遊戯王の対決で頭が混乱したままのU達。そんな彼らの元に、転校生の白宮真子がやって来た。しかし、彼女はなんとUをお父さんと呼んできて………!?
U「………な、なにかの冗談………?」
真子「本当だよ。私、未来のお母さんが作ってくれたタイムマシンで来たんだよ?」
U「………はい!?」
Uは困惑して言葉がでなかった。
真子「やっぱりお父さんは写真の通りだな〜」
真子が感情に浸っていると………
U「………白宮真子………だったか?」
真子「うん!」
U「………冗談はやめろ。」
真子「え………?」
真子はUのドスの効いた声に驚いた。
U「………もう僕に構わないでくれ。」
Uはそう言って教室の方に戻って行った。
真子「お父さん………」
教室………
Uは教室に戻って春香と話していた。
U「でなわけでさ、今度あの新しいカードゲームの………ウィザード&マジック(架空のカードゲーム)を買おうと思ってるんだよね。」
春香「ああ、確かに人気ですよね。遊戯王やバトルスピリッツの概念を足して2で割ったようなゲーム性なので………」
U達は他愛のない話を続けていた。そして、ほんの僅かに真子の方に視線を向ける。真子はクラスの人間達に色々と質問されていた。
U「(………これでいいんだ。これで………)」
Uは真子と距離を置こうとした。だが………
昼休み………
U「春香、弁当食おうぜー!」
春香「そうですね。」
2人は昼休み、屋上で弁当を食べようとした時だった。
真子「あの………私もいいですか?」
U「(な、なんで!?)」
Uは驚いた表情をしていた。Uは人を突き放す事自体珍しいものだが、突き放した人は、もう関わってこないのが普通………そう学んできたUには突き放したはずの真子がめげずに来た事に驚いていた。
春香「あら、確か転校生の白宮真子さんだったかしら?」
真子「真子でいいよ。お母さん♪」
春香「え………!?」
真子は第二のトンデモ発言を投下。Uは顔が真っ青になる………
真子「うん、私は未来からお父さんとお母さんに会いに来たんだよ?」
春香「あら、もしかしてお父さんは………?」
真子「うん、お母さんの想い人のこの人だよ?」
U「おいー!!」
Uは驚きのあまり、目が点になる。すると春香は顔を真っ赤にして………
春香「私が………未来のUさんのお嫁さんで………こんな可愛い女の子が産まれるのね〜〜!」
と、真子に頬を擦り寄せた。
U「(な、何で受け入れてるんだよー!?)」
と、大困惑のU。すると真子は笑みを浮かべて………
真子「お母さんは信じてくれたよ? じゃあ、お父さんも信じてくれるよね………?」
U「う………うわあああああ!!」
思わず声を上げるU………非現実的な話かもしれないが、この作品にはそもそもリアリティなどあってないものだと考えてこの続きを読んでいただきたいばかりである………
To be continued………
次回予告
U達は寄り道をしてから家に帰るが、なんと真子が春香の家にいた。Uは恐怖を覚えるが、春香は彼女が同居する事を受け入れていた事が判明し………!?
次回「3人目の同居人」