うちの友希那さんがどこか違う   作:ちゃんある

7 / 8
ほんっっっっっっっっっとうに遅くなってごめんなさい!!!!
誰も彼も目を奪われる青はすんでて美味いもの呼んでて光のファズでかき鳴らして僕は僕でいられる理由を知ってしまったんだ!!!
要するにアニメ見てました(前から順に、推しの子、呪術廻戦2期、トリコ、ぼっちざろっく、文豪ストレイドッグス5期)
それに加えて受験もあります(小声)
今年受験しんどいぜ☆

さておいて今回はRoseliaバンドストーリー1の後半辺りのお話です。どうしてここからかって?描きたかったからだよ聞くなよ殴るぞ
この周辺は受験落ち着いたらまた描きます(予定)



一時の熱ってすぐに冷めるよな

一時の熱って直ぐに冷めるよな

「あー、きっつ」

 

僕は今風邪をひき、ベッドに横になっている。

 

「いつぶりだ?」

 

風邪をひくのも久しぶりで前に風邪をひいたのがいつだったかもう覚えていない。

 

「連絡しなきゃな...」

 

少し起き上がり、スマホを手に取る。

連絡用アプリでリサに風邪をひいたと連絡を入れる。

 

既読が着くのに3分とかからなかった。

 

すぐに返信が来て「学校と友希那には言っておくね。終わったらすぐ帰るから」そんな内容だった。

 

「...寝るか」

 

重い体をベッドまで引きずり、熱の籠った体を冷やすために用意した氷枕の上に頭を置いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁぁぁぁ...今何時だ...?」

 

何時間か寝ていたおかげでかなり楽になった。

だから大きな欠伸が出てしまった。

 

「夕方の4時だよ」

 

僕しかいないはずの部屋から僕以外の声が聞こえた。

 

「かなり寝てたな」

「ぐっすりだったもんね」

 

声の主を見ると案の定そこにはリサが居た。

 

「そういえば今日練習じゃなかった?」

「もうすぐだね」

「じゃぁ早く行かないと遅れるよ?」

「確かにそうだね。けど有希は大丈夫なの?」

「大丈夫。寝たらほとんど治ったから」

「よかった...」

「あれ?友希那は?」

「用事があるって言って先に行ってるよ」

「なるほど」

 

その後、少し話した後に「行ってらっしゃい」リサと送り出した。

 

ご飯でも作ってあげようかな。と冷蔵庫を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

バタンと玄関で大きな音がなった。

リサが出て1時間たった頃だった。

どうしたと玄関へ向かうとリサが泣いた後のような顔で立っていた。

 

「どう...しよう...友希那が...Roseliaがっ...!」

「とりあえず落ち着いて。ゆっくり話して」

 

 

 

 

それからリサに何があったのかを、その一部始終をリサが見た全てを聞いた。

 

「どうしよう...アタシ...アタシっ...」

「...どうもこうも、何も出来ないよ」

「.....」

 

ただ黙るリサを見て続ける

 

「僕には何も出来ない。だけどリサは違う。友希那と同じ目線、同じ場所に居たんだ」

 

いつだってそうだ。僕は後ろを着いていくだけだったけど、リサは友希那の隣で同じ目線、同じ歩幅で歩いてきた。友希那を分かるのはリサ以外居ないのだと。

 

「今まで僕達はリサは横から、僕は後ろから友希那の進む道を追いかけて、見守ってきた。けどもう見守るだけじゃダメなんだ。友希那が間違った方へ行くなら僕達が正さないと行けない。それが出来るのはずっと隣で支えてきたリサだけなんだ」

「...」

「今友希那は間違った方へ進もうとしてる。だから、リサが導いてあげて欲しい」

「うん...っ!」

 

少し元気が出たのか少し笑っていたリサは、急いで玄関に向かった。

 

 

 

「さて、次はっと」

 

スマホを取りだしその人に連絡を入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こん...ばんわ」

「いらっしゃい。さ、中に入って」

 

