世界に突如現れた謎の建造物『賢者の塔』それは人々の文明に発展をもたらし、暮らしを豊かにさせてきた。
塔は階層構造になっており、各階層には、次の階層へと続く扉を守っている『守護者』という不滅の存在がおり、彼らを倒し財産を築く人々のことは『攻略者』と呼ばれていた。

階層を突破するごとに、飛躍的に文明発達を遂げる世界だったが、その文明の発達も停滞を迎えてしまう、その原因も、やはり塔にあった。

それは塔の最上階へ続く最終階層にいる守護者、通称『炎熱の守護者』を超えられるものが誰一人としていないのが原因であった。
これは頂点に座す守護者と、塔を攻略せんとする攻略者達の、ちょっとシュールでちょっと笑える、でもやっぱり血生臭い戦いの記録である。
  プロローグ:ある勇猛な攻略者の話()
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