アイデアが全く出なくて、いつもより投稿が遅れてしまったぞ。だから計画的に日常を過ごす必要があったんですね(メガトン構文)
ようやく真面目回は終わり(?)です。真面目な文章考えるの疲れるねんな……
あと何故か今回も9500文字近くに膨れ上がってます。なんでやろなぁ…………
それと今回はバトルがメインではありません(先手必勝)
頭を空っぽにして読む事をオススメします。今なら水着BBちゃん手ずからの脳みそモツ抜きも付いてくるお得パックがございます。
伊吹童子が目にしたのは、一つの世界だった。
天から落ちる雷光を目にした時よりも強烈な輝きを受けて世界が真っ白になり、直後に湖に堕ちたような感触を味わったかと思えば、そこは
薄い霧が立ちこめたような、白昼夢のようにぼんやりとした空に、はっきりと自分の姿が映る足元の
最初の穏やかな何も無い山頂どころか、自分が作った結界の影も形も無い。
何かが居るとすれば、2mほど離れた距離にいる青年のみ。その青年もこの世界が広がる前と別人のような圧を醸し出している……より正確に表現するとするならば、
まるで鏡のように。
その時。ふと気付いたのは、この世界が元の世界を侵食する形で存在している事。
伊吹童子と青年の中間。互いから見て1mの位置から遥か遠くに向かってこの世界が広がっており、かと思えば半径50mの地点から鏡が幾つも折り重なった万華鏡のような構造になっている事。
正しく鏡面の世界。
自分が何処にでも居て、何処にも居ないような錯覚を味わされている現実が、伊吹童子の眉をピクリと動かす。
『…………領域展開、か』
伊吹童子とて「物語」という呪いを食して自身を再構築した身。今でこそ元々の伊吹童子の要素が九割以上を占め、神霊としての伊吹童子ではあっても、呪いとしての力だって併せ持っている。
領域展開の事は既知であるし、使おうと思えば宝具と別枠で問題なく使うことが出来る。
領域展開を簡単に言えば、人が生まれつき持っている生得領域を呪力によって術式を付与し、本来目に見えない心の世界を敵と倒す為の檻に変えるもの。
その形状は領域の主の心模様を表し、能力は術式に左右される。
しかしその
けれど現実。途方も無い大きさで、しかも自分を呑み込んで堂々と存在している。
先程感知した万華鏡エリアの先にも、まだ領域が広がっているのだと知れてしまうほどに。
『……お前、ほんとうに人の子か?』
こうもなってくると、既に純新無垢に遊んでいられる時間は終わっている。
伊吹童子からしてみればこんな芸当、少なくとも自分よりも二個か三個下の格の存在でもなければ出来る訳が無い。勿論伊吹童子はこれ以上の広さの領域を展開できるが、それは伊吹童子が伊吹童子たるがこそである。
ただの人の子が、出来る訳が無い。
やるやらないの話では無く。人であればこそ、人だからこそ出来ない芸当なのだ。
しかしなんという答え合わせの早さか
存外に理由はすぐに解った。
『これは……宙からの介在……。よもや混ざっているのか?』
先程まで神々しいまでに輝いていたはずの青年の魂に、歪みが入っていた。
今この時になってそれが見えるようになったのは、何かに刺激されて"それ"が目を覚ましたのか、未だ寝ぼけ眼か。どちらにしても伊吹童子が見破れない程用意周到に潜んでいた"それ"が多少なりとも表に出てきたからだと理解出来た。
幸か不幸か覗いてみれば、その青年を人外めいた存在にしている力の源はどうやら本当に寝ぼけ眼らしい。
この地球の神でもなく、今この時にもバレないと思って小細工をしている上の存在でもなく、感情も理由も持たない「概念」のような存在は、まだ完全には目覚めていない。
ならばどうするかと思案を巡らせた時、
「なぁ、伊吹童子さんよ……」
突然、名を呼ばれた。
ただそれだけの事で、ぐだぐだと考え込んでいた内容が吹き飛んだ。
あぁそうだった。一時の判断とはいえ共にこの至高の時間を楽しむと決めたのではなかったのかと、自らの愚かを心の内で青年に対して謝罪する。
想定外のことに自分で言った事を自分で反故にするところだった。
「ちょっと
けれど次に青年の口から飛び出たのは信じられない申し出だった。
自分で開いた領域を自分で壊すと言ったのだ。あまつさえ力を貸せとまで言ってきた。このような申し出、戦うことで至高の時間を過ごすと決めた伊吹童子が受け入れる道理があるのか?
