蜂に転生したけど、蜘蛛子がかわいすぎる   作:犬猫鳥

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いつもより長めです。

前話で腐食耐性を忘れていたので付け足しました。


17話 進化の結果 その2

 

『気絶耐性:気絶しにくくなる』

『腐蝕耐性:腐蝕属性に対しての防御能力が増加する』

『外道耐性:魂を直接犯す効果に対しての防御能力が増加する』

『外道魔法:魂を直接犯す魔法。使用可能な魔法はレベルによって異なる。LV1:不快LV2:幻痛LV3:幻狂』

『生命:スキルレベル分HPにプラス補正が掛かる』

『疾走:スキルレベル分平均速度能力にプラス補正が掛かる』

『瞬発:スキルレベル分SPにプラス補正が掛かる』

『持久:スキルレベル分SPにプラス補正が掛かる』

『剛力:スキルレベル×10分平均攻撃能力にプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル分の成長補正が掛かる』

『堅牢:スキルレベル×10分平均防御能力にプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル分の成長補正が掛かる』

『過食:食事を限界を超えて摂取可能になる。また、その分のスタミナを余剰分としてストックすることができる。ただし、その分太る。レベルの上昇によってストックできる量が増える』

『HP自動回復:HPが時間経過とともに徐々に回復する。自然回復しないような怪我でも回復可能』

『猛毒針:針による攻撃に猛毒属性が付与される』

『麻痺針:針による攻撃に麻痺属性が付与される』

『毒牙:牙による攻撃に毒属性が付与される』

『集中:集中力が増す』

『寄生産卵:他者に卵を産み付ける』

『射出:打ち出すときに強化する』

『気闘法:スタミナを消費してステータスを強化する』

『演算処理:思考の演算能力を強化する』

『予測:予測をするさい、思考能力にプラス補正が掛かる』

『並列思考:複数の事柄を同時に思考可能になる』

『五感強化:五感を強化する』

『貫通強化:貫通属性を強化する』

『統率:配下を従える』

『無音:音の発生を抑える』

『立体機動:壁走りや天井着地などの三次元的な動きを可能にする』

『外道攻撃:攻撃に外道属性「破魂」を付与する』

『回避:回避力が上がる』

『記憶:記憶力がよくなる』

『鑑定:ものの情報を読み取る』

『探知:感知系全てを複合したスキル。概要:魔力感知、術式感知、物質感知、気配感知、危険感知、動体感知、熱感知、反応感知、空間感知』

『暗視:光源がなくとも視覚が働くようになる』

『視覚領域拡張:可視光域を広げる』

『毒耐性:毒属性に対しての防御能力が増加する』

『苦痛無効:苦痛による身体及び精神に対する能力制限を無効化する』

『n%I=W:鑑定不能』

『禁忌:禁忌を犯した者が得るスキル。決して上げることなかれ』

『マーキング:マーキングした対象のステータス、位置情報を常に把握でき、対象の半径10メートル以内に転移ができる。同時にマーキングできるのは三体まで。』

 

スキルを一通り鑑定した。

名前だけでは、効果が分からなかったスキルや存在を知らなかったスキルが判明した。

 

ほっほう。

うん。

強くね?

 

生命とかの、ステータス強化系のスキル。

これは、私のレベルが低いから判りにくいけど、絶対強スキルだね。

ゲームとかでもステータスの底上げするスキルは大体強いし。

それに強力が剛力になったように、このスキルは進化する。

もしかしたら、更に上があってスキルレベル×100とかになるかもしれないし。

 

ふむふむ。

これ、もしかして堅牢無かったら私の防御力100位だったんじゃないの?

