幻想恋人録〜悪戦苦闘の恋愛〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
レナファレストの動きにより、Uは逆転出来ずに点差を押さえることしか出来なかった。だが、Uは無法の策で、なんとかラス親を手にし、全ての運命を賭けたラストバトルに挑む………


第37話 運命のラストバトル

レナ「(U殿との差は、12000も無い………即ち、U殿は満貫以上さえ上がれば十分逆転も可能という訳か………だが、私は1000点でも上がれば勝ちなのは変わらない………ここは早くこのバカに振り込ませて勝ち逃げするが定石………!)」

そう考えてレナファレストは、最終戦に臨む。

U「(………手が弱過ぎる………ダマ(鳴き、リーチをせずに上がること)の上がりは無理か………)」

Uはそう考えると、天風の捨てた東を………

U「ポン。」

回収する。だが、それだけでは勝ち目など到底無い。

U「さて、ひとまず一役は確保したか………この状況で同逆転すべきかねぇ………」

Uは、苦戦しているかのようにそう呟いた。それを聞いたレナファレストは………

レナ「(………U殿は一体何を考えているんだ………だが、結局は上がればU殿は勝てぬ……ならば、私がやるべき事は、U殿に上がらせないこと。即ち、逆転させない事だ………)」

そう考えたレナファレストは、天風の方を見る。天風は相変わらず苦戦を強いられていた。

レナ「(これならば、あっさりと勝ち逃げできそうだな………)」

レナファレストは勝利を確信する。だが、レナファレストが聴牌した次の順………

レナ「リーチ。」

レナはこの時リーチをかけていた。その直後、春香がドラの四索を切ってきた。

レナ「(………む? ドラを捨てたか………? 私がリーチをかけた直後にやるとは………危ない真似をするものだな………)」

と、考えるレナファレスト。すると………

U「ロン。」

レナ「な、何………!?」

Uは手配を倒す。そこには、2つの四索があった。

U「東、ドラ3………満貫だ!」

天風「な、何………!?」

レナ「(………ば、バカな!? な、何故満貫の手を張っていたのだ………!?)」

驚くレナファレスト。だが、彼女はこれは今回の運が良くなかっただけと考えて、これ以上は何も考えずに………

レナ「恐れ入ったぞ、少佐………私の負けだ。」

と、あっさり負けを認めた。

レナ「(U殿の強運には恐れ入ったな………)」

そう考えるレナファレスト。だが………

春香「(しかし………Uさんが口パクしてドラを切れと言ってくるとは思わなかったわ………)」

実は、レナファレストが聴牌する直前にUの手が揃い、Uは春香にドラを切るよう口パクをしていた。こういう戦い方で勝利を得る辺り、Uのゲームでの頭の良さはひとつ飛び抜けている事を、この時の春香は考えていた………

To be continued………




次回予告
Uと春香は、ヒーローごっこのような戦いごっこをしていた。普通のものかと思いきや、春香はスタンガンを使い、ドSな部分を見せる………
次回「ドSな春香」

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