヘルメットを外した。

 

だが安心したのもつかの間

 

『う、うぁぁぁあ…!』

 

周囲からうめき声があがる。

 

「これは…広域ウイルス…!?」 

 

論理ウィルス?受けたのはEMP攻撃だけじゃないのか?

 

「うぁぁぁ…!」

 

程なくして2Bにも同じ症状が現れた。

 

「2B!!」 

 

「ウイルス汚染…さっきのEMP攻撃がトリガー!?なんとかしないとっ…!」

 

急いで2Bのもとに駆け寄りハッキングをかける。

 

 

大丈夫だこれぐらいなら直ぐに治せる。

 

集中し、かつ迅速にウイルス原を排除する。

 

「2B …大丈夫…?」

「あ……ああ……」

ハッキングに成功し、2Bの意識が安定してきた。

良かった…。いやまだだ。すぐに他のヨルハ隊員たちの汚染も取り除かないと_______

 

『ウフッ、フフフフ…』

 

…?

 

 

『フフフフ…』

『フフフフフフ…』

 

「…なんだ?」

2Bも懐疑そうに周りを見渡す。

汚染されているヨルハ隊員たちが、不適な笑みを浮かべている。

まさか…論理汚染…?

 

 

 

 

 

『フフフフ…アハハハハハ!!』

 

 

 

 

ヨルハ隊員たちの目が真っ赤に染まった。

 




本編でナインズ君が対アンドロイド特化の2B型数十体を一人で倒しきってたのホント強い。その槍投げ封印しろ。

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