幻想恋人録〜悪戦苦闘の恋愛〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
放課後にレナファレストの家を訪ねる。そこで、U達はレナファレストのコレクションを目にする。歴史好きのUも、これには興奮し………!


第20話 趣味の仲間

レナ「………そこに試着室があるので、少し着替えてくる。」

レナファレストはそう言うと、軍服を手にして試着室に入る………

天風「………しかし………これには驚いたぜ。レナがここまでのガチファンだとは思わなかった。」

春香「そうね………」

U「僕としては嬉しいけどね。レナがガチ勢の仲間だってのが嬉しくてしょうがないや………」

天風「お前だけおかしいぞ、おい。」

彼らが会話をしていると………

レナ「着替えたぞ。」

レナファレストがそう言うと、軍服に着替えた姿で出て来た。

レナ「どうだ、この姿は?」

U「すげぇー!」

春香「なんというか………可愛い〜!」

天風「………これのどこが凄いんだ?」

レナ「黙れ、非国民が!!」

天風「なんで俺に対して当たりが強いんだよー!?」

レナ「春香殿の意見ならまだしも………お前の意見は論外だ!」

レナはそう言うと、近くにあるモデルガンを手にして天風に向ける。

天風「や、やめろー!」

U「大佐殿! こんな小物を撃っては大佐殿の銃身が焦げてしまいます!」

天風「な、何ー!?」

レナ「………そうだな。流石大尉。小物に対して配慮するとはなんと心優しい。だが、戦場では………」

U「分かっております! その時は軍を引き連れて戦います!」

レナ「流石だ………そなたには、この軍服を着る資格があるようだ。」

U「た、大佐殿………この軍服はもしや………!?」

レナ「そうだ………U大尉、いや、U少佐。これからはその軍服に恥じないように努力するのだ!」

U「………はっ!」

Uはそう言うと、敬礼をした。

レナ「そこに、もう1つ試着室がある。そっちで着替えてくるがよかろう。」

Uは試着室に入り、着替える事に………

レナ「………春香殿、U殿は誰かに優しくする事が素晴らしい男だ。こんなバカと比べればな。」

天風「ば、バカー!?」

レナ「………U殿の事を気遣ってくれるのは貴公だけだ。よろしく頼むぞ。」

春香「………ええ。」

2人は楽しく会話していると………

U「着替え終わったぞー!」

Uはそう言って試着室から出てきた。

U「似合う………かな?」

春香「か、カッコいい〜!」

レナ「うむ、ピッタリだな。流石少佐だ。」

U「大佐………」

Uは恥ずかしながらも嬉しそうだった。

レナ「よし………少佐の昇進記念だ! 今から狩猟に出かけるぞー!」

レナはモデルガンを片手に外に出てしまった。

U「大佐ー! 無許可の狩猟は犯罪ですー!! 待ってくださーい!!」

Uが慌てて追いかけて行った。

天風「………アイツら、何やってんだか………?」

と、呆れてしまう天風だった………

To be continued………




次回予告
U達は家に帰ると何で遊ぶかを考え出した。すると春香が、遊戯王のカードゲームを持ってきて………!?
次回「家での決闘」

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