はえー、ありがたや、ありがたやー。

 

次は過食。

効果は良い。

問題は太ること。

幸い蜂だから目立ってないけど、進化で人型になったりしたら、やばすぎる。

もし、私みたいに前世の知り合いが転生してたとしたら…。

う、うん。

考えるのやめよう。

 

でも、このデメリットを気闘法が打ち消してくれるかもしれない。

ストックされたスタミナを消費して、獲物を倒す。

倒した獲物でスタミナを回復する。

強化の効率がどれくらいかは検証しないと分からないけど、めちゃくちゃ悪いということは無いと思う。

うん。

使える。

というか、過食が無いと気闘法弱いな。

 

次に視覚領域拡張が判明した。

これって、紫外線とかが見えるようになるってこと?

けど、このスキルのレベルが上がっても、変化が無いんだよねー。

まあ、これからに期待かな。

 

次に、気になったのは探知かな。

探知思ったよりも高性能だった。

そりゃ、あんな情報が入ってくるんだから、高性能なのはわかってたけど、まさか探知系スキル全部だったとは。

明らかに、スキルポイント100の性能じゃない。

というか、個別で発動ってできるの?

無理でした。

色々試したけど、どうやっても同時に発動しかないっぽい。

発動するかしないか、だけで個別は、うんともすんとも言わなかった。

というか、この検証でまたレベルが上がった。

探知だけではなく、演算処理、並列思考、記憶が1上がり、外道耐性のレベルが3上がり外道大耐性に進化した。

 

ん?

いや、待てよ。

外道耐性のレベルが上がった?

てことは、この頭痛は魂にダメージを受けてるから?

え、こわっ!

え、探知鍛えるの、やめといたほうがいいかな?

いや、よく考えたら、これはチャンスじゃね?

外道攻撃で破魂が付与されるって書かれてることから、魂に攻撃されることはあるってこと。

味方を殺すぐらいで、手に入るんだから、持ってる奴は持ってる。

それなら、探知で耐性上げた方がいいっしょ。

うん。

そうしよ。

これからも探知の訓練は続行で。

 

で、あとマーキングっていうスキル。

鑑定するまで持ってることすら知らなかったけど、効果はすごい。

鑑定の代わりにもなれるし、半径10メートル内に転移できるっていうのが特にいいわー。

本来の使い方とは違うんだろうけど、動きを封じた奴にマーキングして、家に置いておくだけで何時でも家に帰ることが出来る。

つまり、どれだけ遠出しても、迷子になっても問題ないってこと。

 

いや、待てよ。

こんなのもありじゃない?

敵にマーキングして直ぐに別のマーキングに逃げる。

そして、私が居なくなったことで、油断した敵の背後に転移して、攻撃。

はー。

夢が広がるわー。

転移一つでこんなに出来ることが増えるなんて。

今回の鑑定で一番の収穫じゃない?

 

うん。

あと、判明したスキルで触れてないのがあるけど…。

触れたくないなー。

こんな地雷臭がするスキル、マジいらないんだよなー。

うー。

 

禁忌にn%I=W。

禁忌は最早説明になってない。

何なの、決して上げることなかれって。

スキルレベル10になったとたんに死んだりしないよね?

まあ、上げちゃったものは、仕方ないから、これからは上げないようにしよ。

 

そして、n%I=Wに至っては鑑定不明。

怖すぎるんだけど。

ラノベとかだとこういう、効果の分からないスキルは、ピンチになった時に覚醒とかしてるけど、実際に意味わからんスキルがあると怖すぎる。

まあ、鑑定のレベル上げたら、分かるかも知れないから、そんな怖がる必要は無いかもだけど。

 

 

ふう、ご馳走様でした。

改めて見渡してみるとよくこんなの食べきったな私。

過食のスキルも2上がったし。

この辺一帯にあった死体が全部なくなってる。

 

というわけで、早速スキルの検証だー!

ご協力いただくのは、こちら!

先ほどから、時々逃げようとしてるけど、その度に連れ戻される、ダンゴムシ!

可哀そうなどとは、思ってはいけません!

なんと、このダンゴムシ。

人の食糧を勝手に食べたのです!

というわけで、早速検証していきましょう!

 

エントリナンバー1、麻痺針!