『……キャハハハ!!よいぞ、よいぞ!!』
伊吹童子は嬉々として受け入れた。
道理?そんな物は必要ない、クランの猛犬にでも食わせておけばいい。ぶっ壊すと言った瞬間の青年の魂は、確かに一瞬輝いたのだ。
なればそれだけで十分である。そして同時に青年の戦いぶり以外にも伊吹童子は惹かれているのだ、赤龍の子や天文台のマスターとは全く異なる存在に。
普段から一つの物や人に固執するのは良くないと、そうしない方が良いとしている伊吹童子であるが、今回だけは譲れない。
それに何よりも、至高の時間をこの日だけで終わらせてしまうよりかは、もっと長らく見ていたい。
『してどうやって壊すのじゃ?これ、並大抵ではこわれぬじゃろう?』
領域とは内側に閉じ込める事に特化したもの。たとえ広範囲に広げられていても完成している領域な以上、壊すことも離脱することも容易ではない。
まぁそれはあくまで人の話。伊吹童子はこのだだっ広く広がった世界に対するアンチを持ち合わせている。対世界用ではないが、それに匹敵する火力のものを。
故に伊吹童子に心配事は無く、青年に対して疑問文をぶつけたのだが青年は笑って返す。
「ハハッ、心配ないよ。ていうかさ、俺ちゃんのこの領域って鏡みたいでさ?万華鏡から内側と外側で見えるものが逆転するっぽいのよ。小学校の体育帽子みたいにネ」
そう言いながら視線を伊吹童子から外し、そこそこ遠くの景色を見る。なんの変哲もない水面と空の境目に見えるようなそれは、実際そう見えるだけの万華鏡である。
本来万華鏡とはそれで覗いた物が光を受けて複数枚の鏡に乱反射し、筒の中で無数に増えるように見えるもの。しかしこの場合その鏡が青年と伊吹童子を中心に半径50mの半球体状を形作っているため、領域の中心空間で存在する水面と空がどこまでも広がっていっているように内側から見えるというカラクリだ。
万華鏡エリアを通して外側から内側の方を見ようとすれば、内側で起こっている事が反転して見えるし、その逆もまた然り。青年の物理的視力では見えないが、万華鏡エリアから外側の文字などが反転しているのもそのカラクリの影響に他ならない。
しかしその万華鏡エリアがこの領域の本質のように見えて、実際そうではない。あくまで領域の核は青年と伊吹童子のいる水面と空の空間。
内と外を遮る万華鏡はカレイドスコープであり仕切り。本来知覚出来ない内側の現象を外側の者が知覚するための望遠鏡でしかない。
「というわけで…………コショコショ」
『……ふむ、ふむむ。おまえ、愉快なことをかんがえたなァ?』
「シッシッシ、そりゃどうも……」
先程まで殺り合っていた空気はどこに行ったのか、青年がおもむろに伊吹童子に近づいて耳打ちしたかと思えば伊吹童子が口角をあげて「お主も悪よのう」といった風に返す。
明らかに悪い事を考えている。例えるなら修学旅行の最終日に派手に面白いことをしてやろうと企てるイタズラ好きのような、そういう類の悪い顔。
悪友の顔であった。
「……よし、いっちょやらかすか!!」
『やくそくの品、忘れるなよ?』
と言った瞬間。先程から小細工をしていた無礼者が脈絡もなく青年の内側にいる存在に力を奪われたが、伊吹童子は特に気にしない。どうせ領域が壊れた後に食べ残しとなって自分達と一緒に現れるだろうからと雑念を退ける。
今や彼女の思考の半分は『
それもさておき。一体どうやって領域を壊すのかといえば説明する必要すらない、強いて言うなら「Busterは世界を救う」と言ったところ。
どことなく誰かさんの盛大な計画をぶち壊しにしている気がするが、元から青年は敷かれたレールとか大っ嫌いなタチであり、良く言えば定石に縛られないタイプ。
既に青年と伊吹童子の間に争いの雰囲気が微塵も無いのも、理由の一つである。
丁度領域が急かすように急速にその範囲を凝縮し始め、それを察した一人と一柱は迅速に的確な行動を始めた。
