Uは目を覚ますが、全ては春香の作戦であった事に愕然とする。そして、春香とのなぞなぞ勝負の答えも、Uの予想の斜め上のもので、間違えたUに、春香は罰ゲームを執行しようとし………!?
春香「………これ、何か分かりますよね?」
春香はあるものを取り出す。それは………
U「………す、スタンガン………!?」
いつかUが受けたスタンガンを取り出す春香。Uは、以前、春香にくらわさせられたスタンガンに恐怖心を感じ、トラウマを植えつけられていた。
春香「………その様子だと、スタンガンが怖いみたいですね。」
U「そんなわけ………!」
Uが否定しようとした時、春香はスタンガンを近づけて来て………
U「なああああああああぁぁぁぁぁぁ!!」
感電。スタンガンの性質上、後遺症は残らないものの、それでもスタンガンの電流は凄まじいものである。
U「まただ………またそのスタンガンに体の自由を奪われてしまった………」
春香「いつしか、あなたにはこのスタンガンがトラウマになってしまったようですね。私としては都合がいいですが………」
U「こ、こんな事をして一体なんになるって言うんだ………馬鹿げてるよ!」
春香「………Uさんは、本物のサイコパスはどういう人か知ってますか?」
春香はまた質問をして来た。
U「知ってるわけないだろ………! 知りたくもないけど………!」
春香「………正解は、自分の目的にしか興味が無く………その為なら、犯罪だろうとなんだろうと躊躇わずやる人のことを指すんですよ。即ち………」
春香はまたしても、スタンガンを近づけ………Uの身体に接触させる。
U「うわああああああぁぁぁぁ!!」
Uは声を上げる事しか出来なかった。春香はUの身体が十分感電して、動けなくなった事を確認すると………
春香「………問題に間違えたUさんには、たっぷりと教えて差し上げますよ。本物のサイコパスの恐ろしさを………」
春香はそう言うと、Uの服をぬがせ、素肌を露出させる。
U「な、何のつもりだ………!?」
春香「こういう事ですよ。」
春香は握り拳を作ると、Uの腹に直撃させる。
U「がはあっ!?」
腹に刺さる衝撃。Uは吐き気を覚えた。
U「もう………やめてよ………!」
弱気になるU。まあ、ここまで過酷な事をやられたら、弱気にならない方が無理難題と言える。
春香「………今日はここら辺で勘弁してあげますが………私に対して油断を見せてはいけませんよ。こんな目に遭っちゃうから。」
U「………わかっててやるのが1番タチが悪いよ………薄情者………」
Uはそう呟くと、疲れでまたしても眠ってしまった。
春香「………おやすみなさい、Uさん。」
春香は何事も無かったかのように、いつもの笑みに戻ると、Uの部屋を後にするのだった………
To be continued………
次回予告
U達は、学校でゲーム大会をする事に。それは、二人一組の麻雀対決であり………!?
次回「タックマッチの麻雀」