PHANTASY STAR ONLINE 2 NEXTBLAZE New Genesis 作:SXIYON
一葉「マルドシーヴァ……落ち着いてよく考えたら、私達にとって心当たりがある人物だったわ。」
冷雨「そうね…確か元はスフィア天界の1人で、ある重要な事を犯して天罰を下されたとか…」
ユーリ「天罰?」
エーニャ「スフィア天界で重罪を犯した奴は、天罰が下されるの。その時のマルドシーヴァの天罰……それは…」
一葉「絶海の孤島での生活…」
しかもそこはスフィアの波で大荒れになっていた場所だ。しかし問題はどうやって季節の女神達を解放させたのかどうかだ。
月夜「どうだ?思い着きそうか?」
一葉「あぁ、ダメ。季節の女神のいる場所はかなり警備が強いから、どんな方法で脱出させたか分からないわ。」
光刃「うーむ…地球の本棚を使いたいところだけど、セシリーさんのコストオーバーで使えないんだよなぁ…」
エーニャ「うわ。そんなコストあるとか付いてないわね貴方。」
光刃「うるさい。」
今度は光刃がエーニャにアイアンクローしてしまう。
エーニャ「あ!?ちょっと待って!戦兎さんやお姉ちゃん達のより痛いんですけど!?」
冷雨「……」
一葉「どうしたの?」
冷雨「ねぇ……もし、マルドシーヴァにちょっとした能力があるとしたら檻の中から何かの欲望に満ちたパワーを挿入させて狂わせる薬を送ったんじゃないかしら?元々マルドシーヴァはスフィア天界唯一の薬剤師で有名だったわ。」
月夜「でも、それをどうやって?」
一葉「……」
一度私は整理した。今回の季節の女神の事件は色々と派手すぎた。ならこんな派手な事をするなら……あっ!
一葉「スフィア天界!」
私は急いでスフィア天界にあるスフィア刑務所へ向かうと…
一葉「嘘!スフィア刑務所が!」
マルドシーヴァが収監されている刑務所…つまり、マルドシーヴァの牢獄だけが、破れていたのだ。
一葉「お母さん!」
私はお母さんの身を心配して急いで本土に戻る。そこには既に何かが盗まれた形跡があった。
リュミア「一葉!」
一葉「お母さん!何があったの!」
リュミア「アナタ達が行っている間にマルドシーヴァが……ゲボゲボ、脱走したのよ。ここを出ましょう。空気が荒いわ。」
そしてスフィア本土から出た私とお母さんの前に姿を現れたのが…
マルドシーヴァ「ご機嫌。女神リュウガ。」
リュミア「マルドシーヴァ!」
そこに冷雨とエーニャ、そして付いてきた月夜と光刃も駆けつける。もちろん嫌な予感がしたのか、父さんと戦兎さんも駆けつける。
月夜「レックス!クルーザー数名スフィア天界に向かわせろ!重傷者多数だ!」
一兎「久しぶりだな。マルドシーヴァ。」
マルドシーヴァ「おやおやおやおや、神ジオウ、そこまで成長したか。3つの娘を持つとは……バカバカしい。」
一葉「貴方!スフィア天界をこんなにして楽しいのかしら!」
マルドシーヴァ「いいや違う。私は手に入れるのさ。様々な季節が融合した地球を作る為にな!その為に君達の世界、ソードブレイブバースト、ISブレイヴ、そして闇川月夜の世界を糧として使うのさ!では、私はこの辺で…」
そう言ってマルドシーヴァはその場から立ち去ってしまった…
一葉「くっ……まさか狙われるとは…」
困惑した私は一旦戻り、新たなライドウォッチの開発を考える事にした。
一葉「アイツの目的は私が……いいえ、私達が潰してあげる!」
次回
・どうする作戦!