青年はいつものように術式を展開し、伊吹童子は魔力を練り上げる。
余談であるが、領域展開というのは必殺の術式を必殺必中に引き上げるモノ。思い出して欲しいが青年の術式には直接的な殺傷能力は無い。
しかしその術式は必中になる。結論からいえば、青年の『ガチャ』は望んだ結果を引き当てる。
「チミチャンガにしてやる。」
青年が手にしたのは二振りの日本刀。
鞘に収められたままの赤と黒の二対の存在。
銘を『拝涙』、『開門』。
それを躊躇いも無く二本同時に抜刀して地面に突き刺し、続いてかつて唱えて失敗した厨二病感マシマシの詠唱を始める。領域の中でこそ可能な不可能を。
そして青年のそれに息を合わせるように、伊吹童子も自らの宝具の詠唱を始めた。
結果として、月の上位者の目論みブッ壊し作戦の始まりである。
『霊基強制再臨ぞ』
「滲み出す混濁の紋章、不遜なる狂気の器──」
白き大蛇が九つ全て姿を現し、周囲の環境を嵐吹き荒れる海原へと変えて、伊吹童子の声は威厳を持ち、姿は成長したそれへと変わる。
青年は荒れる海原に膝下半分を浸しながらも仁王立ちの脚を崩さず、人差し指を立てて天高く突き上げた左腕を下ろすことは決してしない。
『現世と常世、その境──』
九つ首の白大蛇が動き
「湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる――」
青年から黒い覇気が滲み出す
『脆く虚ろなることを知るがいい──』
白大蛇達が海原を走り、領域に亀裂を入れる
「爬行する鉄の王女、絶えず自壊する泥の人形――」
黒い覇気は更に増大する
『──神威抜刀』
三種神器の一器がその威を露わにする
「結合せよ、反発せよ、地に満ち 己の無力を知れ――」
黒い覇気が深淵を伴って増大し、矛先を定めて鬼道の形を成す
狙いは一点、領域の中心
『──神剣』
伊吹童子と九つ首大蛇の狙いは一点、領域の中心
「破道の九十――」
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やったぜ。
派手にぶっ壊してやったぜ。領域って壊れる時ガラスみたいに割れるんすねェ〜^、KMNライダー龍騎かな?
「虚も死神も超越した私の放つ完全詠唱の黒棺だ!!!時空が歪む程の重力の奔流だ!!君如きでは、理解する事すらできまい!!」
(迫真愛染ボイス)
『それは余に言っておるのか?』
「あ、いや違うよ?アレやったら言わなくちゃいけないジンクス的なサムシングなアレなのよ」
『……そういうものか、まぁよい。眠いので余は寝る、しばらく居座ることにしたゆえ、やくそくの品は忘れるなよ?』
そう言って伊吹ちゃんは俺ちゃんの影の中に消えていきましたとさ。吸血鬼かな?
まぁそれはさておき、ここまで上手く行くとは思わなかったなぁ。楽しすぎてメガネがずり落ちてしまいそうだァ……(恍惚)メガネかけてないんですけどネ。
伊吹ちゃんの宝具の一部である蛇が領域の中心にある水面に噛み付く
↓
万華鏡の境の外側から見れば、蛇が大空に向かって噛み付いているように見える。
↓
ここの神社は蛇神。上手く行けば神様の怒り的な何かに勘違いしてくれて、俺ちゃんに疑いの目が来ることはNothing。
じゃあ黒棺は空に映るのか?といえばそんな事はないない。何故かって?
俺ちゃんは黒棺の重力の奔流を『拝涙』と『開門』に流して地面の中に通して、領域の地面ごとぶっ壊したのだ。つまるところ内側から伊吹ちゃんに壊してもらって、半球体の底面外側から黒棺でぶっ壊す作戦。
だから万華鏡の境の内側で起こった伊吹ちゃんの宝具は外から見えただろうし、俺ちゃんの黒棺は外側の人達からは見えない
でも境の内側は領域の崩壊と一緒に消えるから、結果として伊吹ちゃんの宝具だけが見えるって寸法よ。
案外伊吹ちゃんが乗り気で良かったわぁ〜^。ああいうタイプとは友好的な関係を保っていきたい今日この頃、元々争う気もなかったし、多少はね?
