その邪眼で何を見る   作:Namu君

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来週忙しいので次の更新いつかわからないっす…


戦闘訓練 後

「と言いたいが、美堂少年、君個性使ってないだろ」

 

「「「「「はぁぁぁぁぁ!!」」」」」

 

オールマイトの言葉にみな声を出して驚く。

 

「個性を使ってない!?」

 

「増強系の砂藤より力があったのに!?」

 

「それであんなに強いのかよ!」

 

誰が喋ってたかはわからなかったがでかい声で喋るやつが多いな。

 

「相澤くんに言われてね、美堂少年が個性を使わなかったら使うを条件に加えてもう1戦やらせろと」

 

「まじかよ、相手はどーすんだ?」

 

「こちらから言い出したことだしね、美堂少年が決めていいぞ!」

 

オールマイトに言われ少し考える、どーせやるなら強い奴らがいいな。

 

「それってペアも新しくしていいのか?」

 

「あ、ああ構わないぞ!」

 

「ならそこの2色頭と八百万で」

 

「「「「…」」」」

 

「2色頭ってのは俺のことか?美堂」

 

俺の言葉にみんな静まり、2色頭が話しかけてきた。

 

「ああ、名前がわかんねーからな」

 

「俺の名前は轟焦凍だ、二度とそのふざけた呼び方するんじゃねーぞ」

 

「あいよ」

 

どーやら轟は少し怒ってるみたいだな、まぁ知ったこっちゃないが。

 

「どーしてその2人なんだい?」

 

オールマイトが聞いてくる。

 

「どーせやるなら強いやつがいいだろ?確かその2人推薦入学だよな?」

 

「そーか、わかった!八百万くんと轟少年お願いしてもいいかな?」

 

「分かりましたわ」「りょーかいっす」

 

2人はオールマイトに声をかけられ演習場へと向かう、俺もあとに続いて向かう。

 

「美堂少年!ペアはどーする?あとどちら側だい?」

 

「1人でいいよ、ヒーロー側だ」

 

オールマイトに話しかけられるが背中を向けたまま返事をして歩き出す。

 

「おい美堂」

 

「あ?」

 

歩いていると前にいる轟から声をかけられる。

 

「お前の個性がどんなか知らねーが、調子に乗るなよ、悪いが一瞬で終わる」

 

「おーおー、こわい、まぁどーせ勝てねーからせいぜい頑張れ」

 

俺は立ち止まり振り返る轟の肩に手を置きながらそういい歩いて通り過ぎる。

 

少し歩くと演習場につき、轟と八百万が先に入り準備をする。

 

5分程まちオールマイトのスタートの声を聞き俺はゆっくり歩き出した。

 

ーーーーモニタールームsideーーーー

 

「先生、美堂ちゃんの個性はなんなんですか?ケロン」

 

「それは始まってから説明しよう!」

 

「それではスタート!」

 

オールマイトが蛙水梅雨の質問に答えスタートの声を出す。

モニターに写る蛮は静かに歩き出し、建物の中へと入っていった。

蛮が建物に入るとすぐにブザーのようなものがなり建物全体が凍りつく。

 

「やっぱ轟の個性やべーな!これじゃあ美堂もどーすることもできねーよ!」

 

轟の個性を見て赤い髪の少年切島鋭児郎はその大きい声をモニタールームに響かせる。

モニタールームで見ている誰もがヴィランチームの勝利を確信した。

だがモニターには凍りついた床を手で掴むように砕きまた歩き出す蛮が映っていた。

 

「うひょー、氷砕いちゃったよ、ほんとにあれで増強系じゃねーの?」

 

金髪の少年上鳴電気が少し驚きながら声を出す、それに続いて何名かも増強系じゃないのか?違うならあの力は?と話していた。

 

「美堂少年の個性は増強系ではないよ、それに身体能力に個性は何も関係ない」

 

何度も増強系ではないと聞いていてもその言葉にみな驚く、今目にした力も個性把握テストでの驚異的な記録も全て個性ではない、つまり自力ということだ、人間が個性もなしにあんなことが出来るのか?とみな疑問に思う。

 

オールマイトは画面に映る蛮を見ながら考えた。

 

(美堂少年の個性はとても強い、それにその個性に慢心せず努力を続けたゆえあんな身体能力を手に入れたのだろう、一旦いつからどんな特訓をしているんだ、美堂少年は)

 

みなが話て居ると演習場では蛮と轟、八百万が対峙していた。

 

ーーーー轟sideーーーー

 

「おい美堂、氷どーした?」

 

俺はまさか美堂がここまで来るとは思っておらず驚きながら話しかける。

 

「氷?そんなもんこーしたよ」

 

美堂は話しながら横の柱に手を置きその柱を掴むように砕く、その力に俺も八百万も目を見開き驚く。

 

「お前本当に増強系の個性じゃねーのか?」

 

「何度も言ってるだろちげーよ」

 

美堂は俺の言葉に呆れたように返事をする。

 

「それにもー俺の勝ちだ」

 