鑑定では、麻痺属性を付与した、攻撃と言っていたが効果は如何程に!?

ふう、このテンション疲れるわ。

普通にやろ。

というわけで、麻痺針を発動しながら、ダンゴムシに針を刺す。

あ、ちなみに見た目は形は変わらず、黄色:黒が1:1位だったのが、3:7位になって、サイズも小さくなってる。

 

ブスッ。

 

おー。

ビクビクしてるわー。

どれくらい効き目は続くの?

5分くらいかー。

ダンゴムシには5分で十分だけど、敵が強くなると、効果も薄くなるかもだから、ちょっと微妙かな。

 

逃げられないように、もう一度麻痺針を使う。

 

うん。

次は寄生産卵かな。

いや、やっぱり先にマーキングだね。

寄生産卵したらダンゴムシ死にそうだし。

 

でも、どうやって使うんだろ。

とりあえず、ダンゴムシに触れながら、マーキングって念じてみる。

 

お、できた。

触れたところに、謎のマークが出てくる。

ん?

どっかで、見たこと有るような気が…。

うー。

まあ、いいや。

思い出せないなら、そこまで大切な事じゃないだろうし。

それよりも、能力の検証をしよう。

 

まずは、ステータスを見る能力。

 

『エルローコホコロ LV1

 ステータス

 HP:67/80(緑)

 MP:15/15(青)

 SP:68/68(黄)

   :71/71(赤)

 平均攻撃能力:44

 平均防御能力:88

 平均魔法能力:11

 平均抵抗能力:11

 平均速度能力:21

 スキル

 「毒攻撃LV1」「甲殻LV1」「暗視LV5」「毒耐性LV1」

 スキルポイント:0

 称号』 

 

おー!

マジ?

鑑定より使えるじゃん。

え、これ自分にマーキングできない?

出来ないかー。

 

てか、ダンゴムシ、スキル少なすぎない?

私39個も有るんだけど。

いや、私が多いのか。

普通の魔物はスキルポイントを使う知能もないしこんなもんか。

私が出会った魔物の中で一番賢いであろう猿も、スキルポイントを使うほどの知能があるとは思えなかったし。

 

よし、次は転移の検証。

ダンゴムシから30メートルほど離れて、ダンゴムシの後ろに転移するのを意識する。

 

!?

うわ!

なにこれ!?

気持ち悪い!

体の中で何かが勝手に動いてる!?

え、ちょ、まっ。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル『空間魔法LV1』を獲得しました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『魔力操作LV1』を獲得しました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『魔力感知LV1』を獲得しました》

《『魔力感知LV1』が『探知LV5』に統合されました》

 

ダンゴムシが突然目の前に現れた。

うわ!

 

ベキョッ!

 

あ、やば。

反射的に叩き潰しちゃった。

 

って、それどころじゃない!

あのタイミングで、空間魔法を獲得したってことは、私魔法使ったってことだよね!?

うおー!

異世界っぽい!

私が魔法使いになった!

テンション上がってきたー!

しかも、空間魔法!

名前からして強そう!

 

こうしちゃいられない。

もう一回転移!

もう一回!

もう一回!

…。

…。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル『魔量LV1』を獲得しました》

 

あれ、出来なくなった?

あ、MPほぼ無くなってる。

そりゃ、魔法なんだからMP使うわな。

 

ふう。

てか、テンション上がり過ぎたわ。

でも、魔法使ってスキルを獲得したってことは、このスキルで魔法が自力でも発動できるはず。

 

よし、さっきの感覚を思い出してと。

まずは、魔力操作。

ん?

あれ、魔力が感じられない?

転移するときは感じたけど…。

 

待って待って待って。

嫌な予感がする。

魔力感知のスキルを獲得した後、なんて言ってたっけ?

探知と統合...?

 

あー、だめだこりゃ。

魔法は無理みたいだわ。

うん。

探知最低ー。

ちくしょう。

 

 

 

 




私情で申し訳ありませんが、テストが近いので今月は更新休みます。

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