「やくそくの品」は後できちんと支払ってあげようとも、牛乳瓶のお高いヤツを。
ていうかあの領域いま思うと気持ち悪かったなぁ、明らかに怪しいやつだったから壊したけど。
理由なんて俺ちゃんの直感よ、普通に閉じれれば良かったけど領域の閉じ方なんて知らねェんだよ!!(迫真)反省も後悔もしていない
ていうかあれ本当に俺ちゃんの術式由来の領域展開なの?関連性何もないやんけ。ガチャと鏡って関係ないやろ
…………訳分からんチエクシア。呪術ってクソなのでは?
「まいっか、結果オーライで」
過程なんてどうでもいいんだよ!(迫真)
なんか周りの風景がめっちゃボロボロになってるし、ていうか俺ちゃんが立ってる所クレーターみたいになって岩見えてるし、結構ヤバい事やっちゃった気がするけど俺ちゃんは無実だ。
……社なんて跡形もないんだけど。見晴らしも違うし。もしかして標高数十m単位で消し飛ばしちゃった??
…………よし逃げよう。っとその前に
【………………】
「ぅ、う〜ん……」
当たり前のように俺ちゃんの背後に立ってるこの顔無しの青黒い奴と、何となく誰か分かるこの水着BBちゃんどうスっかなぁ……
BBちゃんは起きそうにないし、もうペルソナ5の事は鮮明に思い出せるし、とりあえず担いで帰るか。
だって明らか主犯格だよねこの娘。
双葉ちゃん推しの俺ちゃんに向かって良い度胸してますよねぇどうりでねェ!!?
「でも人ひとり担いで帰るのはキチィなぁ。」
俺ちゃん領域展開をしたせいで呪力そこそこ持っていかれて滅茶苦茶オツカーレ!!(ライダーベルト)なのよ、結果的に日本刀が二本に増えたし。地味に重いのよ日本刀。
(呪力)持っていかれた………………!!(ハガレン)って感じなのよ。だから、ね?
【……………………】
チラッチラ
【…………………………】
チラァッチラァ
【……。】
わぁ!何も言ってないのにBBちゃんを代わりに担いでくれた!!やっさしぃ〜(棒)
君の事も色々とありそうだし、後で誕生日パーティーでもどう?
【……。】
おけおけ、それ了承って感じで良いのかな?
「じゃあ誰にも見られない内に帰ろー!」
ん?
▽ やせいの ゴリラ が あらわれた !
……いや、ゴリラじゃなくてほぼゴリラの人間じゃん。あの特徴的すぎる上着ってもしかして呪術高専の?いま一番会いたくない人種なんですけどぉ
……あれ?肩に乗ってるの先触れちゃん??
「…………………」
な、なんで構えたまんま黙ってるの……?普通に怖いんだけど……え、これ隙を見ても帰れるやつ?絶対違うよねコレ。
「…………お前。」
アッハイ。
「……どんな女がタイプd──」
「お胸とお尻の大きい女」
食い入る程の即答、俺ちゃんでなきゃ見逃しちゃうね。ハッハーンさては同類だなオメー?
「……………………!!」
なんでまたビックリした顔で黙ってるの、この人…………(困惑)
うわっ、急に泣き出して空を仰いだ。キモい…………
「……どうやら俺たちは…………親友だったようだな………!!」
…………
………………
………………………………
͡° ͜ ʖ ͡° ) ???????????????????
