幻想和風魔録〜世界を守る者と契約の魔〜   作:Uさんたちの部屋

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前回までのあらすじ
Uと白虎の戦い。戦いはUが白虎を超えた戦略を見せて白虎を撃破。Uはついに白虎との契約を結ぶ事に成功したのだった………


第四十九話 新たなる四神

その後、U達は数日かけて横浜に戻ってきたのだった………

U「うーん、やっと帰ってこれたなー!」

遥「ここ最近は戦いが続いていたもんね。それに、Uの腕に異常が無かったのと、回復速度が予想以上に早くてよかった。」

U「あはは………治りだけは本当に早いんだ。」

遥「そう考えると、やっぱりUって変わってるよね。」

U「………確かにそうかもね。」

遥「でも、Uは強くなっていくばかりなのに、私はまるでダメ………」

U「そんな事ないよ、遥だって固有能力の倍加に目覚めたじゃないか。普通そんな能力手に入れたらめちゃくちゃ喜ぶだろ………!?」

Uは遥のテンションがあからさまに低い事に気付いていた。

U「(………遥、最近はやけにテンションが低いな………一体どうしてなんだろ………?)」

Uはそう考えていると、創世神社に戻ってきた。

U「戻ってきたな、神社。」

Uがそう言った時だった。Uは石段を上がりきった時、前に転倒してしまった。

U「え!? ちょっ………うわあっ!!」

Uの転んだ先は、神社に建てられていた石の石像だった。

U「………うわああああ!!」

だが、Uは咄嗟に地面に手を付いて体勢を立て直してしまった為、足で石像を砕いてしまった。

U「あ、やっちまった………!!」

Uのキック力は象すら一撃で倒せるので、石像など彼からすれば煎餅と同等の硬さである。

U「………って、あれ?」

Uは穴を見つける。穴の中からは………!?

??「誰だ、僕を叩き起したのは………!?」

と、声が聞こえたと同時に、青い龍が姿を現した。

U「あ、青い龍………って、事は………青龍!?」

遥「嘘………!? 四神の一角が私の神社の中に眠っていたの………!?」

??「………如何にも、僕こそ四神の一角、東龍の青龍(ライトドラゴンせいりゅう)。」

U「青龍………伝説の四神の一角………!?」

??「何!? 青龍だと………!?」

Uの腕輪から、白虎が現れた。

青龍「………やあ、白虎。君は相変わらず堅苦しいったらありゃしないよ。」

白虎「お前こそ女たらしの癖は抜けているんだろうな?」

U「ええ………?」

首を傾げるU。青龍は遥に気付くと………

青龍「あっ、可愛いお嬢さーん。僕と一緒にこの辺回らなーい?」

U「お、女たらしってこういう事………!? お、おい………?」

呆然とするU。青龍はUに気付くと………

青龍「ふん、男には興味無いよ。」

青龍はそう言うと、Uを尻尾で吹っ飛ばした。

U「なんでーーー!?」

Uは遠くに吹き飛ばされてしまった。

遥「Uーー!!」

青龍「あの男の事なんてどうだっていいから………!」

青龍が遥に触れると、遥は怒りをあらわにして………

遥「良くないよ!! Uを吹き飛ばすなんて許せない!!」

遥は弓を手にし………

遥「Uの敵ー!!」

?「いや、勝手に殺すなや。」

遥「ふぇ………!?」

遥は上を見る。すると、Uが浮いていた。

遥「ど、どうして………!?」

U「言ってなかったっけ。僕は空を飛べるんだよ。」

Uはそう言って地面に降り立つ。遥は目を点にする。

青龍「………人間じゃないみたいだ。空を飛べるなんて。」

U「………僕は人間じゃ無いかもな。」

青龍「は………?」

Uの唐突なカミングアウトは場を混乱させた。だが、遥は我に返ると………

遥「そうだ………Uに謝りなさいよ!」

と、青龍に謝罪を要求。

青龍「やーだね。男に謝る義務は無い。」

U「典型的な女優先主義だな………」

青龍「………君、少しうるさい。」

青龍はもう一度尻尾を振り回す。だが、Uはそれを見抜き、右腕で受け止めた。

青龍「何………!?」

U「………さっきは迂闊にも飛ばされちまったが、もう飛ばされないぜ。」

青龍「くっ………僕の力が通じないなんて………!?」

U「おい、青龍。僕への謝罪はどうだっていい。だが、遥と戦って、もしお前が勝ったら遥を好きにしていいぞ。」

遥「な、何言ってるのよ!!」

U「その代わり………もしお前が負けたら、遥と契約して、遥の言うこと何でも言う事聞けよ?」

青龍「うーん、なんか僕にマイナスが殆ど無いように思えるけど………まあいいか、受けて立つよ。だけど、僕が勝ったらその子………遥ちゃんを僕のお嫁さんにするよ。」

U「………勝てたらな。」

遥「もう………変な約束しちゃって………!!」

と、遥の未来を賭けた勝負が始まってしまったのだった………

To be continued………




次回予告
遥対青龍の戦い。遥は幻惑の狐を召喚するが、四神の青龍に幻術は通じず、逆にブレスを吐かれ、幻術の狐は混乱に陥ってしまう………
次回「東龍の青龍」

魔の解説
・東龍の青龍(ライトドラゴンせいりゅう)
通称 青龍
パワー 3000
攻撃技 神龍の息(ゴッドドラゴンブレス)
東の方角を司る四神の一角。四神の中ではトリッキーな戦いを得意とするが、女たらしの癖がある

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