そう呟く美堂の目を見て俺と八百万は萎縮され後ろに1歩下がってしまう、それを見た美堂は姿勢を低くし走り出す、それに合わせ、八百万が作戦通りに網を打ち出す、美堂の少し左側に打ち出すことによって美堂はこちら側、つまり俺の正面へと飛んでくる。

俺はそれに合わせて核に影響が出ない程度に正面に見える全てを凍らせる。

 

「いくら氷を砕く力があろうと体が動かせなきゃ意味ねーだろ」

 

そう言いながら氷を発生させ、その氷により美堂は全身を凍らされ、まるで氷の彫刻のように固る。

 

「これで俺たちの勝ちだ」

 

俺は勝利を確信し安心したのか少し笑みを浮かべた。

 

 

 

「ジャスト1分だ、いい悪夢(ゆめ)見れたかよ」

 

その言葉を聞き、俺と八百万の視界に映る全ての物がガラスがわれたように砕け散る。

後ろを向くと核に右手を当てながら、左手でサングラスを軽く持ち上げ笑みを浮かべる美堂の姿があった。

 

「ヒーローチームウィーーーーーン!!!」

 

俺たちが美堂の姿を確認すると同時にオールマイトの声が建物中に響いた。

 

ーーーー1分前モニタールームーーー

 

「とうとう美堂と轟たちが正面衝突か!熱い展開だな!男だぜ!」

 

切島はモニターに映る蛮達を見て男だぜ!と声を大にして叫んでいた。

 

「蛮くんは轟くんの氷と八百万くんの創造に対しどー対処するのだろうか」

 

飯田が疑問を声に出してつぶやく、それに答えられるものはその場にオールマイト一人しかいなかった、だがオールマイトは黙ってモニターを見ていた。

 

轟と蛮が少し話をし蛮は柱を砕いていた、それを見た芦戸は「やっぱりすご」と呟いていた。

すると蛮は静かにまるで散歩でもするかのように歩き出す。

それに対し轟達は何もせずぼーっと立ったままだった。

蛮は二人の間を通り過ぎそのまま核へと手を付けるのだった。

 

「な、なに!どーゆーこと!なんで2人とも何もしないの!?」

 

「いったいなにがどーなってんだー?」

 

「2人まるで美堂を見てないみたい」

 

麗日、上鳴、耳郎と続けて声を出す。その疑問に答えるようにオールマイトは話し始めた。

 

「美堂少年の個性は邪眼、美堂少年は目を合わせた相手に1分間夢を見せることが出来るのだ」

 

「「「「はぁぁぁぁぁぁぁ!」」」」

 

「なんだその個性!強すぎるだろ!」

 

「夢!夢ってなに!何見せるの!」

 

「そんな強固性なんでさっき使わなかったんだ?」

 

瀬呂、芦戸、常闇と順に声を出す、何も言っていなくともみな驚いてるようだ。

爆豪ただ1人だけはモニターに映る蛮の事を親の仇かのように睨みつけていた。

 

「ジャスト1分だ、いい悪夢(ゆめ)見れたかよ」

 

モニターから蛮の声が聞こえ、みなそちらをむく、モニターには驚きながら振り返る轟、八百万と姿と笑みを浮かべる蛮の姿が映っていた。

 

「ヒーローチームウィーーーーーン!!!」

 

オールマイトがそれを見て大きな声で蛮の勝利を宣言する。

 

 

ーーーー蛮sideーーーー

 

俺はオールマイトの声を聞き静かに歩き出す、轟を通り過ぎた頃急に肩を掴まれた。

 

「お、おいまて美堂!お前俺たちに何をした!」

 

いつも冷静な轟が俺の肩を掴みながら怒っているような焦っているような雰囲気で話しかけてくる。

 

「俺の個性は目が合った相手に1分間悪夢を見せる個性だ、お前らが見ていたのは夢だったんだよ」

 

「あれが夢?」

 

轟の後ろでまだ状況が掴めていなかったのか立ち尽くしていた八百万が小さく声を出す。

 

「じゃあ俺は先戻るぜ」

 

俺は轟の手を振り払いながら歩き出す、後ろの2人は立ち尽くしたままだった。

 

 

「おつかれさん!緑谷少年以外は大きな怪我もなし!しかし真剣に取り組んだ!初めての訓練にしちゃみんな上出来だったぜ!」

 

俺と轟、八百万がみんなのところに戻り、オールマイトが話し始めた。

 

「相澤先生の後でこんな真っ当な授業、なんか拍子抜けというか…」

 

とカエルのような女子が呟く、それに合わせみんなうんうんと頷いていた。

 

「真っ当な授業もまた私たちの自由さ!

それじゃあ私は緑谷少年に講評を聞かせねば!着替えて教室にお戻りー!!!」

 

と言葉がその場に残る速さでオールマイトは走り出した、オールマイトめっちゃ足速いな。

 

「オールマイトすっげ!」

 

「なんであんなに急いで」

 

「かっけぇ」

 

誰が言ってたかはわからないがかっこいいのか?あれ、まぁ戻りますかね。

それぞれ今日のことを話ながら教室へと歩き出した。




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UA5000、お気に入り100いきそうです!
ほんとにこんな駄作読んでくださりありがとうございます!

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