────────────────────────
山頂の方に感じた膨大な呪力の元へと、東堂葵は走り出した。
けれどどういう事か。何も起きないままに領域が小さくなっていくのを感じ、山頂から天へと伸びる大蛇が見えた直後には領域は欠片もなくなっていた。
何が起こったのか理解は出来なかったが、最初の鏡の世界のような領域の後にそれと同等の領域に匹敵する強大な力だけは感じ取れた。
東堂は後者のそれが領域ではないと気付いたが、窓や真衣が感じたら単なる領域同士のぶつかり合いと錯覚したことだろう。現に領域が展開されていたのだから、それが壊れたとなれば領域によって破壊されたのだろうと考えるのが普通でもある。
そうと思わされるには十二分な力だったのだから。
しかしだからといって足の向きを180°変える理由も無く。常人の三倍か四倍の速度で街を駆け抜け山を登りきり、蛇を見てから数十秒で山頂だった場所にたどり着いた。
途中でナメクジに引っ付かれたが、剥がす手間も惜しかったので無視した。
結果として最速登山RTAを完走した東堂であるが、ゴールに辿り着くことはなかった。
何故ならば
自称IQ53万の脳内CPUがフル活動し、確かあの赤い男は「デッドプール」という架空のキャラクターではなかったか?という情報を弾き出す。
同時に東京校の方から流れてきた『仮面の男』の話を思い出し、覆面だが仮面と言えなくもないと考えを巡らせる。
が。それら全てを放り投げて東堂はある一つの問いをデッドプールに向かって投げかける。
その問いは本来。相手の名前を聞いたり、多少なりとも手合わせをしたりしなかったりして聞くようにしていたが、今回の場合に限り東堂はその過程をショートカットした。
必要ないと判断したのだ。
けれどこの後の有り様を考えれば、いっその事聞かない方が良かったのかもしれない。
「……どんな女がタイプd──」
「お胸とお尻の大きい女」
───瞬間。東堂の脳内に溢れ出した"存在しない記憶"
ジャンプの最新刊を共に読む俺と『彼』
高田ちゃんへの気持ちを伝えようと思う、と『彼』に伝えた時の『彼』の引いている顔
慰めるのがメンドくさいと愚痴る『彼』
『彼』の予言通り、失恋する俺
そうして、『彼』の奢りで下町に消えていく俺達……
あぁ、我がマイフレンドよ…………。
「……どうやら俺たちは…………親友だったようだな………!!」
マイフレンドとの友情を言葉に表して再確認した瞬間、肩にへばりついていたナメクジが突然マイフレンドの方に跳んでいった。
かなりナメクジらしからぬ跳躍力だったが、それよりも東堂の目を奪ったのは直後に起こった光景だった。
ナメクジが跳んでくるのに気付いたマイフレンドが、受け止めるために手で器を作る。
そしてナメクジそこに綺麗に収まったかに見えた瞬間。ナメクジが強烈な光を放ち、そのシルエットがぐんぐんと大きくなっていく。
そこに現れたのは、人の形を明らかに超えたナニカ。
人間の何倍もある体躯に、形容のし難い頭部。人間の女性のような身体と触手。まるでホラー映画に出てきそうなグロテスク味のあるその姿。
その存在をマイフレンドは知っているようだった。
「おぉ〜
『エブたそ』
その名前を聞いた時、知った時。
東堂にはまたも、"存在しない記憶"が溢れていた。
ジャンプの最新刊を共に読む俺と『エブたそ』
高田ちゃんへの気持ちを伝えようと思う、と『エブたそ』に伝えた時の「────…………。」という顔
慰めるのが面倒だと言う『エブたそ』
『エブたそ』の予言通り、失恋する俺
そうして、『エブたそ』と共に下町に消えていく俺達……
あぁ、我がマ(ry
その後、東堂が現実世界に帰ってきたのは数時間程経った頃だったという。
その時には既にマイフレンドもエブたそも居なくなっていた。
結局は領域から出る事ができなかった真衣が、「神話だ……神話の再現を俺は見たんだ…………」と
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Ω月┗日
今日は色々ありすぎたから書くのめんどい。
メモるだけにしとく
▽収穫
・不死斬り『拝涙』
・不死斬り『開門』
・領域展開が可能になった(呪力消費四割)
・伊吹童子が仲間になった
※「
・双葉ちゃんだった娘はBBになった
・BBの力が凝縮されて産まれたらしい新しい上位者(←よく分からん)が、俺ちゃんの後ろに現れる青黒いヤツらしい
スタンドかな?
▽それ以外
・あのクソジジイと連絡が取れなくなった。
元双葉ちゃんのBBが持ってる電話も繋がらないし、前にいた場所にもいなかった。
ま、仕事だけの関係だったし。あれが最後だったから別にいいけど
・依頼……あれで成功扱いなんか?
なんも連絡ないけど。まいっか
・BBにめっちゃ文句言われた。
「計画が滅茶苦茶になりました!!」とか
「私が欲しかったのは赤子なんです!それのどこが赤子ですか!!」とか
「姿が変えられない!?」とか
「力ほとんど持っていかれてる?!」とか
「あれ……?私はBB……ですよね?」とか。
最後には伊吹ちゃんに「自業自得じゃろ」って言われてた。草生える
・愛刀がぶっ壊れた
地味にこれが一番悲しい。普通の戦闘にホイホイ不死斬りは使えないし、さっさと新しい得物見つけないとアカン。
・帰りにエブたその手の上に乗った
普通に楽しかった、やっぱり崩玉食ったから出て堪えるようになったのかな?