僕は家に紗夜さんを招いていた。

 

「何故今私を呼んだのですか?」

「何故って?ご飯沢山作ってしまってね、一緒に食べて欲しいんだ」

「帰ってもいいですか?」

「だーめ。さ、中に入って」

 

強制的に紗夜さんを中に入れる。少し困惑しているようだった。

 

「なぜ私なんですか?幼なじみを誘えばいいじゃないですか」

「うーん...それもいいんだけど、今日は紗夜さんと食べたい気分だったってだけだよ」

「...聞かなかったんですか?」

「...?聞いたけどそれが何?」

「じゃぁなんで私を呼んだんですか!」

 

まるで呆気に取られた様な顔をして、叫んだ。

 

「ただの気分だよ」

「何故!」

「言ったでしょ?ただの気分。紗夜さんとお話がしたかっただけ」

「...」

 

何も言い返さなくなった紗夜さんを座らせ、ご飯の用意を初め、温めるために火をつけながら話を続ける。

 

「紗夜さん...妹居るよね?」

「...」コクッ

 

氷川紗夜には妹がいる。名前は氷川日菜。

最近ニュースやポスターでアイドルバンドに入ったとよく見る。同じクラスだからこそ分かる。あれは天才だ。

決して天才とは言えない、凡才の紗夜さんに天才の妹がいたらどうなるか、結果は明白。比べられ、劣等感が強くなる。それによる不満と、妹がバンドを始めたことによる焦り。それが今回の事で爆発したのだろう。

 

「日菜ちゃん、バンド...ギターを始めたんだね」

「えぇ」

「もしかして焦ってる?」

「だったらなんなの!」

「落ち着いて。...沙夜さんのギター、かっこよかったよ」

「...どういう事?」

「あのギターの音は、他人と比べるためのギターだったの?」

「...っ」

 

見透かされて驚いたのか目を開いてこちらを見ている。自分は自分じゃ分からない。他人がいないと自分も分からない。だから、僕は話を続ける。

 

「紗夜さんの音は努力してきた音だ。その努力を他人と比べるの?」

「けど私にはこれ(ギター)しかないの!」

「そっか...けど、紗夜さんと日菜ちゃんの音って結構違うよ?

「えっ」

「一度日菜ちゃんに聞かせて貰ったんだけど、全部違った。アドリブ沢山入れるし、結構音外すし。それに対して紗夜さんは正確でいて、だからこそ音の表現力が凄くて...そんなジャンルの違うもの比べたって仕方ないよ」

「えぇ...」

「つまりは、どっちが上でどっちが下ってのは無い。どっちが好きかがあるだけだよ。僕は断然紗夜さんが好きだけどね」ニコッ

「!」

 

少し顔が明るくなった紗夜さんを見て胸を撫で下ろす。

なんだがうるさい気がして手元を見ると、かき玉汁が少し溢れていた。

 

「うわぁぁぁぁぁ!忘れてた!!!」

「ふふっ」

「笑うなぁ!...まぁ良かった。元気出たみたいだね」

「えぇ、あなたのおかげで。さぁ食べましょう?」

「ポテトいる?」

「いります!」

「食いつくのはやぁ...」

 

何とかメンタルも回復したようでよかった。友希那の方が少し心配だけど、リサに任せたしきっと大丈夫だと信じて今はこの少し焦げた筑前煮とかき玉汁を食べるとしようかな。




追記
なんかお気に入り数アホみたいに増えてるんやが???ありがとうございますっ!!!こんなくそくそ頻度なんかお気に入りにしてくれてありがとうございます!!!血反吐はいてでも描きます!受験終わったら(小声)
あと感想くださいくださいください

あまりにも投稿頻度遅い上に描きたい小説書いてしまったからもうストーリー編(笑)と描きたい小説編(甘々とギャグごっちゃ混ぜ)と分けようと思う

  • ええで(ニッコリ)
  • ダメに決まってんだろ

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