一般市民ズが気絶したり発狂しまくってるって気づいた時は焦ってエブたそを先触れに戻したけど、セーフだよなあれ?
・変なゴリマッチョ
きもい
▽重要
・あのゴリマッチョの言ってた事を面白がったのか、伊吹ちゃんが俺ちゃんの『姉』を名乗り始めた。ああいう存在特有の気まぐれってやつ?
・BBも双葉ちゃんだった頃と引き続き『妹』を名乗るそうな。周りの人の認知とか、そこら辺はスタンド(仮称)がやってるらしい。
今日一日で姉と妹と自称親友が増えたんだが?
・スタンド(仮称)の能力で俺ちゃんの姿を変えることが出来る。
元々はBBの力だったらしい。
子供にも、老人にも、幼女にも、JKにも、キャラにも。好きなように姿を変えられる。これで毎回身バレ防止のために衣装作る必要が無くなった。
いぇい
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▽翌朝のニュース
『本日0時頃から1時頃にかけて、滋賀県米原市の近辺で
ふわふわ説明〜^
・今回の領域「冥光辿禪雁煌廷」
能力・鏡写しの世界を広範囲に半円球状で展開する。
直後に青ざめた血の空と赤い月が現れるのが特徴
中央の空と水面の空間は、ブラボのロマ戦のエリア。
ロマ戦のエリアと鏡写しの普通のエリアの間には万華鏡のような境があり、外側から内側に入るためには決められたルートを通るのが正攻法であるが、実は馬鹿みたいに直進するのが最短ルート。
「猫の恩返し」のアレみたいな
BB(月の魔物)の思惑通りに行っていれば、赤子を産む為の儀式の基盤になる赤子(種)が生まれていたが、何もかも上手くいかなかったために、主人公に力を奪われた形で上位者が生まれた。
直接的な殺傷能力のある領域ではない。
あくまでも視覚に作用して、見えるものを反転させることで万華鏡の堺から内側に誰も立ち入らせない特性。
※BB(月の魔物)がアレコレやった結果の物なので、主人公の本来の領域展開ではない。
・BB(水着BB第一再臨)
上位者バリバリだった時は第三再臨だったが、これまで記述したとおりポカをやらかしたので、力を奪われて第一再臨まで落ちぶれている。
しかもBBの側面がメッチャ強く出ているため、九割以上BBである。
姿形を自由に変えられる上位者が、姿形に縛られている。
実はめっちゃ滑稽。
・スタンド(仮称)
BBが主人公に力を奪われた結果、力が独立して新たな上位者になった姿。
見た目は完全に進化したシルバーチャリオッツ。
主人公の姿を自由に変えられる。
・伊吹童子
なんやかんやで主人公と一緒にいることにした。
影の中に住んでいる(物語シリーズの忍みたいに)
最近好物にプリンが加わったそうな。
・東堂葵
フレンドが増えた
△あとがき
読んで頂きありがとうございます。
まだアニメの3話あたりなのに滅茶苦茶好き勝手してる気がしないでもないですが、楽しければOKです。(幸せならOK男)
話は変わって。もしも5万UAを突破できたら記念の話とか作ろうかな〜と思ってます。感謝の気持ちを伝えるのにはこれしかない。
日常系か、別世界線系か、それ以外かを考えていますが、これに関して感想で一言書いて頂けたりするとすごく助かります。
「こんな話が見たい」というのも大歓迎です!私がエクソシストしながら咽び泣くくらいに助かります。
実際、記念話ってどんな内容がいいんだ……?ってなってます。助けてください(迫真)
仮に日常系だとしたら、時系列的にこの話から少年院で虎杖一時死亡までですね。釘崎が言っていたところの空白の約3週間のどこか。
(ちなみに小説版の一巻は読んだので、五条先生がメイド喫茶行ったりする話は知ってるゾ)
↑の話に登場させるのもアリな気もしてます。えぇ
そうする事で「この3週間分の話作るの無理じゃね?省略するとしても2週間以上ぶっ飛ばすじゃん」という私の悩みが解決されます。
結果的に私の手抜き(楽)に繋がります。
私はこの二次創作のあらゆる事に関して何も縛らないと決めてるんだ……
長くなりましたが、こんな感じです。
よろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!